不思議なもので、
組織や集団の中に、
必ず存在する人種がいます。
『第六感が鋭い者』
が。
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鈴鈑という組織の中にも
そういった人種に近い方が一人います。
よく、このブログにも登場している、
T次長。
普段は非常に気さくな性格で、
でも慎重派の技術者。
2011年の年明け早々に、
私とT次長とで、
こんな会話が交わされたのを
思い出しました。
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(回想)
2011年1月初旬
T次長
「会社の危険箇所を再度洗い出して、
検討、対策をした方がいいんじゃないかな!」
私
「そうっスね、やっておいて損はない事柄
でしょうね。」
T次長
「なんか、いやーな予感がするんだよねぇ。」
私
「・・・・」
T次長
「今年、なんかありそうなんだよねぇ・・・」
私
「虫の知らせってヤツかもしれないですね。」
T次長
「俺の予感って当たっちまうんだよな~(不安)」
私
「無性にそう思う時って、ヒントを教えてもらってる
のかも知れないですからね。」
T次長
「・・・なんか最後のチャンスだよって、言われてる
ような気がするんだよなぁ。」
私
(ふむ、ふむ)
(回想終了)
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T次長は、根本的に「慎重派」なタイプ
ですので、組織の中では、普段は、
「力ずく」で物事を進めたりはしません。
ですが、今年のこの件に関しては、
半ば「強引に」行動に出ました。
今振り返って想えば、
T次長には、
「カン(第六感)」
が働いていたのかもしれません。
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この度の被災地でも、
事前に「警鐘を鳴らしていた人」が、
存在します。
その警鐘が無視された、
その警鐘が届かなかった、
その警鐘が間に合わなかった、
その警鐘が誤解され軽視された、
その警鐘により救われた、
などなど、
様々な人間模様も報道されています。
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改めて言いますが、
組織や集団には、
必ずと言っていいほど、
「第六感」
を発揮する人が現れます。
それは、
常に同じ人だとも限りません。
ただ、
「誰かが必死になって伝えている姿」
を見かけたら、
耳を傾けてみることに、
悪い結果はないような気がします。
もちろん私の主観です。