台湾有事に日本が巻き込まれることを覚悟すべきとはっきり指摘した麻生太郎氏(その1) | 朱雀ひのでのブログ

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麻生太郎氏、台湾有事には沖縄全土に留まらず、鹿児島も巻き込まれると指摘

 

自民党の麻生派が、研修会を開いたと報じられています

(リンク切れの際は、注目記事2390参照)

 

それによれば、麻生派会長である麻生太郎氏が講演の中で、台湾有事などを念頭に、次の事を指摘したようです。

 

『沖縄の与那国島にしても(鹿児島県の)与論島にしても、台湾でドンパチ始まれば戦闘区域外とは言い切れない。戦争が起きる可能性は十分にある』

 

またロシアによるウクライナ侵攻について、次のようにも触れたようです。

 

『自分の国を守る覚悟がない国民は誰も助けない。われわれはこれを知っておかなければならない』

 

 

自衛隊駐屯賛成派反対派を問わず、有事には沖縄が戦場になるという危機感を持っているからこその反応が、今行動に現れている

 

全く持ってその通りと言わざるを得ません。

そして麻生氏の見方を見てみると、これだけはっきりと現実を突きつけられる政治家が、どれだけいるでしょうかという話です。

 

台湾有事の際に、尖閣諸島や八重山(先島)諸島が巻き込まれるというのは、既によく言われることです。

だから自衛隊の駐屯が進められていますし、それに反対する意見も強くなっているのは、その裏返しですね。

 

その恐れを感じているからこそ、安全保障能力を高める動きを政府が取りますし、逆に『平和主義者』は、それが敵からの攻撃を呼ぶなどと声高に叫ぶようになっていると言えるでしょう。

 

もしその恐れを全く感じないなら、そんな声が上がらないでしょうからね。

現に私の住む地域は太平洋側に面しており、ロシアに近いわけでもないので、どちらの声も大きくは上がっていません。

そういうことでしょう。

 

 

麻生氏は、台湾有事で巻き込まれるのは沖縄だけでなく鹿児島県の島々にまで及ぶと指摘

 

さて麻生氏の発言をもう一度注目していただきたいのが、この部分です。

 

「沖縄の与那国島にしても(鹿児島県の)与論島にしても、台湾でドンパチ始まれば戦闘区域外とは言い切れない。戦争が起きる可能性は十分にある」

 

与論島は奄美群島に属する、鹿児島県の最南端の島です。

そしてこの島と海峡を挟んだ南には、沖縄本島があります。

 

つまり麻生氏は、台湾有事になれば、戦争の火の手は沖縄全土だけでなく、(少なくとも)鹿児島県の各諸島に及ぶと指摘しているのです。

あるいは状況によっては、九州にも影響が及ぶと見ているのでしょう。

だからわざわざ与論島の名を出したと見るべきです。