注目記事1379~横田さんご遺族の悲痛な叫び | 朱雀ひのでのブログ

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野党とマスコミは、悲痛な声を無視し続けてきたことには、頬かむり。

 

「これからも安倍総理とともに解決を図っていきたい」「的を射ていない発言をするのはやめてほしい」横田めぐみさんの弟・拓也さんと哲也さん

 

 

 

 

 北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの父・横田滋さんが5日に亡くなったことを受けた、妻の早紀江さん、息子の拓也さんと哲也さんが9日午後、記者会見を開いた。冒頭の挨拶で拓也さんと哲也さんは北朝鮮を改めて厳しく批判。メディアの報道についても対しても苦言を呈した。

 

  【映像】滋さん死去に総理「本当に申し訳ない」

 

 まず、早紀江さんは「いつも穏やかで、苦しいとか痛いとか、そういうことは絶対言わないで、いつも笑顔でした。だんだん衰弱して、突然5日、息を引き取りました。拉致された人たちのことを思って、二人三脚で一生懸命に頑張ってきましたけれども、やっぱり段々年をとって、私もそうですが、身体に色々と具合の悪いところが出てきました。たくさんの親御さんがいらっしゃらなくなったあり、これからも衰弱していかれるのではないかといつも心配しています。国柄が国柄なので、どうしてもなかなか解決には向かいません。本当に難しい問題だなと思わされております。本当にいつも報道していただいて、めぐみたちを助けるために、本当に献身的に被害者のこと、私たち家族のことを報道し続けて下さった長い年月に、心から感謝いたしております。滋も皆さんと仲良くさせていただいて、いつも穏やかに暮らすことができたこと、たくさんの(拉致議連の)先生方や救う会の指導力も素晴らしかったし、何も思い残すことがないほど、全身全霊打ち込んで頑張ったと思っています。安らかに、すごくいい、本当に静かな顔で天国に引き上げられたこと、私は良かったなと思っております。ご支援を感謝しております」と挨拶。

 

 一方、拓也さんは「父はめぐみの写真を撮ることがとても大好きでしたから、報道で過去の写真を使っていただくこともありました。本当に目の中に入れても痛くないほどかわいがっていた姉にどれだけ会いたかったかと思うと、悔しくて悔しくて仕方がありません。2002年の日朝首脳会談の後に父が泣いていた姿を見て、そして今回、父が他界したことを受け、 私個人は本当に北朝鮮が憎くてなりません。許すことができない。どうして、これほどひどい人権侵害をしつづけることができるのか。不思議でなりません。国際社会がもっと強い制裁を課して、問題解決を図ることに期待したいと思います」とコメント。「そして私たち横田家のそばに長い間いた安倍総理には、本当に無念だとおっしゃっていただいています。私たちはこれからも安倍総理とともに解決を図っていきたいと思っています。国会においては、与党・野党の壁無く、もっと時間を割いて、具体的かつ迅速に解決のために行動して欲しいと思います。マスコミの皆さまにおかれましても、イデオロギーに関係なく、この問題を我が事として取り上げてほしいと思います。自分の子どもならどうしなければいけないか、ということを問い続けてほしいと思っています」と訴えた。

 

 さらに哲也さんも「父が果たせなかった思い、遺志を受け継いで結果を出す、墓前で“帰って来ました”と報告することが残された者の使命だと思っています。2011年に金正日が亡くなって2012年に金正恩がリーダーに就いたわけだが、その時に前の政権の悪行を否定して生まれ変わっていれば、北朝鮮は国際社会に復帰でき、資金や物資がどんどん流入して国民が豊かになり、そして拉致問題も解決すれば被害者家族も幸せになれた。すべてがウィンウィンになれた。にも関わらずそれをしなかった。本当に愚かなリーダーだと思います」とした上で、「一番悪いのは北朝鮮ですが、問題が解決しないことに対して、ジャーナリストやメディアの方の中には、安倍総理は何をやっているんだ、というようなことをおっしゃる方もおられます。ここ2、3日目、北朝鮮問題は一丁目一番地だというのに、何も動いていないじゃないか、というような発言をメディアで目にしましたが、安倍総理、安倍政権が問題なのではなく、40年以上何もしてこなかった政治家や、北朝鮮が拉致なんてするはずないでしょと言ってきたメディアがあったから、安倍総理、安倍政権がここまで苦しんでいるんです。安倍総理、安倍政権は動いてくださっています。やっていない方が政権批判をするのは卑怯です。拉致問題に協力して、様々な覚悟で動いてきた方がおっしゃるならまだわかるが、ちょっと的を射ていない発言をするのはやめてほしいと思います。うちの母も、有本のお父さんも、飯塚代表もかなりのお年で健康も芳しくありません。これ以上同じことが起こらぬうちに、政権におかれては具体的な成果を出して欲しい。国内には敵も味方もありません。日本対北朝鮮、加害者対被害者の構図しかありません。これからも協力をお願いしたいと思います」と話した。(ANNニュース)

 

 

これをマスコミ各社は、きちんと報じていないようですね。

 

 

ちなみに産経新聞は、詳報にては報じています。

 

 

 

横田さんの生前にめぐみさんを日本に取り返せなかったのは確かです。

しかしその責任が、すべて安倍総理にあるかのように批判するのは、おかしな話です。

それをご遺族は、きちんと指摘しています。

 

北朝鮮が日本人の拉致を起こしているはずがないと主張していたのは、旧社会党系の政治家たち、そして多くのマスコミ、ジャーナリストたちです。

 

しかも拉致被害を訴える被害者家族の訴えを無視し、あるいはその情報を北朝鮮の機関(朝鮮総連など)に流して、拉致被害の解決をさらに難しくしていたのは、北朝鮮とつながりの深い、野党の政治家たちでした。

 

そして未だに北朝鮮を擁護し、拉致被害者家族たちの言動を批判する政治家までいます。

 

有田芳生・ツイート

(2020.6.9 22:58)

 

横田滋さんが「絶対に言ってはいけない」と基本にしていたことを息子さんが破りました。被害者家族の政治的発言は北朝鮮を挑発するだけです。これで日朝交渉は重ねて動きません。残念です。

 

 

生前の横田氏が本当に『絶対に言ってはいけない』と言っていたのでしょうか?

根拠も示さず、怪しいものです。

 

そしてこの人は、日本で一個人が政治的発言をする事を、認めないのですね。

それは言論の自由の否定であり、この日本の体制で、政治家が言っていいことではありません。

この発言だけで、この人が『日本の政治家』として、ふさわしくない事が良く分かります。

 

ましてこの人は野党の一政治家にすぎません。

 

それが『北朝鮮を挑発するだけ』とか、『これで日朝交渉は重ねて動きません』とか、完全に北朝鮮の代弁者ではありませんか。

 

確かに北朝鮮は、挑発だとか言って、日朝交渉を行わない口実にするでしょう。

しかしそれは、先日韓国に対して行った、南北通信手段の遮断と同じ論理です。

 

始めから北朝鮮は、日本と交渉などしたくない。

今の状況であるとすれば、日本が北朝鮮の言う事を、唯々諾々と従うときだけでしょう。

 

韓国のように、下手に出るしか交渉できないなら、(北にとって)有効な方法でしょう。

それがダメなことは、もう分かりきっているから、安倍総理は『対話と圧力』方針を打ち出し、今は圧力をかけて交渉の場に引きずり出すしかないとやっている最中です。

対話で済むなら、とっくの昔に状況は動いています。

 

与党などの政治家、多くのマスコミがどう言おうとも、この構図は変わりません。

それを否定するものは、北朝鮮の手先と見なしていいくらいです。

 

日本国内に密入国した者が、日本国内にいる者を、本人の意思によらず、日本国外に連れ出した。

 

これはどこの国であっても、重大な犯罪行為です。

 

密入国。

拉致。

 

もしこれがアメリカ人だったなら、とっくの昔に軍隊を派遣されて、戦争をしてでも自国民を取り返す作戦を起こしていたことでしょう。

北がそうされても、無論、国際法的に合法です。

自国民の命を守る事が国家の義務ですし、それが不当に外国(あるいは国外のテロリストなど)によって奪われる、または危険にさらされるなら、力づくでも取り戻すのが、国家に課された責任です。

 

むしろそうしていない、日本の方がおかしいのです。

能力がないならともかく、日本がその気になれば、いくらでも北朝鮮に自衛隊などを送り込んで、奪還作戦を行うことが出来たはずですから。

無論、日本国憲法の制約で出来なかったことは承知で言っていますが、自国民が拉致されたというのなら、それは自衛の範囲の話で、結果的に戦争になったとしても、それを『憲法違反』という方がおかしいのです。

 

拉致などで危害を加えられている時に、憲法上、自国民を守れないというのであれば、それはもはや欠陥憲法であり、その条文は無効として扱うべきほどです。

 

今こそ安倍政権は、いや、心ある全国会議員は、こぞって日本国憲法の抱える欠陥を改めるべきでしょう。

そして二度と拉致被害者を産む状況を作らないこと。

それが拉致被害者家族の願いでしょうし、一日も早い被害者奪還に道筋をつけることになるでしょう。