ポーセラーツ・ヨーロピアンチャイナペイント  アトリエ シュガーミル自由が丘

ポーセラーツ・ヨーロピアンチャイナペイント  アトリエ シュガーミル自由が丘

自由が丘と船橋でポーセリンアート講師として働いています。作品やお教室のこと、スペイン、フランス、イギリス、カナダの4カ国に渡る海外生活などをつづっていきます。

投稿が少し間が空いてしまいましたが...

 

上絵付けと下絵付けの違いやイングレーズについて

何となくお分かりいただけたでしょうか?

 

そして!

私のお教室でレッスンをしているのは、

上絵付けです。

 

↓これも上絵付け

白磁としてすでに製品になっているものに絵付けをするので

器の選択肢が大変広いです。

 

器は絵付け用として販売されているものもありますが

大抵の磁器ならば市販のものがお使いいただけます。

 

また、染付(下絵付け)ではありませんが、

イングレーズで染付風の作品を作ることもできます。

 

ですので、絵付け教室としては下絵付けより上絵付のお教室が断然多いと思います。

 

と。。。。

ここまでが、今までのまとめです(^▽^)

 

 

またここで一つややこしいのが

絵付けには、上か下かということ以外に

描く絵のタイプによって

ヨーロピアンとアメリカンという区別があります。

 

????

 

はぁ??

ですよね(;^_^A

 

次は、ヨーロピアンとアメリカンの違いについて。。

 

 

上絵付と下絵付けの区別はつくようになりましたか?

 

追加で 【中】を説明します。

 

中絵付けという言葉は存在せず、

イングレーズと言います。

イングレ!なんて、訳したりもします。

 

グレーズ=釉薬 の中という意味です。

 

この言葉の表現方法だと上絵付は

オングレーズ

下絵付けは

アンダーグレーズということになります。

 

以前、ご説明したように下絵付けは、素焼きの器に絵付けをしてから釉薬をかける方法で、これは私の教室ではやっていません。

 

でも、下絵付けのように見える上絵付がイングレーズです。イングレーズは、上絵付を通常よりも高い温度で焼成して、絵の具の釉薬へのもぐり込みを深くするものです。

 

 

インスタに載せた動画です。

 

ガラス質の中に絵具が入り込むので艶よく、表面も滑らかになります。ただ、通常の上絵付より、400℃程度高温で焼くので、専用の焼成窯や絵の具が必要になり、一部の教室でしかやっていないと思います。

 

↑イングレーズの色見本作品

 

あくまでも上絵付なので下絵付けのような、にじみや柔らかさは表現できませんが、染付のような作品を作ってみたいかたのために、アトリエシュガーミルではイングレーズの指導もしています。

 

となると、上絵付というのは、釉薬をかけて焼成した上に絵付けをしたものということになります。

 

絵付け後の焼成があるので、焼成回数は増えますが、市販の食器を使って、楽しめるのがよいところです。

 

代表的な絵付けとしては、マイセンなどヨーロッパの色絵

(私の作品です(;^_^A)

 

有田焼などの和の絵付け

 

 

転写紙を使ったポーセラーツも上絵付の仲間です。