ポーセラーツ・ヨーロピアンチャイナペイント  アトリエ シュガーミル自由が丘 -2ページ目

ポーセラーツ・ヨーロピアンチャイナペイント  アトリエ シュガーミル自由が丘

自由が丘と船橋でポーセリンアート講師として働いています。作品やお教室のこと、スペイン、フランス、イギリス、カナダの4カ国に渡る海外生活などをつづっていきます。

 

 

絵付けには、上絵付と下絵付けがあります。

 

絵付けのあるやきものを作る場合

 

どの段階で絵付けをするかという違いです。

 

素焼きの後、絵付けをしてから施釉して本焼きするのが下絵付け

本焼きの後、絵付けをしてもう一度焼くのが上絵付です。

 

つまり、釉薬の上に描くか、下に描くかということです。

 

下絵付けは、素焼きの器に絵付けをするので

絵具が生地に染みて柔らかい感じの絵付けになります。

 

マイセンのブルーオニオン

ロイヤルコペンハーゲン

日本の染付や中国の青花などがその代表です。

 

ブルー&ホワイトのものが多いですが、他の色もあります。

 

絵具は、上絵付とは別のものです。

 

本焼きの高温に耐えられるものを使用します。

 

 

 

 

磁器=チャイナ

 

だということがお分かりいただけると

 

その磁器に絵付けをすることが

 

チャイナペインティングだと理解していただけるでしょう。

 

 

 

ポーセリンペインティングといういいかたや

 

日本だとチャイナペイントと呼ぶかたもいらっしゃいますが

 

英国では、

 

チャイナペインティング

 

が、一般的でした。

 

私の英国の絵付け資格証にも

CHINA PPAINTING  という文字があります(^▽^)

image東西の交流のなかで、ヨーロッパでは、はるか当方より運ばれてくる美しい磁器に魅せられた王侯貴族たちが、競って磁器を集めていました。

 

白い黄金と呼ばれる白器は、当時のヨーロッパでは作れないものでした。

 

中国で白磁が製造されるようになったのは、なんと1世紀頃

秀吉の朝鮮出兵のお陰で日本で製造開始されたは17世紀初め

ヨーロッパでは18世紀まで製造ができませんでした。

 

そんな中で、中国の磁器(明の時代からは、日本のものも入ってきました)から派生して、チャイナ=磁器の総称となったのです。