上絵付と下絵付けの区別はつくようになりましたか?
追加で 【中】を説明します。
中絵付けという言葉は存在せず、
イングレーズと言います。
イングレ!なんて、訳したりもします。
グレーズ=釉薬 の中という意味です。
この言葉の表現方法だと上絵付は
オングレーズ
下絵付けは
アンダーグレーズということになります。
以前、ご説明したように下絵付けは、素焼きの器に絵付けをしてから釉薬をかける方法で、これは私の教室ではやっていません。
でも、下絵付けのように見える上絵付がイングレーズです。イングレーズは、上絵付を通常よりも高い温度で焼成して、絵の具の釉薬へのもぐり込みを深くするものです。
インスタに載せた動画です。
ガラス質の中に絵具が入り込むので艶よく、表面も滑らかになります。ただ、通常の上絵付より、400℃程度高温で焼くので、専用の焼成窯や絵の具が必要になり、一部の教室でしかやっていないと思います。
↑イングレーズの色見本作品
あくまでも上絵付なので下絵付けのような、にじみや柔らかさは表現できませんが、染付のような作品を作ってみたいかたのために、アトリエシュガーミルではイングレーズの指導もしています。