でもって、中ね。 | ポーセラーツ・ヨーロピアンチャイナペイント  アトリエ シュガーミル自由が丘

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自由が丘と船橋でポーセリンアート講師として働いています。作品やお教室のこと、スペイン、フランス、イギリス、カナダの4カ国に渡る海外生活などをつづっていきます。

上絵付と下絵付けの区別はつくようになりましたか?

 

追加で 【中】を説明します。

 

中絵付けという言葉は存在せず、

イングレーズと言います。

イングレ!なんて、訳したりもします。

 

グレーズ=釉薬 の中という意味です。

 

この言葉の表現方法だと上絵付は

オングレーズ

下絵付けは

アンダーグレーズということになります。

 

以前、ご説明したように下絵付けは、素焼きの器に絵付けをしてから釉薬をかける方法で、これは私の教室ではやっていません。

 

でも、下絵付けのように見える上絵付がイングレーズです。イングレーズは、上絵付を通常よりも高い温度で焼成して、絵の具の釉薬へのもぐり込みを深くするものです。

 

 

インスタに載せた動画です。

 

ガラス質の中に絵具が入り込むので艶よく、表面も滑らかになります。ただ、通常の上絵付より、400℃程度高温で焼くので、専用の焼成窯や絵の具が必要になり、一部の教室でしかやっていないと思います。

 

↑イングレーズの色見本作品

 

あくまでも上絵付なので下絵付けのような、にじみや柔らかさは表現できませんが、染付のような作品を作ってみたいかたのために、アトリエシュガーミルではイングレーズの指導もしています。