Surf’s-Up -47ページ目

Surf’s-Up

音楽の話を中心に。時にノスタルジックに

未だ「自転車通勤」デビュー果たせず・・・


だって、朝すごく寒いんだもの。さっきも雪散らついていたし。



とりあえず、水たまりが凍っているうちは無理かなぁ。



しかし、近年自分のライフスタイルがガンガン変わってきている。


今年なんて、車でどっか行こうと思わないもの。



自転車でサイクリングしたい、とか。


ちょっとした登山をしたい、とか(サイクリングロードを利用して)。



あと、これはプチ変化ですが


ランニング中にあまり音楽を聴かなくなってきました。


どうも走りに集中すると、何を聞いていたか覚えていないことがあります。


それは音楽に失礼なので、真剣に走るときは聴かないようにしています。



あとは、何が変わっていくのかな。


食生活? お酒?


それはないなぁ。





変わり続けてきた人と言えば、この人ですね。
最近何しているんでしょうか?









ずっと迷ってきたけど、ついに自転車を購入することに決めた。


昨年まで12年乗ってきたMTB(たぶんモドキだと思う)を、車庫のスペースも考え処分したんだけど




やっぱり自転車がないのは寂しい。なんでしょう、人生のマストアイテムのような気がするんですよね。


しょっちゅう乗るものではないけどね。



しかし、自分以外の家族は皆自転車を持っており、娘が「新車」を購入したことに


妙な刺激を受けてしまい、いてもたってもいられなくなった。




実は密かに自転車通勤をしたいと思っていた。


ただ、職場まで15キロ。自分にとっては結構な距離。


でもツーキニストには普通なんだよね、きっと。




できるだけ速く走りたいと思い、最初はロードバイクが欲しかったんだけど、


衝撃の強さと、同じ値段だったらクロスバイクの方がいいのでは、という


自転車屋さんの話でクロスバイクを買うことに決定。



自分が行った自転車屋さんではTREKとSPECIALIZEDという2つのメーカーを取り扱っていて


自分はど素人なのでどちらのメーカーも知らなかったんだけど、


その中の7.5FXというのとシラス・エリートという2つの車種で大いに迷いました。


乗り心地は明らかに7.5FX。でもカラーはシラス。あとスペシャライズドって名前良くないですか?


スピリチュアライズドみたいで。宇宙遊泳!!




割と見た目重視の自分なのですが、自転車本来の目的を冷静に考え、今回はTREKに。


TREKってシェア全米1位のメーカーなんですね。それさえも知らない。




早速職場の近くまで行ってみました。


10キロちょっとを40分かからずに走破。




行きの私の脳内BGM



「ぜんぜんいけるじゃん!!」と思ったけど甘かった。


すんごい追い風だったのだ。




よって、帰りはすんごい向かい風。


全然進みまへん。




誰もいないサイクリングロード、群がる鷲や烏・・・


心細し。


帰りの脳内BGM



芥川龍之介の「トロッコ」の境地でした。



Surf’s-Up













これが私の相棒です。黒。渋いでしょ。


でも、どんな格好で通勤したら良いんでしょうかね。普通の格好で問題ないんでしょうか?

Surf’s-Up
 PJ Harvey約3年ぶりの新作。自分自身は初期の作品は聴いていたが、久しく彼女の作品を聴いていなかった。なので、非常に新鮮な気持ちでこの作品を聴くことができた。

 自分のイメージの中で,彼女はややエキセントリックな印象がある。初期のラフなグランジサウンドと、衝動を抑えられないといった風に叫ぶようなヴォーカルは、彼女がぎりぎりの立ち位置で、それでも表現せずにいられなかったんだという高潔さを感じさせるものだった。


 と、同時に当時の自分にとって、あまりに露骨だと思われた性描写に妙な痛々しさを覚えたのも事実である。故に僕は彼女の熱心なリスナーではないことを断っておく。


 今作の制作に当たって、ジョン・パリッシュ、ミック・ハーヴェイらが参加。ミックスはフラッドが務めている。タイトルからもわかるようにアルバムのコンセプトは「英国」。自身が育った場所、大国として歩んできた歴史、また犯してきた過ち、そして世界から観たこの国、あらゆる視点から英国を見つめ表現している。


 サウンドは華美さを廃した、相変わらずストイックなもの。しかし、微妙な感情の揺れ動きが、繊細なタッチで描かれている。かつてのギターロック然としたものから、アコースティックなもの、マリンバなどクラシカルな要素を含んだものまでバラエティーに富んでいるが、その中でも一際光を放っているのは彼女のヴォーカル。はかなく美しく、そして力強くと表情豊かなヴォーカリゼーションを披露している。On Battleship HillやHanging In The Wireで見せる天衣無縫な歌は、アルバムの大きな聴き所だろう。


 乾いたギターと重厚なベースサウンドによって歌われるThe Glorious Landでは「私たちの輝ける母国はどうやって耕されているの?/鉄の鋤によってでなく/私たちの土地は戦車と行軍によって耕されているのよ」とストレートな批判を展開。そしてこう歌う。「私たちの土地が生み出す、輝ける果実とは何?/その果実とは、親のない子ども達ね」。もともと鋭敏な感覚で感じたものを表現できるアーティストであるが、ここではさらにわかりやすくストレートになった印象を受ける。


 どの曲も強烈なメッセージと美しいメロディー、そして今ここで歌わなければならないという必然性に満ちている、すごいアルバムだと思う。すごすぎて言葉を失いそうになるけど、実に雄弁に語りかけてくるアルバムである。メッセージアルバムが嫌いな人もいると思うけど、時代の音であることは間違いないです。


 ★★★★★(17.04/11)
























すっかり週休2日制が染みついた自分にとっては


土曜日出勤はつらい。


午前中しか働いてないのに、疲れました。


ゆっくり映画でも観たい。


これが気になります。



ま、北海道には来ないでしょうが。

ランニングしながら感じる夜風は心地よい。


ビールはうまい。


アコースティックな音楽は優しい。




しかし、


「20年住めない」というニュース。


やるせない怒り。


「ずっとウソだった」って、


うすうす気づいてはいたが。




こともなげに「20年」。


「想定外」という恐ろしく都合のいい言い訳の元に


奪われたふるさと。




放射能はいつか消えても


この蛮行は日本からも世界からも


一生消えない傷を残すだろう。



つくづくやるせない。








洋邦問わず気になるバンドを紹介します。


最近、割とインストものが聴きたくなります。


その中でも、かなり今更感がありますが


SAKEROCK


特に気に入っているのがこのPV



ロックバンドっぽいのかと思いきや、トロンボーンとコーラスが良い具合に緩くて、なんかクセになります。


実は星野源のソロはよく聴いていて(これがすばらしすぎる)、それからSAKEROCKを聴くようになりました。


でも、今頃はまる人もそうはいないでしょうね。



たぶん新人だと思うけど


The Crookes


どうやら日本盤がリリースされているらしいことを最近知りました。



こういうバンドは確かに出尽くされた感はあるけど


UK好きにすると、やっぱりたまらんのです。


これはもうUKロックのアイデンティティの一つだと言って良いでしょう。


または国民的こだわり。


Frankie&The Heartstringsもそうだけど、ソングライティングやギターのカッティングだけで勝負するっていうバンド、なんか好きです。

Surf’s-Up
 R.E.M.通算15作目となる新作。ロックンロールの殿堂入りを果たし、今や「かつてロック界の歴史を鮮やかに彩ったバンド」的な扱いも見て取れるが、自分にとっては「最高のロックバンドは?」と問われると必ず頭に浮かぶバンドであり、中学生の頃からアラフォーにさしかかった今まで、自分のロック観に多大なる影響を及ぼした存在である。


 1996年に発表された傑作「New Adventures In Hi-Fi 」以降の3作は、どことなくサウンドをまとめ切れていない、初期にあった鋭いエッジが感じられないことが物足りなく映っていたが、前作「Accessalate」で初期のような勢いのあるロックンロールを奪還。今作でもその勢いは止まることなく流れている。


 プロデューサーは前作に引き続きジャックナイフ・リー。パティ・スミス、エディ・ヴェダー、ピーチズら多彩なゲストを迎えて制作された新作。オープニングを飾るDiscovererは、イントロのギターが進軍ラッパのように力強く鳴り響く、開放的なナンバー。All The Best,Mine Smell Like Honey、Alligator_Aviator_Autopilot_Antimatterといった前作の流れをくんだややハードにドライブするロックチューンは健在。乾いたアコギの音と切なげなマイケルの歌声が絶妙なマッチングを見せるÜBerlin、マンドリンをフィーチャーしたOh My Heart、It Happened Todayといった曲もある。勢いだけで押すのではなく、「Out Of Time」「Automatic For The People」期で見られた叙情的なエッセンスも加えた、集大成的な印象もある。


 聴き所を抽出するのは難しい。Discovererに始まり、Blueで終わるというアルバムの曲順も変えようがないくらいはまっている。BlueのエンディングがDiscovererのイントロにつながっていくことで、未来への明るい予見を感じさせる、彼らが描いた「希望」のアルバムだ。そして、聴けば聴くほどマイケルの歌声とメロディーが染みこんでいく。使えば使うほどいい革艶になっていくような、ヴィンテージなテイストを持ったアルバム。


 歌詞は相変わらずどこかよじれた世界観を描いている。しかしポジティヴなヴァイヴ、じんわりと伝わってくるような暖かさもある。応援歌というわけではなく、本当に追いつめられた人たち、これ以上ないくらい絶望している人たちに共鳴する言葉と音がここにはある。そして、このロックが届くべき場所は世界の至る所にあると思うのだ。


 これは喩え話ではなく


 本当に悲惨な


 悲惨なこと



 もちろん僕は詩を書くよ


 今日をすべて終えたら


 翼を授かったから



 それは今日起きたんだ フレーフレー


 起きたんだ フレーフレー


            - It Happened Today -


(09/04/11)






Surf’s-Up
 期待よりは不安の方が大きかったBeady Eye。いい作品を作り出してはいたものの、かつて「B面にも名曲揃い」であった神がかったソングライティングはやや翳りが見られていた後期オアシス。それでも、ノエル・ギャラガーという巨大な才能があったおかげで、モダン・ロックンロールのど真ん中を走り続けることができた。


 そのノエルが脱退した状況を肯定的に見た人は、当時どれくらいいたのだろう?僕は少しも肯定的な見方をすることができなかった。残りの4人でバンドを続けると聞いたときも「あぁ、よかった」とは思えなかった。「懐メロバンドだけにはならないでほしい」と思うだけだった。


 バンドメンバーの一人、アンディ・ベルはかつてライドとハリケーン#1というバンドでギター兼ソングライターを務めていた。ライドの初期シングルや1stアルバムはシューゲイザーの歴史に残る傑作だと思っているが、アンディはどちらか言うと後期ライドの音作りのキーパーソンで、ラストアルバム「タランチュラ」ではほとんどの曲を書いている。しかし、轟音と甘美なメロディーの融合が特徴だった初期とはあまりに違うアーシーでダイナミックなロックへの転向をはかったことが原因なのか、ライドは解散してしまう。次にアンディが結成したハリケーン#1はまさに「タランチュラ」のサウンドを引き継ぎ、ヴォーカルのアレックス・ロウのこぶしの効き具合もあって、男臭いロックを奏でるバンドであった。しかし、ハリケーン#1も短い期間で活動を終え、アンディはUKのモッドを代表するロックバンドの、一べーシストとなった。


 僕はファンの中で評判の悪い後期ライドサウンドが結構好きである(初期にはかないませんが)。ハリケーン#1も。ここでのアンディーは本当にいい曲を書いていた。オアシスに加入したときに、またいい曲を書くんじゃないかと密かに期待をしていた。しかし、オアシス在籍時のアンディの曲は正直どれもパッとしなかった。


 少々前置きが長くなったが、Beady Eyeにはソングライターが3人いる。アンディ、そして元ヘヴィー・ステレオのゲム、そしてリアム。Beady Eyeの生命線はずばり「ソングライティング」。今更リアムのヴォーカルやサウンド面での進化は求めていない。曲の質の善し悪しのみがポイント。3人がノエルに比肩するくらいの力を発揮できるかどうか。


 アンディはオープニングのガレージサイケなイントロかかっこいいFour Letter Word、泣きのノスタルジアKill For A Dream、ブルースバンドでジョン・レノンが歌っているようなThree Ring Circus、そして今後ライブのハイライトになるであろうロックンロールへの決意表明、The Beat Goes Onの4曲を書いている。久しぶりにかつてのアンディを思わせるような、フックを持ったメロディーを書いている。特にThe beat Goes Onはアルバム中で1,2を争うほどの王道的なメロディーである。


 で、よく考えると、実は後期オアシスは避けてきたのかできなかったのか、こういう曲が欠けていた。1度聴いただけで耳に残るメロディー、誰もが口ずさめる「Don't Look Back In Anger」のような曲。


 ソングライターの一人、ゲムはアルバム最多の6曲を書いている。Millionaireはドライブ感のあるラーガ・ロック。親しみやすいメロディーと、後期オアシスにはなかった軽快なグルーヴがここにはある。これまた代表曲になるだろうThe Rollerはいかにもジョン・レノンだが、リアムだからこそこういうポップなメロディーがかっこいいロックに聞こえる。For Anyoneはリアムの曲だと思っていたが、これもゲムの手によるもの。アコギを軽やかにならしながら優しげに歌う、美しいナンバーだ。Standing On The Edge Of The Noiseは問答無用のロックンロール・ナンバー。あまりのストレートさに逆にバットが出ないような感じ。アルバムラストのシンプルなスローナンバーThe Morning Sonは、どうにもThe La'sのLooking Glassを想起させる(プロデューサーも同じだし)。


 というわけで、ゲムのソングライティングもオアシス時とは比べものにならないくらい冴えを見せている。リアムの曲はここでは正直影が薄いが、その分ヴォーカリストとしては十分に力を発揮している。後期オアシスよりも朗々としているというか、非常にポジティヴな響きを持っている。


 「ノエル抜きのオアシス」かどうか?という議論はかなりし尽くされているが、僕としてはある意味正論だと思う。オアシスと比べて、大きくモデルチェンジをしたわけではない。当然ファンもそれを望んではいないが、正直驚くほど変わっていない。しかし、バンドとしての一体感、風通しの良さ、勢い、迷いのなさなどといったポジティブな要素が格段い増えたように思う。ノエルが、新たなオアシスサウンドを構築しようと躍起になっていた分、従来のオアシス・クラシックなサウンドはどんどん追いやられていったわけだが、今回4人でそれを引っ張り出し、再び鳴らすことに成功している。


 ファーストということも手伝って、久しぶりにきらめき感のあるロックンロール・アルバムを聴かせてくれたことは素直にうれしい。今後は今の「いい線行ってる」というラインをどうブレイクスルーするかというところにかかっているだろう。The Roller,Millionaire,The beat Goes Onレベルの曲がポンポン出てくるようになれば、それはもう勝利宣言だ!


 最後に。東北関東を襲った大震災に対し、いち早くコメントを出し、英国でベネフィット・コンサートを開くなど、支援へ熱心に動いてくれたリアム始めバンドのメンバーに感謝します。あなたのような人が心を動かしてくれたという事実が、今とても響きます。


 ★★★★☆(06/04/11)







Surf’s-Up ティーンエイジ・ファンクラブのノーマンとゴーキーズ・ザイゴティック・マンキのエイロスが結成した新バンドJonnyの初アルバム。共にグラスゴーの音楽シーンの中ではビッグ・ネームであり、希代のメロディーメイカーでもある2人。以前から一緒にツアーを回ったり、アルバムに参加したりと親交を深めてきたようだが、2006年頃から、録音やライブで活動し、いよいよ今回ファーストアルバムをリリースするに至った。


 オープニングのWich Is Wichは2分弱のタイトなロックンロール。TFCでもゴーキーズでも見られないほどのシンプルなナンバーだ。なるほど、自分たちのバンドではやりづらい部分を互いに補完するような形で進んでいくのかと思ったら、2曲目Candyflossで疑問符が付いた。これはまさにTFCの新曲だと言われてもわからないような風通しのよい、さわやかなギターロック。


 このように、アルバムの方向性やコンセプトは特にないようで、気の合うもの同士、リラックスしながらやりたいものをやっていった結果完成した作品のようである。 


 もろビートルズなWaiting Around For You、エイロス作の軽快なロックチューンGoldmineなど、ある程度ざっくりしたテイストを残し、遊び心が効いていながらも、1曲1曲の完成度は高い。I'll Make Her My Best Friendではカントリー・フォーク、Cave Danceでは明らかにゴーキーズのテイストだと思われるソフトサイケも披露している。ただ、様々なテイストを試しつつも、最終的にはちゃんとメロディーやハーモニーを生かしたギター・ポップへと帰結させている。エイロスが在籍していたゴーキーズはエキセントリックなポップセンスが魅力であったが、ここでは割と抑えめ。なので非常に聞きやすいし、アルバムのまとまりも感じられる。


 個人的にはYou Was Me,Circling The SunのようなTFC直系のオーセンティックなギターポップが、すごく心にしみる。今後続いていくのかどうかわからないが、是非とも続けてほしいと思う。


 作品のレビューとは直接関係ないかもしれないが、こんなに素敵で柔らかなギターポップが、今なかなか音楽を楽しめる環境にない人たちにこそ届いてほしいとも思う。


 ★★★★(05/04/11)












もちろんこういうことが起きたことは実に痛ましいことだし、

間違っても「天罰」なんかではない。


被害に遭われた方々、それを見て心を痛めている方々

復興に向けて日々がんばっている方々・・・


自分自身も心を痛めることが多かったが

少しずつ復興が進むにつれて、

1日も早く、すべての被災者が平穏な日々を取り戻すことができるためには

心を痛めているだけではいけないような気がしてきた。


http://www.1101.com/20110311/


くるりHPの「岸田日記」で、このブログを知ったんだけど

こういうクレバーな動きがどんどん広がっていくことも大事だって思う。


お金もあんまり無いし、役に立つような物資もあんまり持ってないけど

「たいしたことないもの」であることを受け入れ、正しい判断ができるように。