控えめな奴らに出番が回って来た | 心理カウンセラーの魔法の子育て

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心理カウンセラーから見た子育てのポイントと、ただの日記。NLPやコーチング、潜在意識など、最新の心理学理論を子育てに活用しましょう。

 

家で仕事をしていると「ととー!」と娘の僕を呼ぶ声がします。

そしてドアがガチャって開いて顔を覗かせ、


「とと。ギターある? あの、こういう形のやつ」と手でひょうたん型を作ります。


「ああ、アコギな。」


「うんそれ! のんな、この期間にギターを習得してみようと思ってん!」


なるほど、良いですね。この自粛期間というのは、私達の創造性をいろんな方向に刺激しているようですね。

で、言いました。


「あぁ。あのギターな。あれな…。

 

 



メルカリで売ったんや…。

 

って(笑)



「ええーー! なんでよ!!やってみたかったのにー!」


「だって使わなくなったんやもん…。
でもオフィスの押し入れに一本残ってるから、持って帰ってこよか?」


「うん。やったー。持って帰ってきて。」


値段が大して付かないであろうアコースティックギターが1本オフィスの押し入れに残っているのでした。

それも元々はヤフオクで4千円くらいで買ったもの。

そういえばそれを買った時の記事が残っていました。
https://ameblo.jp/surface2119/entry-11947010871.html


当時8才だった娘に歌を歌わそうと買ったギター。そして『ベラメス』という謎のユニット名が決まって、その後すぐ自然消滅していたのでした(笑)

そんな娘も今は高1。

自分でギターに興味を持つようになったのですね。

もうそういう年頃ということです。ほんと子育てなんてあっという間ですね。


ギターをオフィスから持ち帰って娘に渡してやると、数日後にはポロンポロンとたどたどしくコードを弾きながら歌っていました。

キーは外れっぱなしの一本調子だけど、自分の頭の中ではとても気持ち良いことになっているのは伝わって来ます(笑)

良いですね。こういうの。


「あー。暇だー。何しよー?」となってようやく、僕らの中で遠慮がちに控えていた『創造性』が顔を覗かせます。

これまでは日常のタスクに押されてひっこんでいたけれど、暇が過ぎると出番が回ってきます。

試しにギターやってみよかな、とか。

ケーキ作ってみよう、とか。

Youtube動画を作ってみようかな、とか。

 

Zoomで昔の友だちとつながってみよう、とか。

 

ほんと節操ないくらいに自由に、いろんな方向に創造性が向かっていきます。


こういうの良いですね。


「暇だー。何しよー?」の先に生じてくるもの。

繊細な創造性の芽を摘まないで許しておけるくらいの優しい時間感覚。

これって結構大きく僕らの幸福感に関わっていますよね。


忙しくしているとどうしても内面は「そんなことやって何の意味があるの?」という乱暴な問いをぶつけてきます。

でもそんな問いの前では決して生き残らないもの。

 

優しい空気感の中でだけ育まれるものも確かにあって。

実はそちらの方が僕らの幸福感や充足感にとっては重要だったりするのかもしれません。

 


コロナの自粛期間は僕らにそんなことを教えてくれた気がします。

 

目的や生産性や効率を目指す生き方が、実は僕らの幸福感を著しく奪っていたのだと。

 

僕らはそれを体験を通じて学びました。

 

本日、東京の緊急事態宣言も解除され、いよいよ長く続いた自粛期間が終わりを迎えるわけですが、

 

嬉しいような淋しいような。

 

でも、この特別な時間の中で得た感覚は大切に、コロナ以前に想定していたのとは違う時間軸を生きていきたいものですね。

 

そうして行きましょう。

 

 

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