さて、2019年1月に保険会社から説明のあったように、不妊治療も保険適用内になったはずでした。

 

しかし、クロミッド、HCG注射を薬局で処方してもらうとき、薬剤師から

 

「あなたの保険では補償の対象外ですね」

 

と言われました。


…Why?

 

仕方なくその場では会計を済ませ、帰宅後急いで保険会社に連絡しました。

 

 

保険会社に連絡して分かったこと

 

●保険内容は見直されたが、大規模な保険の改定だったため、内部での更新作業が追いついていない

 

●そのため、私の保険のステータスが変更されておらず、病院から見ると不妊治療は保険未適用に見える

 

●保険会社内の更新作業が終わるまでは、病院から届く請求書も一旦は全額自己負担扱いとして金額が記載される

 

●更新作業終了後、請求内容の再処理をするので、それまでは支払いをしなくてよい(もし支払い要求が来たら保険会社に連絡すること)

 

●薬に関しては自腹で支払い、Webからクレーム(保険金支払い請求)を出し、後で返金手続きをする

 


うーむ。


アメリカの保険事情は本当に複雑です。間違いも多いような感じ。自分できちんと確認しておかしいと思ったら都度確認しないと、大きな損失をしてしまいそう…

 

とにかく、保険会社側の更新作業が終わるまではこの状態が続くそうです。

2019年2月末

 

生理初日にWebサイトにて生理が来たこと伝えたら、生理3日目の来院を指定されたので予約して行ってきました。

 

この日は超音波検査と薬の説明です。

 

診察室(個室です)に行って、下半身の服はすべて取っ払い、用意してあった白い大きな布を腰に巻きつけてスタンバイ。

 

日本のような内診台とドクターの間に仕切りはありません。

 

ついでに、夫も同じ部屋、足側で同席しています。これは恥ずかしい…。

 

下着を脱ぐときは、夫に後ろを向いてもらいました。

 


さて、超音波で見た子宮の状態は問題ないとのことで、さっそくその日から5日間、1錠ずつクロミッドを服用するよう指示を受けました。

 

薬はクロミッドの他にHCG注射を処方され、HCG注射は先生の指示に従って人工授精をする前日に自分で打つしかないようです。

 

看護師から注射の打ち方を指導されました。

 

体外受精にステップアップするまでは自己注射は無いと思っていたので、いきなりのハードルです。

 

ところで、初診以外は日本語通訳が無く、ドクターはなるべく簡単な単語&ジェスチャーで伝えてくれているのですが、理解するのも一苦労。何度も繰り返し説明してもらいました。

 

日本で行った人工授精は完全自然排卵でしたが、米国では最初から排卵誘発有りの人工授精。少しは妊娠する確率が上がるのかな、と期待は高まっていました。

2019年2月、米国で初めて不妊治療院を訪れました。


夫婦ともに英語に不自由なため、病院側が用意してくださった電話翻訳を利用して問診を進めます。

 

問診では、日本での治療経歴、検査結果を翻訳して、ドクターにお渡ししました。

 

ドクター 「これまでの治療履歴をまとめてくれてありがとう。さっそく次の周期から人工授精を始めよう!次の生理が来たらクロミッドを処方するから、連絡してね!」

 

私、てっきり血液検査とか精液検査とかまた1からやるのか、とか思っていたので、いきなりの展開でびっくりです。

 

あとは、不妊治療や人工授精に関する大量の資料(もちろん全て英語)を渡され、その日は終了しました。

 

ドクターと会ってから、5~10分くらいだった気がします^^;
 

おそらく、これまでの治療経歴から、人工授精に進んで問題ないと判断されたのでしょう。

 

私自身、少しでも若いうちに治療のステップアップをしてほしいと望んでいたので、願ったりです。

 

ちなみに、これまで保険会社に電話(日本語ライン)して代理で病院の予約を取ってもらっていたのですが、Webサイトからも予約できるようになりました。


質問とかも気軽にできるらしい。便利~!

米国での不妊治療院初診に向けて問診票を書いていたのが、2019年1月末のことです。

 

留守番電話に、保険会社から

 

「お伝えしたいことがございますので、折り返しご連絡ください。」

 

との連絡が入っていました。折り返してみると

 

保険会社 「昨年11月にご連絡いただいた際、不妊治療はすべてカバーしないとお伝えしましたが、2019年から補償内容が改定され、不妊治療もカバーされることになりました。」

 

!!!

 

思ってもみなかった、まさかの朗報です!

今後の治療費支払いによるドル不足に備えて日本の口座からお金を移したばかりでした。

 

話を聞いてみると、私が住む州の州法により保険会社は不妊治療に関する何らかの補償を義務付けられるとのことで、私たちの入っていた保険も、2019年の1月から不妊治療をカバーすることに至ったとのことでした。

 

ちなみにこの保険の改定について、夫が勤めている会社からも、保険会社からも特に事前の連絡はありませんでした。

2018年11月に保険会社に電話で問い合わせていたからこそ、教えてもらえた情報です。

 

そして、2か月も前の問い合わせ内容を覚えていて、改定の連絡をくれた保険会社の方には本当に頭が上がりません。

 

詳しい補償範囲についてはまだ開示できるほど情報がまとまっていないとのことでしたが、控除免責額(※1)である$750を超えた支払いは、保険会社が80%カバーしてくれること、人工授精、体外受精もカバーされることが分かっただけでこのときは十分な収穫でした。


(※1)控除免責額…設定された年間の免責額(私の場合$750)以下の医療費については自己負担となること。

不妊治療をしようと決意したものの、米国での病院のかかり方を全く知らない私たち。

 

というのも、米国に来てから、幸いにして私も夫も体調を大きく崩すことはなかったので、病院にかかったことがありませんでした。そのため、ホームドクターも決めていなかったのです。

 

日本の場合は、自分の症状に合わせてかかりたい病院、科を選んで受診しますが、米国の場合はまずホームドクターを受診し、そこから専門の科を紹介されるシステムだという情報だけ、何かで見て覚えていました。

 

とにかく、分からないことは保険会社へ。

 

私 「不妊治療を受けたいと考えているのですが、まずはホームドクターを決めて、そこから紹介していただけばよいのでしょうか?」

 

保険 「NARIさんの入っているプランでは、ホームドクターが居なくても直接専門医にかかることができますよ。ご要望いただければ、こちらで不妊治療をしている医師をリストアップするので、そこから選んでいただけます。」

 

なるほど。私の数少ない米国知識は役に立ちませんでした(笑)

 

かくして、ホームドクター無しでも直接専門医にかかることが可能だと分かりましたが、米国で病院を一度も受診したことが無く、英語も得意でない私たちがいきなり不妊治療院に通うのは厳しいのでは?

 

ということで、旦那と話し合った結果、まずは日本人、または日本語のできるホームドクターを見つけようということで結論が出ました。
そこから不妊治療院を紹介してもらう算段です。

 

幸い、車で1時間ほどで通える範囲でドクターを探してみたところ、2人の日本人ドクターを見つけることが出来、そのうち女性のドクターに予約をすることにしました。

 

しかし、予約が取れたのはそれから1か月後のこと。
米国は予約なしに病院の受診ができませんが、それにしてもかなり待たされます…。

 

 

そして1月後、ホームドクターのいる病院を訪ねました。

ドクターの診察に進む前に、看護師との問診がありましたが、これは当然英語でした。体重、身長、体温の計測後、現在飲んでいる薬を聞かれたり、過去の病歴を聞かれたり。英語が不慣れな私たち夫婦は、ここまででだいぶクタクタです。

 

その後やっと日本人のドクターの問診となり、まず日本語で話せることに感動を覚えました。言語ストレスが無いって本当に素晴らしい!
ドクターには保険のこと、不妊治療のこと、いろいろと相談することができ、安心しました。

 

不妊治療のドクターもご紹介していただけ、日本で受けてきた不妊治療の内容についても、申し送りしておくとおっしゃってくれました。

 

不妊治療院も、2週間後に予約を取ることが出来、順調に進んでいる感じ!

 

後日、不妊治療院から問診票が送られてきて、必要事項を記入して受診日に持参するように言われました。

 

問診票は、これまでの病歴等一般的な内容から、婦人科系疾患の有無、家族の病歴、これまで受けた不妊治療の内容などなど。

夫の分も合わせて全部で8枚くらいありました。

大変だったのは、病名等の英単語が全く分からないこと。1つ1つ翻訳しながら進めるのは骨が折れました。

 

過去の予防接種歴も書く欄があり、実家に連絡して私の母子手帳のコピーを送ってもらってなんとか書き進めることが出来ました。

自分の母子手帳なんて、何年ぶりに見たのやら…(汗)

 

問診票には書ききれなかった日本での不妊治療の経歴(血液検査の詳細など)は、別途用意しました(用紙3枚分くらい)。

 

これで、初診に向けた準備は万端です!