さて、米国で不妊治療をするといっても、やはり気になるのはお金の問題!
ただでさえ治療費が高い米国です。お金のことを調べずに治療を開始したら破産しかねません。

 

そこでまず、夫の会社で入っている保険の補償内容について調べてみました。すると、

 

不妊治療は補償範囲外で、100%患者負担、ただし、不妊と診断されるまでの検査は補償範囲(保険会社で80%負担)

 

との記載がありました。


"不妊と診断されるまでの検査"

 

というのが非常にあいまいです。

そこで保険会社の日本語ライン(日本人が対応してくれます)に確認してみました。


生理痛の要因特定という名目で検査をして、不妊につながる原因が特定された
→保険適用内

 

不妊原因の特定のために検査をした
→保険適用外

 

になるらしい。んなばかな!!

 

要は、検査をする目的次第で、同じ検査内容でも保険適用かどうか変わってしまうらしい。

 

例えば精液検査を受けるとなった場合は、完全に不妊要因特定のための検査だから保険適用外になるのだそう。。

子宮の検査は婦人科でなんとかなりそうでも、それ以外は…


ちなみに、不妊治療にかかわる問診、薬代も全て保険適用外と言われました。

 

日本も不妊治療は基本的に保険適用外だけど、ピルとかホルモン注射とか、精液検査は保険適用内ですよね?(少なくとも日本で通院していた婦人科はそうでした)

 

なので、保険がきかないとなるとかなりのお金が必要であることを覚悟しないといけません。

日本で医療にかかる費用の数倍以上の金額が請求されるのだから。

 

現在の保険がダメなのであれば、別の保険に今から入ることができないのだろうか、等も考えました。でも私の英語力では不妊治療もカバーする保険を探すこともできませんでした。(そもそもあるのかわからないし、入れても高額なはず)

 

しばらく悶々と日々を過ごすことになったのです。


でもこのまま何もせず、自然で妊娠するには難しいのではないか、時間の無駄ではないのかと考えました。

 

そこで夫に相談。

 

私 「保険ではカバーしてくれないけど、私は米国で不妊治療を始めたい。お金がかかっても、必要と言われれば体外受精までやりたい!」

 

でも夫は、「積極的治療をしないとやばいほど自分たちは問題を抱えていないのでは」という返答。

 

これは、夫が日本で2回目の精液検査を受けたとき、ギリギリではあるが基準値を上回ることができ、担当医(私が通っていた婦人科とは別の病院の医師)からも妊活を始めて(当時は)半年も経っていないことから、まだ積極的治療を進める時期ではない的なことを言われたことに起因するようでした。(今思うと、その担当医、無責任なことを!!)

 

もちろん、私が日本の婦人科の先生に言われた「基準値は上回っているけどギリギリだし、少ない(自然妊娠ができないわけではないが、確率は低い)ことには変わりない」という言葉を、当時言いづらくて言えなかった私も悪いのです。

 

しかしここでやっと、私たちは自然に妊娠する確率は、一般の夫婦と比べても低いということを伝えました。お金のことなら、独身時代の私の貯金でなんとかするから、と。

 

夫はその日、夜までしばらく黙っていました。色々と考えてくれたのだと思います。

 

そして、とうとう夫は米国での不妊治療について了承してくれました。最終的には私の意思を尊重してくれたのです。

残念ながら、夫の渡米前までに妊娠には至らず、私は会社を退職する決意をしました。


仕事の引継ぎ等もあったので、夫と米国にて合流したのは2018年8月。夫が出国してから3か月後のことでした。

 

渡米するにあたり、婦人科では、生理痛の薬を1年分処方していただきました。(1年以内に妊娠したいとの期待を込めて)

 

妊活については「2018年12月までタイミングとって妊娠しなければ、米国で不妊治療を進めてはどうか」とアドバイスを受けました。


アドバイスに従って2018年11月までタイミングをとり続けましたが、授かることなく、毎月生理が来るたびに落ち込んでいました。

 

そして、先生からのアドバイスにあった2018年12月も間近に迫っていて、いよいよ米国での不妊治療を視野に入れなければならない時期が来たのだと感じていました。

2018年5月
夫の渡米前、最後の排卵日が間近に迫っていた時、婦人科の先生からフーナーテストを再度するか、タイミングの指導だけするか聞かれました。

 

この時の私は、もう自然妊娠で授かるのは確率論的にも難しいのでは、と疑心暗鬼になっていました。

そのため、フーナーテストもタイミング指導も無意味なんじゃないかって。

 

じゃあ、今できる最善の方法はと考えたとき、人工授精しか浮かびませんでした。

 

当時はまだ人工授精に関してあまり知識のなかった私。数日後に排卵日が迫っている中でいきなり「人工授精してください!」なんていう我儘は通るのか?準備期間が必要なのでは?

 

それでも言わないより言った方が良いと思い、ダメもとで打診してみたら、なんとその要望が通ったのです!


夫の精子濃度が低いことは先生も認識されていて、選択肢として人工授精について事前に話してあったからこそ、受け入れられたのかもしれません。


そしてあれよあれよと、人工授精の日取りが決まり、夫の渡米日前日に行うことになったのでした。

エコーで卵胞の確認をし、成長具合も問題なさそう。
濃縮精子も問題ない(人工授精するのに十分な数値である)とおっしゃっていただけました。

HCG注射は、人工授精当日と、高温期の途中に実施してもらいました。

 

 

結果は、、、


残念ながら妊娠には至りませんでした。

プロポーズの時点で米国転勤が分かっていたので、私たちは結婚後も新居を構えることはなく、私が北関東の実家から東京で一人暮らしをしていた夫の元へ通うという生活をしていました。

 

基本的に週末と、タイミングを取る必要があった期間を夫のアパートで過ごしていました。

 

私の通っていた婦人科は、私の地元の病院です。そのため、夫の検査をするという話になった時に、夫側が受診する病院を新たに探すことになりました。

 

病院探しをしている間に、2回目のフーナーテストを実施してもらいましたが、結果は前回よりも悪いと言われ、先生からも夫側の検査を早く実施するよう促されました。

 

夫に検査を打診してから1か月かかりましたが、病院を見つけ、やっと検査をしてもらえることになりました。

 

その結果、精子濃度が基準値を下回っていたことが判明。

 

ただし、1回の検査では判断できないので、1か月後に再度検査することになりました。

 

再検査までの1か月間は生活にも気を使い、カフェインも控えた結果なのか、精子濃度が倍になり、ギリギリだけど基準値は上回る結果になりました。

 

その時、夫(1人で通院)は病院の先生から、妊活を始めて(当時は)半年も経っていないし、基準値はクリアしているから今はまだ積極的治療を進める時期ではない、といったことを言われたそうです。

 

しかし、私はこの結果を夫から聞いて、先生の言葉にもやっとしました。

 

「基準値」とは言っても、「自然妊娠できる最低限の値」であって、1回目が基準値以下、2回目がギリギリ基準値超えというのは、自然妊娠率は一般的な夫婦と比較して少ないということではないの…?そのあたりの説明はないの…?

 

検査に同行できなかったので(病院から、診察券の無い妻の同行を拒否された)、その場で質問もできず、消化不良です。

 

その後、夫の結果を持って婦人科の先生に報告(1人で通院)したところ、確かに基準値は上回っているけどギリギリだし、少ない(自然妊娠ができないわけではないが、確率は低い)ことには変わりないですね、と言われました。やっぱり。

 

けれど、そのことを直接夫に私から伝えるのははばかられました。
精液検査に行ってもらえただけでも妊活に協力的だと感謝していましたし、伝えることで夫が妊活に苦痛を感じるのではないかと危惧したというのもあります。

 

難しいですね。

婦人科で先生に言われたのは、通常、不妊とは「1年間」夫婦生活があっても妊娠しない状態を指し示すとのことで、私たちの場合は(当時は)まだ当てはまりませんでした。

 

しかし、何かしら問題を抱えているかもしれない状況で妊活を続けるのは時間の無駄だと感じていました。

そのため、一般不妊検査を受けることにしました。

 

検査の結果、問題がないと言われれば安心して妊活に励めるし、問題があれば早期に改善に向けて対策がとれると考えたからです。

 

2018年3月~4月にかけて受けた検査
・ホルモン検査(生理2日目)
・ホルモン検査(高温期4日目)
・クラミジア検査
・通水検査
・甲状腺機能検査
・AMH(抗ミュラー管ホルモン)検査

 

上記検査については異常は見られないとのこと。

 

・フーナーテスト

 

上記については、運動精子は0ではないが、全体的に(死んでいる精子も含めて)数が少ないとの指摘がありました。

この時点では、問題の特定には至らないとのことですが、可能性としては以下があげられました


・性交時から時間が経過しすぎたか(診察を受けたのは13時間後でした)
・頸管粘液の問題か
・精液の問題か

 

この結果を受け、この2か月は私しか検査を受けていませんでしたが、夫にも検査してほしいと打診しました。

 

ちなみに私は、抗精子抗体の有無についても追加で検査しましたが、結果は陰性でした。
頸管粘液の量は十分だと言われていたので、これで一応頸管粘液が問題である可能性は低いのではないか、と予測。