不妊治療をしようと決意したものの、米国での病院のかかり方を全く知らない私たち。

 

というのも、米国に来てから、幸いにして私も夫も体調を大きく崩すことはなかったので、病院にかかったことがありませんでした。そのため、ホームドクターも決めていなかったのです。

 

日本の場合は、自分の症状に合わせてかかりたい病院、科を選んで受診しますが、米国の場合はまずホームドクターを受診し、そこから専門の科を紹介されるシステムだという情報だけ、何かで見て覚えていました。

 

とにかく、分からないことは保険会社へ。

 

私 「不妊治療を受けたいと考えているのですが、まずはホームドクターを決めて、そこから紹介していただけばよいのでしょうか?」

 

保険 「NARIさんの入っているプランでは、ホームドクターが居なくても直接専門医にかかることができますよ。ご要望いただければ、こちらで不妊治療をしている医師をリストアップするので、そこから選んでいただけます。」

 

なるほど。私の数少ない米国知識は役に立ちませんでした(笑)

 

かくして、ホームドクター無しでも直接専門医にかかることが可能だと分かりましたが、米国で病院を一度も受診したことが無く、英語も得意でない私たちがいきなり不妊治療院に通うのは厳しいのでは?

 

ということで、旦那と話し合った結果、まずは日本人、または日本語のできるホームドクターを見つけようということで結論が出ました。
そこから不妊治療院を紹介してもらう算段です。

 

幸い、車で1時間ほどで通える範囲でドクターを探してみたところ、2人の日本人ドクターを見つけることが出来、そのうち女性のドクターに予約をすることにしました。

 

しかし、予約が取れたのはそれから1か月後のこと。
米国は予約なしに病院の受診ができませんが、それにしてもかなり待たされます…。

 

 

そして1月後、ホームドクターのいる病院を訪ねました。

ドクターの診察に進む前に、看護師との問診がありましたが、これは当然英語でした。体重、身長、体温の計測後、現在飲んでいる薬を聞かれたり、過去の病歴を聞かれたり。英語が不慣れな私たち夫婦は、ここまででだいぶクタクタです。

 

その後やっと日本人のドクターの問診となり、まず日本語で話せることに感動を覚えました。言語ストレスが無いって本当に素晴らしい!
ドクターには保険のこと、不妊治療のこと、いろいろと相談することができ、安心しました。

 

不妊治療のドクターもご紹介していただけ、日本で受けてきた不妊治療の内容についても、申し送りしておくとおっしゃってくれました。

 

不妊治療院も、2週間後に予約を取ることが出来、順調に進んでいる感じ!

 

後日、不妊治療院から問診票が送られてきて、必要事項を記入して受診日に持参するように言われました。

 

問診票は、これまでの病歴等一般的な内容から、婦人科系疾患の有無、家族の病歴、これまで受けた不妊治療の内容などなど。

夫の分も合わせて全部で8枚くらいありました。

大変だったのは、病名等の英単語が全く分からないこと。1つ1つ翻訳しながら進めるのは骨が折れました。

 

過去の予防接種歴も書く欄があり、実家に連絡して私の母子手帳のコピーを送ってもらってなんとか書き進めることが出来ました。

自分の母子手帳なんて、何年ぶりに見たのやら…(汗)

 

問診票には書ききれなかった日本での不妊治療の経歴(血液検査の詳細など)は、別途用意しました(用紙3枚分くらい)。

 

これで、初診に向けた準備は万端です!