バーナード・リーチ展 | GREEN!

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日本橋高島屋で開催されている「バーナード・リーチ展」に行ってきました。
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正直なところ、一般的に「民藝」といわれる陶器はあまり個人的には好みではないので、バーナード・リーチの作品はもとより、「民藝運動」についてもそれほど興味を持ったことがありませんでした。

今年は生誕125年ということで、日本民藝館に続き、高島屋でもバーナード・リーチ展が開催されています。


恩師の勧めもあり、好みや先入観ではなく勉強してみようかと思い、ふらりと見に行ってまいりました。


イギリス人のリーチですが、香港に生まれ、日本で育ち、イギリスで学び、その後また日本で過ごしたのち、イギリスのセント・アイヴスに日本風の登窯を築きます。

生涯にわたり、民芸運動を主導した柳宗悦や濱田庄司などと交流を持ちました。また、日本各地の工芸品産地を巡り、作家や職人たちにも多大な影響を与えています。


この展示会を見てから、私のデザインの好みが変わったということはありません。

しかし、リーチが見出した「普段の生活雑器の中に見出した美しさ」、「生活の中における用と美の調和」、「手に持ったとき、口に触れたとき、温かみを感じるか」等々の観点は、まさに共感・納得できるものです。



ところで、この美術展、隣に大きな販売会スペースができています。

全国各地の民藝やリーチと縁のある工芸品が一堂に揃えられているのです。
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やきもの、工芸品好きには危険な誘惑がいっぱいのエリアですにひひ


いずれも日本橋高島屋8階 2012年9月10日(火)まで。