定量的な物のいい方ができない相手に縁遠さを感じ、その件は申し伝えておく、と告げた | スポーの“ここがヘンだよ闘牛士!”

四日(土)
午前二時すぎに寝る。

午前九時すぎに起きる。休日。
サイトに使えるものはないかと、昔のネームなどを掘り起こして読み返す。初稿が笑えた。しかし、実用的ではないか。やっぱり一番好きな戯曲は背だな。
課題として残っていた、中野小説の暗号作成、そして枚数調整をする。八十枚。
これでよし……しかし、あと一年、寝かせることになるのだが。さすがに一年は長い。サイトに載せてみるか。

五日(日)
その掲載作業が大変だ。まァ、いまはそれをやってても別にいいか。
午前三時くらいに寝る。

午前九時半くらいに起きる。休日。
あかん、完全にサイト依存症になっとる。そりゃ動向は気になるけども、日常的にスマホでは見ないようにしよう。延々と見てしまう。眼精疲労がひどくなる。
勉強会。全然クソミソってわけではなかったが、直す余地はありすぎるほどある。また再考だな……。K田サンもスジにバックしていたので、こぢんまりした会の内容に。
K田サンがいっていたことがタイムリーであった――好きな物事は変動するものだ。いま好きなものは、あくまでこれまでの経験があった上に築かれたもの。いま嫌いなものは、今後好きになる可能性がある。いまの好きにこだわる必要はない……と。
僕も博奕とミステリーにこだわりつづける必要はない。書くな、ということではない。こだわるな、と。
コーヒーとメシ。

六日(月)
午前三時すぎに寝る。

午前十時に起きる。休日。
買い出し。読むべき本はいろいろできたが、とりあえず、読みかけだった藤原伊織のとある短編を読む。それに、えらく打ちのめされた。良すぎる……。
気づけばこんな時期なので、一族と山越をNM、GoToをEFに出しておく。
それにしても――しっちゃかめっちゃかな小説は、いまの時代では求められていないんだろうな。毎年読んでるOH賞受賞作はやはり参考になるかも。本家OHのように、けっして大仰な設定や壮大な舞台、目まぐるしい展開が求められているのではなく、必要なのはじっとりとした暗い過去、全体に落ちついたトーン、感情移入できるリアルな人物……。むしろ純文学寄りといってもいいくらいの文体に、ミステリーやサスペンスを加味するという方法だ。

七日(火)
そういえば、ディグの精神、忘れてないか。山越も、発端はあの短編だったことを思い出せ。
午前零時半くらいに寝る。

明け方、狭心症発動。初のニトロを飲む。しかし、ちょっとペースが早い気が……心配だねえ。
午前八時に起きる。
寝坊したし、このついでに病院に行こうか悩んだが、いまの時点ではまた行っても仕方ないし、見送り。仕事。

八日(水)
午前一時前に寝る。

午前八時に起きる。仕事。

九日(木)
午前零時半に寝る。

午前八時前に起きる。仕事。
遠藤周作『わたしが・棄てた・女』を読む。
大学生の吉岡が童貞を棄てるためだけに引っかけて、抱いて棄てた、森田ミツという田舎娘。二人は別れ、吉岡は順風満帆な人生を進む一方、ミツは世間の荒波に揉まれ、そのお人よしの気性ゆえに損ばかりをし、転がり落ちるように人生を歩んでいく。通俗小説と見せかけ、これには読後、凄まじい感動が待っている。とある聖女の一生……。

十日(金)
午前零時半に寝る。

午前八時前に起きる。仕事。

市場に踊らされている。こんなことばかりに時間をかけていちゃダメだ。頑張る、というのはちょっとちがうぞ。

そんなことより、ヒントを求める日々……。

修理に出していたジッポーが返ってきた。一ヶ月くらいか。意外と早かった。