あいつの潜勢力を見抜く名伯楽が塞ぎの虫に取り憑かれたと聞き、あげつらっちゃいましたね | スポーの“ここがヘンだよ闘牛士!”

二十七日(土)
午前一時半に寝る。

午前八時半に起きる。休日。
日によって波はあるが、飼い猫にまだ跛行が見られるので、ふたたび動物病院へ。関節症の可能性が高いと。前回とは別の注射をもらって、とりあえずまた一ヶ月様子見。
次は自分自身が注射をもらうために麻酔科へ。喉にブロック、肩にトリガー。だいぶスッキリしたかな。
買い出し。スジを書き進める。
しかしなあ。職業のことをもっと書かないと意味ないだろう。ただの詐欺話になってしまう。

二十八日(日)
午前二時すぎに寝る。

午前十時前に起きる。休日。
買い出し。おかきを買う。気づいたら、猫の跛行が治っている。
スジと向き合う。にっちもさっちもいかん。短編だぞ。あまり重々しく考えず、数多くある"製作"の中で、これはこれとして、もっとサクッと、こしらえられないものかね。これくらいのことができないようじゃ、お先真っ暗じゃろ。

二十九日(月)
一気にラスト近くまで書いてみたが……、最後の仕返しの手段がない。
午前三時くらいに寝る。

午前十時くらいに起きる。休日。買い出し。
試しに某サイトをはじめた。センセもやっていて、ハマっているらしいプラットフォーム。少しお邪魔してみようかと。もう使い道はなさそうな二作を上げてみる。
スジ。小さく、本当に小さく、まとまったが、なんとかまとまったので、刷る。K田サンにも送る。
しっかし、なんかなあ……こんなの書いててもダメな気がする。面白くねえよ。書きたかねえ。

やっぱり、書くことがあるかどうかに尽きる、というのは萬月もいってたけど、そこから逃げるのは自分で自分の首を絞めてるだけなのではないか。それに、実際問題として、いいとこまでいくのは博奕なんだよな。
かといって、博奕一辺倒ではダメ。博奕×〇〇。何を掛け合わせるかに腐心する。もはや、それだけに意識を傾けるべきなのではないか。
しつこくそこを突いていくのが、僕にとっての王道なんだろう。要は、一番引っかかりのあるKM賞のストックを、ひたすら作りつづけるということ。

三十日(火)
午前零時半すぎに寝る。

午前八時前に起きる。雨。仕事。
センセ宛てに投函。でもこれも、よく見たら博奕は絡んでるけどな……。
それにしても、王道の博奕でいくぞ! と思ったとたんに、心が活力を取り戻したようだ。KM賞のストックを作りつづける。そのためにはミステリー要素も必須となる。

一日(水)
午前一時前に寝る。

午前八時前に起きる。雨。仕事。
サイトで思ったより動きがあったので、ついつい見てしまう。

二日(木)
午前零時半に寝る。

午前八時前に起きる。仕事。
サイトはほどほどにしないとな……これって一種の営業活動だな。頭痛さえおぼえる。

三日(金)
午前一時半すぎに寝る。

午前十時前に起きる。休日。買い出し。
西村寿行『化石の荒野』を読む。
警視庁捜査一課の仁科はある日、暴漢に拉致される。目覚めると、はじめて訪れるマンションの一室。目の前には胸を銃で撃たれて死んでいる見知らぬ男がいた。仁科の所持していた拳銃で殺されていたのだ。何者かに殺人刑事の汚名を着せられた仁科の逃亡がはじまる。一体、誰が仁科を陥れたのか? 死んだ男は? その謎は、仁科の出生の秘密にもかかわっていた。終戦前後のこと、仁科の母は軍の機密情報を握る謎の男たちに犯された。そうして産み落とされたのが仁科だ。自分を陥れようとする人物を探ることは、憎むべき父の正体を追うことにもつながる……。
面白いのはもちろんである。