安気な心持ちでいたところへ時をつくる耳慣れぬ一声を聞いて栃麺棒になってしまった | スポーの“ここがヘンだよ闘牛士!”

二十五日(土)
大雨、強風、雷が酷すぎて、深夜にもかかわらず市役所からの警戒アナウンスが鳴り響いていた。僕くらいしか聞いていないんじゃないかと思ったが、僕ですら雨音でほとんど聞き取れなかった。
午前四時前に寝る。

午後二時に起きる。休日。雨。
買い出し、クリーニング引き取り。

二十六日(日)
直し。午前五時くらいに寝る。

正午前に起きる。休日。雨。
すべて直し終えたが、三度目の目視に入るべく、刷った。時間の許す限り、やろう。見直すたびに何かしら発見があるためだ。
雨の中を買い出し。激辛カレーを喰う。もう当分は喰わないだろう。

二十七日(月)
直し。午前三時すぎに寝る。

午前八時半すぎに起きる。仕事。

二十八日(火)
直し。午前三時すぎに寝る。

午前九時前に起きる。仕事。

二十九日(水)
人名を再考。置換する。さあ、時間がないぞ……。
午前三時すぎに寝る。

午前九時前に起きる。仕事。
さすがに眠いか……。頭痛すらおぼえる。
見直していたら、もう一人、忘れていた。これはもう一度刷ってる暇はないな。

三十日(木)
漢方やめたら、痔核が再発したようす。漢方再開とともに、思いきって座薬も投与。これはなかなか集中力を要する行為だな……。
直し。最後の一人も改名。あとはひたすら、ギリギリまで見直すのみ。
午前三時前に寝る。

午前八時半すぎに起きる。仕事。

三十一日(金)
直し。人名に関しては、善処できたはずだ。そろそろ悩むのはやめにして、ラストスパートに入る。そして座薬投与。
午前二時に寝る。

午前九時前に起きる。仕事。
いよいよ山越雑文は最終日。後悔のないように見直していきたい。
〆切の五分前まで粘って直しつづけ、応募完了。でも、あれだな、焦っちゃうから、もう少し余裕は持ったほうがいいと思った。
いまとなっては、失敗したなァと感じてるのは一点だけ……。人名に「口」を使ってしまったことだ。まァ、今回は仕方ない。次に出すときは直そう。

一日(土)
午前四時前に寝る。

午前十時すぎに起きる。休日。
墓参。帰って眠すぎて、蒸し風呂のような部屋で午睡。
夏目漱石「戦争からきた行き違い」を読む。
武士に二言なし、吐いた唾は飲めない、などいうが、文学者も一度書いたものを取り下げることはできない。

 

戦争からきた行き違い