心模様とガラス玉演戯(役立つ心理ポイント)

心模様とガラス玉演戯(役立つ心理ポイント)

交流分析やサイコドラマ・心理学について書いています。また、好きな本の引用など。






「ガラス玉演戯」とは、ヘルマン・ヘッセの小説タイトルです。



5年前に消えたペットのロバ、野生のヘラジカの群れにいた 米カリフォルニア州
https://www.cnn.co.jp/fringe/35220447.html

(CNN) 米カリフォルニア州で5年前に行方不明になったペットのロバ「ディーゼル」が、野生のヘラジカの群れと暮らしているのが見つかった。

ディーゼルはカリフォルニア州サクラメント郊外に住むテリー・ドゥルーリーさん一家が飼育していた。姿を消して以来、何年も行方は分からず、ドゥルーリーさんは最悪の事態を恐れていた。

ところが今年に入り、同州北部で撮影された野生のヘラジカの群れにいるロバの動画が撮影され、インスタグラムに掲載された。

「やっと見つけた。元気で最高の生き方をしていた。幸せで健康でいてくれて、本当に安心した」。ドゥルーリーさんはCNN提携局KOVRにそう語っている。

寂しいけれど、ディーゼルを捕まえて連れ戻そうとは思わないとドゥルーリーさんは言う。草食動物のロバが自然の中で餌に困ることはない。動画の中のディーゼルは、仲間たちに囲まれて生き生きとして見えた。「あの子は真に野生のロバになった」とドゥルーリーさんは話している。


ロバが幸せならば、私も幸せである。
そもそも、ヘラジカたちはそれでいいのか?
寛容すぎへん?

ロバはヘラジカの速度についていけているの?

なにか、いろんな疑問が解決されないまま、次々と湧き上がる。
そして最初の、ロバが幸せならば…に戻る。

↓メンタルヘルス

 

「退職代行」業者から連絡、大企業の約2割が経験 人材確保に「賃上げ」、「休日増」などで対抗

https://www.tsr-net.co.jp/data/detail/1198685_1527.html

2024年 企業の「人材確保・退職代行」に関するアンケート調査

 「退職代行」業者から退職手続きの要請を大企業の約2割(18.4%)、中小企業の8.3%が経験していることがわかった。全体では約1割の企業が経験しており、社員の退職代行の利用が広がっている。
 一方、社員を引き留める施策では、「賃上げ」が7割強と突出し、賃上げ以外では休暇日数の増加や、社内レクリエーションを実施する企業が多かった。SNSの急速な普及で容易に職場環境を比較できるほか、複雑な人間関係、働くことの意識の変化で、退職ルールもこれまでの『常識』が通じなくなってきたようだ。


退職代行サービスも、ごく一部から、「一部の利用者」になったのではないですかね。
売り手市場だからかこその代行サービスであり、引き止め作なのでしょう。

「賃上げ」「休暇日数の増加」はいいものだと思うし、健全なインフレに無可能ではないでしょうか。
でも、退職代行サービスを利用する人に「社内レクリエーション」は逆効果な気がするよ。

↓聞き流しメンタルヘルス#Shorts

 

【独自】脳死疑い患者は年1万人、実際の「判定」は132人どまり…臓器提供者増やせる
https://www.yomiuri.co.jp/medical/20240617-OYT1T50193/

厚労省が初推計
 脳卒中や不慮の事故などが招く脳死の可能性がある患者が、2023年の1年間に、国内で少なくとも約1万人にのぼったとする初の推計結果を、厚生労働省の研究班がまとめた。同年、臓器提供のために脳死と判定されたのは132人にとどまっている。研究班は、医師らが家族に臓器提供の選択肢を示すことが増えれば、提供者(ドナー)を相当数増やせる可能性があるとしている。

(抜粋)
 脳死判定は、臓器移植法に基づき行われる。患者の家族の承諾が必要だが、医師が家族に臓器提供の選択肢を示すことは少ない。

 背景には、救命に尽くしている医療者は時間的な余裕がないほか、回復が難しい事実の告知に心理的な抵抗を感じることがある。法的脳死判定の前に必要な検査をしても、医療機関に追加の診療報酬が支払われないことも指摘されている。

 脳死ドナーになるには、臓器に問題がない、がんや感染症でないなどの医学的条件もある。年齢も、肺や腎臓は70歳以下など臓器ごとの目安がある。研究班代表の横堀将司・日本医大教授(救急医学)は「今回推計された脳死の可能性がある人がみなドナーになれるわけではないが、取り組み次第で、脳死下の臓器提供件数を増やし、より多くの命を救える可能性が示された」と話している。


阻害している点を見ると、制度的な問題なのではないかと思う。
こういったことを御ざなりにして、ドナーへを募る広報をするのは、片手落ちといえる。
↓聞き流しメンタルヘルス

 

デジタルヘルス技術による日常生活下での睡眠習慣の安定化
https://research-er.jp/articles/view/134591

(抜粋)
ウェアラブルデバイスやスマートフォンアプリ等によって構成されるデジタルヘルス介入システムを用いることで、就労者の睡眠習慣を安定化できることを示しました。

本研究ではウェアラブルデバイスによる睡眠計測で得られた客観的なデータから睡眠フィードバック通知を自動生成し、対象者のアプリに自動送信するシステムを開発し、日常生活下での睡眠習慣の制御を試みました。

参加者のスマートフォンアプリに「昨日の睡眠時間はあなたの平均的な睡眠時間より○○分程度長かったか/短かったです」といったフィードバック通知を一定の確率(50%)で送信しました。これによって、通知を受け取った場合と受け取っていない場合との間でその後の睡眠行動の変化を個人内で比較することを可能にしました。

実際に、通知を送った場合では受け取らなかった場合に比べて最大で 1 時間程度睡眠時間が増加することが示されました。加えて、元来睡眠の乱れが顕著であった集団においては睡眠時間の安定性が改善したことも確認されました。


大部分を削除しているので、ぜひ、元記事をお読みください。

睡眠時間のフィードバックにより、睡眠時間の増加と安定化が見られるそうです。なぜ、そうなるのかまでは書かれていませんでしたが。

日常生活ではフィードバックはさまざま面において行われますが、明確ではなかったりあるいは正しくなかったりすることもあります。

あるいはフィードバックを正確に受け取れていないこともある。


近年、端末機器の発達によって容易になってきたのはいい傾向だと思います。
ぜひ、生活の質の改善のため役立てたいですね。

↓聞き流しメンタルヘルスです。

 

思春期におけるインターネットの“不適切使用”は、メンタルヘルス不調のリスクを高める――公益財団法人・東京都医学総合研究所がこんな研究結果を発表した。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2406/11/news138.html

(抜粋)
2002年から2004年に生まれた未成年3171人を、10歳・12歳・16歳の3点で評価したデータを使用。10歳・12歳・16歳時点でのネットの不適切使用と、16歳時点での精神病症状・抑うつとの関連を調べた。

 その結果、例えば12歳でのネットの不適切使用は、16歳時の精神病症状を1.65倍、抑うつを1.61倍に増加させたという。男女差を見ると抑うつのリスクは女性の方が大きかったという。

不適切使用とは、ネット利用によりイライラしたり、学業や家族・友人関係、睡眠などに支障が出たり、時間を使い過ぎたり、使い始めるとやめられない、他の人と過ごすよりインターネットを好む、周囲の人から見て使用時間を減らした方が良い、といった状態を指しており、「インターネット使用そのものがリスクを高める、という結果ではない」としている。


スマホやPCなどのインターネットを利用できる環境があれば、部屋で過ごすことは難しくない。いや、楽しいとも言える。
また、外出をしなくても多くのことができ、一番は買い物ができるということだと思う。

で、ここでいう不適切利用も生じるでしょう。
まぁ、やや曖昧な定義ですけど。

不適切利用が多ければ、精神の不調につながるのか、
逆に、精神の不調があるから不適切利用に進むのか。

インターネット上では、怒っている人が多いなと思います。

↓過度に怒ることをコントロールするために

 

 

ゾウが名前で呼び合う可能性、米研究者が発表 社会的絆示唆か
https://jp.reuters.com/life/N76S7I64RBKP7CK6QB3NIEYJWA-2024-06-11/
(抜粋)
研究はコーネル大学の行動生態学者ミッキー・パルド氏らがケニアのアフリカサバンナゾウを対象に行った。アンボセリ国立公園とサンブル国立保護区に生息する100頭以上のゾウの鳴き声を分析した。
機械学習モデルを用いて調べたところ、これらの鳴き声に特定のゾウを対象とする名前に似た要素があることが判明。17頭にさまざまなゾウを指すとみられる音を聞かせ、どう反応するかをテストした。
その結果、ゾウは自分を指す音の呼びかけに平均してより強く反応。他のゾウに向けられた呼びかけよりも、より熱心に行動したり、より多くの声を上げたりする傾向があったという。
パルド氏は「ゾウがお互いを個人として呼び合うことは、異なる多くの社会的絆を維持する重要性を浮き彫りにしている」と述べた。



仮に、ゾウが名付けができるとして、名付けの法則みたいのなものもあるのでしょうね。
今風のものとか、あるいは変わらず伝統的とかあるのかな。それても、いくつかのパターンを当てはめっていっているのか。そんな研究が見られるかもしれませんね。

ちなみに、犬や猫のペットは飼い主に名付けられることは受け入れているように思うけど、自分たち同士では、個体差の認識はあっても名付けはないということかな。

↓メンタルヘルスです

 

きょうだいの順番と性格はほぼ関連ゼロ、なぜ「ある」と信じる?
IQにはごくわずかな差、いまだ解明されない性格形成の謎
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/24/053100298/

(抜粋)
米ヒューストン大学の心理学准教授ロディカ・ダミアン氏は、米国の高校生44万人以上を長期的に追った調査のデータを用い、この種で最大級の研究を2015年に学術誌「Journal of Research in Personality」に発表した。社会経済的地位、性別、年齢の影響を調整した結果、「生まれた順番と性格特性の関連性は限りなくゼロに近い」ことが示されたとダミアン氏は結論づけている。

ただし、第1子が喜ぶ(そして、その弟や妹が落胆する)特性の証拠を発見した。それぞれの研究で、第1子は言語知能が高い傾向がわずかにあると示されたのだ。

 これは必ずしも、第1子はより賢い、より学習が得意といった意味ではないとダミアン氏は述べている。おそらく第1子は幼少期に大人と過ごす時間が長いためだろう。また、ダミアン氏は論文で、IQ(知能指数)に換算すると1ポイントの差にすぎないと指摘している。



長子は保守的で面倒見がいいとか、末子は自由奔放とか、そういったイメージがありますが、統計的にはそれらの「生まれ順」による特性は証明できない、ということです。

あくまで、現在の統計処理であるため、変わる可能性もあるでしょう。

ただ、日頃を考えると、べつに長子であろうが末子であろうが、そこで比べることはない。単なる話題ですよね。

血液型の性格診断と変わらない。

ただデータ的に否定されると、逆にホントはあるのではないかと勘ぐりそうになる。
あってもなくても変わらないのに、不思議です。

↓聞き流しメンタルヘルス

 

パーソナルトレーニング、増える事故…6年で骨折など209件
https://www.yomiuri.co.jp/medical/20240608-OYT1T50090/

(抜粋)
 ダイエットや筋力アップなどを目的にトレーナーから個別指導を受ける「パーソナルトレーニング」について、昨年までの6年間で骨折などの事故が209件発生し、うち約3割で1か月以上の治療が必要なケースだったことが、消費者庁の消費者安全調査委員会(消費者事故調)のまとめでわかった。消費者事故調は実態調査を続けており、今後具体的な事故防止策を打ち出す方針だ。

 近年の筋トレブームやコロナ禍で定着した「密」を避ける生活スタイルの影響で、パーソナルトレーニングの利用者は年々増えているとみられる。それに伴い、18年に14件だった事故件数も19、20年はいずれも20件台となり、21年は30件を突破。その後も22年に58件、23年に50件と増加傾向だ。

 年代別では40歳代が最多の51件で、50歳代の41件、30歳代の37件、20歳代の33件と続いた。60歳代以上も35件に上る。女性が全事故の9割超を占めた。

 パーソナルトレーニングには現在、法的な定義や法制度がなく、専門知識を学んでいないトレーナーが自己流で指導することもあるとみられる。事故調は「トレーナーとしての教育を受けず、マニュアルもないまま指導すれば、利用者の事故を防ぐことは困難だ」と指摘する。



「パーソナルトレーニング」に関わらず、近所でもここ数年でいくつものトレーニングジムができました。
その殆どが閉鎖せずに続いているようなので、関心や需要があるのだなと思います。

運動は、同じ強度であっても骨密度や筋肉量などの個人差によって事故になり得る。
トレーナーの経験と知識が事故防止に重要だと思うが、これまでの集積した知識「マニュアル」がないのは単純に危機意識が足りない。専門知識がないトレーナーも嫌ですね。それだけ、熱意がないということです。どんな仕事でも、専門知識は与えられるだけでは足りないし、進歩するものです。

事故全てを防ぐことはできませんが、トレーナーの人柄だけではなく、その職歴や知識の有無には関心を払って契約するのが良いのだと思う。

↓視聴大歓迎。

 

《テレビ》見てる20代は“3人に一人” 60代は過半数…動画視聴アンケート、女性は「スマホ派」多め
 https://lasisa.net/post/59648

フォーイットが、「動画の視聴方法」に関するアンケート調査を行い、結果を発表しました。

 調査は2024年3月28日、全国の20~69歳の男女500人を対象にインターネット上で実施しました。


★テレビ番組やドラマ、動画配信などの動画コンテンツを何で視聴するか?(複数回答可)

テレビ 51.6%
パソコン 41.8%
スマートフォン 39.4%


*男女別では、テレビには大きな差は見られなかったものの、パソコン視聴は男性が多く、スマフォ視聴は女性が多い傾向にあります。

*年代別では、

動画コンテンツのテレビ視聴
60代 63.0%
20代 35.0%


20代
パソコン 31.0%
スマホ視聴 51.0%
「動画コンテンツは見ない」27.0%


時代ですね。
テレビは高い年代ほどみていることは、以前から言われていました。ここでは取り上げていませんが、新聞も同様の傾向があります。
テレビ・新聞を「オールド・メディア」と分類することもありますね。

私自身はテレビはほとんど見ません。
広告が煩わしい、情報が一辺倒で怪しい、出演者がカシマシイ。

インターネット・ラジヲをが好きかな。

あと、NHKがインターネットでの視聴に課金する方向性のようです。
国費(税金)と視聴料を(あえて)盗る「公共放送」ですが、テレビと一緒に沈んでほしい。モトNHK〇〇党は支持しませんが、いろいろな理由で廃れてほしい。

集団にマイノリティが一人でもいる確率が 大幅に過小視されていることを発見 -思考の誤りのパターンを認知心理学で解明-
https://research-er.jp/articles/view/133958

【本研究成果のポイント】
クラスや職場にマイノリティはいない、と考えてしまう理由のひとつを明らかにした。
数十人の集団の中にマイノリティが一人でも含まれる確率を人々に推定してもらうと、数学的に考えられる確率よりも大幅に低く推定された。
その原因は、偏見などではなく、人間の一般的な思考のクセだと考えられる。

今後の展開
過小視の原因をさらに解明することが必要でしょう。差別的だから集団にマイノリティが一人でもいる確率を過小視するとか、過小視することが差別的だということではありません。過小視の原因は明らかに人間の確率判断の苦手さと、それによって引き起こされる思考の誤りです。これは人間の一般的な特性です。その特性を、認知心理学によって解明できます。


統合失調症の発症割合は、だいたい人口の0.7%前後です。また、16歳から30歳までに発症することが多い。
そう考えると、中学生や高校生の同学年が200人いたとして、1名は統合失調症を発症していたことになる。
私は、仕事などで出会う機会が多いのですが、出会わない人のほうが多いだろうし、日頃意識する人も少ない。道ですれ違っただけではわからないことが多いし。
また、それ以外の精神疾患や、難病罹患者、身体障害、発達障害などなど、考えれば考えるほど、いわゆる「マイノリティ」は多いように思える。
感性が違うという意味では、画家などの芸術家もマイノリティかもしれない。
また、知的に発達しすぎた高IQを持つ人「天才」もマイノリティだろう。

また、皮膚の過敏症のようなマイノリティもあるだろうし、同様に心のあり方が繊細な人もマイノリティかもしれない。

どんな人も、全てが平均値ということはなく、どこかしら「マイノリティ」と言える部分がある。

このレポートでは「マイノリティ」そのものを定義できていない、あるいはそれを避けているので、やや残念な実験・調査です。確率を日常的に把握している人が、基本的には少ないので、結果が「マイノリティ」に限ったことかもわからないよ。

まとめですが、私は、日々生活をしていて「マイノリティ」を探す必要性を感じない。
お互いに、必要に応じて助けたり、譲ったりするだけだと思う。
また、「マイノリティ」だからといっても、理由があれば譲らないこともあるだろう。

「マイノリティ」も「マジョリティ」も場面によっては立場が変わる。また、互いに必要があり、そこだけをみて判断することは誤る可能性があると私は考える。

↓聞き流しメンタルヘルス実施中。