きょうだいの順番と性格はほぼ関連ゼロ、なぜ「ある」と信じる?
IQにはごくわずかな差、いまだ解明されない性格形成の謎
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/24/053100298/
(抜粋)
米ヒューストン大学の心理学准教授ロディカ・ダミアン氏は、米国の高校生44万人以上を長期的に追った調査のデータを用い、この種で最大級の研究を2015年に学術誌「Journal of Research in Personality」に発表した。社会経済的地位、性別、年齢の影響を調整した結果、「生まれた順番と性格特性の関連性は限りなくゼロに近い」ことが示されたとダミアン氏は結論づけている。
ただし、第1子が喜ぶ(そして、その弟や妹が落胆する)特性の証拠を発見した。それぞれの研究で、第1子は言語知能が高い傾向がわずかにあると示されたのだ。
これは必ずしも、第1子はより賢い、より学習が得意といった意味ではないとダミアン氏は述べている。おそらく第1子は幼少期に大人と過ごす時間が長いためだろう。また、ダミアン氏は論文で、IQ(知能指数)に換算すると1ポイントの差にすぎないと指摘している。
長子は保守的で面倒見がいいとか、末子は自由奔放とか、そういったイメージがありますが、統計的にはそれらの「生まれ順」による特性は証明できない、ということです。
あくまで、現在の統計処理であるため、変わる可能性もあるでしょう。
ただ、日頃を考えると、べつに長子であろうが末子であろうが、そこで比べることはない。単なる話題ですよね。
血液型の性格診断と変わらない。
ただデータ的に否定されると、逆にホントはあるのではないかと勘ぐりそうになる。
あってもなくても変わらないのに、不思議です。
↓聞き流しメンタルヘルス