川越竜王戦 | スピカの住み家

スピカの住み家

気まぐれで更新します

県大会が消化不良気味だったので、早く大会ないかな〜と思っていた5月のこと。県連のホームページを見てみると…

ん、

川越竜王戦があるじゃないか。身近にフィールドが用意されていたじゃないか。ということで、地元近くの大会に参加してきました。





ローカル大会とはいえ、各地から強豪が集まることの多い川越大会。当然県大会に参加されている強豪の方も多く参加されています。だから、そう簡単に優勝はできないのです。(自分にとってちょうどいいレベルの大会ですな)




1回戦


相手は県大会でもよく名前をみるI葉さん。
相居飛車の定跡形とか研究されてそうなイメージがあったので、私はノーマル振り飛車に。

まあしかし、振り飛車は不利飛車ですからね。序中盤で相変わらず不利になってしまい、一時は-1000くらいあったと思うんですが、終盤でごまかして逆転勝ち。


なんとか優勝戦線に踏み止まりました。



2回戦


相手はT尻さん。おお、聞いたことのあるお名前。というか普通にキツい相手を引いてしまいました。



T尻さんといえば重厚な棋風のイメージ。またもや作戦選択に迷いました。矢倉か、角換わりか。


以前の自分ならば相居飛車にしていたと思います。が、最近相居飛車よくわかんないんですよね。なーんかソフトの研究がちらついてて、研究してないと指せないぞみたいな雰囲気があって。

というわけで、ノーマル三間飛車にしました。どうせ穴熊に組んでくるでしょ、だったら5年前くらいに研究してたコーヤン流でいこうと思い採用しました。



と思ったら



{7298B22C-C674-40D6-A2A4-0B13BD65FEF2}


なんだこの駒組み!?
あなたは昭和のお人かと突っ込みたくなりました。いや〜ずいぶんと時代を感じる指し方……


対策がわからず、ここで長考。
これがよくなかったです。あっという間に秒読みになり、中盤の勝負どころで間違えてしまいました。
こちらが不利になってからT尻さんもバシバシ時間攻めをしてくるんですね。いやーきついきつい。容赦ありません。



少し焦らせるくらいには抵抗したものの、最後は秒に追われポカが出て終了。厳しい負け方でした。こういうとこで経験の差が出るんですね。やられた。



なお、T尻さんは次の対局に負けられてしまい、そのままご帰宅に。いやいや、この大会は対戦相手の勝ち星まで入賞ラインに影響するんで、最後までやってほしかったですな。



3回戦


相手はI村くん。
社団戦でも対戦したことがあります。実力は小学生レベルのそれではないです。



対石田流になりましたが、中盤のあたりで相手に錯覚があったようで、急に勝勢に。勝ち将棋鬼の如しの展開になり、まさかの圧勝。


負けた後の死ぬほど悔しそうな表情が印象的でした。風のうわさで知りましたが、小学生大会の代表になったそうですね。おめでとうございます。




4回戦


相手はK谷さん。きつい相手でした。ただ、しばらく対戦がなかったので楽しみな気持ちもありました。


序盤で私が妙なことをやりましたが、結局角交換振り飛車の形に。相銀冠のがっちりした戦い。





大熱戦だったのですが、棋譜が並ばず…



でもいい将棋でした。気分は鈴木大介先生のつもりでした。普段角交換振り飛車なんてやらないんですけど、最後は豪快に勝つことができました。たまにはいいですね。




というわけで入賞しました。が、ちょっとモヤモヤ。

私より上の順位の方とは誰とも対戦していないのです。珍しいですよね。
大会のルールによって私は6位。同じ3勝1敗でも、2位〜入賞外まで可能性があったので、入賞できてラッキーでしたか。ちなみに入賞は8位までです。おひとり、クジで9位になってしまった方がいました。
うーん、5回戦やりたかったなあ。とぶつぶつして帰宅。



入賞の賞品はコーヒーセットでした。これはうれしい。久しぶりに将棋教室のOBとも会えたし、よかったです。