実は七月後半まで知らなかった。
スピッツの名曲、愛のことばが19年の時を経てリバイバルされたのである。
愛のことば。ハチミツに収録されているアルバム曲であり、隠れた名曲としてファンから愛されている曲だった。
スピッツファンの中でも論争になるのが、どのアルバムが最も完成度が高いかという問題。その中で毎回上位3位に入るのがハチミツなのである。有名どころだとロビンソンや涙がキラリ☆など。
そしてその中で人気のある曲が愛のことばなのだ。つまりは相当にレベルの高い曲であるということ。なんとPVまで存在しているのだ。ただのアルバム曲なのに。ただのアルバム曲であのスピッツがPVって、これしかないんじゃないか。かなりレアではないだろうか。
とまあ熱く語ってしまうのを堪えて冷静に話を進めようと思う。
愛のことばの中で印象的な歌詞がこちら。
「焦げくさい街の光がペットボトルで砕け散る 違う命が揺れている」
勘の鋭い方は気付いたかもしれない。そう、この曲は反戦歌なのだ。ペットボトルが上手く比喩されている。
つい先日硫黄島の手紙が放映されていた。ああ、もう終戦から~年か。終戦と聞くとどうもこの曲を思い出してしまうのである。
なるほど、時期としてはベストかもしれない。愛のことばはメロディはもちろん、歌詞も存分に楽しめる。遠い歴史に思いを馳せることができるかもしれない。pvも非常に切ないので、やはり意識しているのだろう。
現在フジテレビの「あすなろ三三七拍子」(火曜日21:00~21:54)というドラマで主題歌となっている。重松清が原作とあってぜひ見てみたかったのだが、あいにくその時間帯はバイト。
まあYouTubeで手軽に聴けるのでドラマは早々に切り捨てた。うん、これが賢い。今煙の中で~♪
http://youtu.be/adI0F9wWZ_8