わたくしのじーじは
僧侶でありましたから
家族の中でも
一段上の
尊い方という
位置付けでありました
なので
お爺様とは
敬語で話していたものです
そのお爺様は
わたくしと同じ誕生日だったので…
何となくですが
より
親近感を抱いておりました
今でも
部屋には
お爺様の写真を
飾っています
お婆様も
大変利発な方で
あのお婆様から
こんな天真爛漫な母が
何故に生まれた?
と
子供ながらに
不思議に思っていたりしました
けど
今なら解る
『隔世遺伝』
ってやつです
昔の2世代同居と言うのは
理に適っていたのだと
育児を通して
気が付きました
子供達が
祖父母に似ていて
相性も良いのです
全く自分と違うタイプの
子供達に
育児書片手に挑んでいたのですが
私と全くタイプの違う
父や母は
いとも簡単に
子供たちを馴らしていきます
年の功も
幾分かあるでしょうが
それよりも
客観的に見て
『同じタイプ』だと
感じました
親に押さえつけられて
育ったわたくしは
自分で考え決める事が
大人の特権だと感じて
早く大人に
なりたかったのですが
うちの子供達ときたら
万年子供でいたい
ピーターパンシンドロームで…
育児を終えた今でも
なんだかな~と
溜息をついたりします
わたくしは
ばーばになれそうも
有りませんが
わたくしの
じーじとばーば
は
とても素敵で
わたくしの
理想とする
ご夫婦でした…
とさ