お客さん 「最近仕事がやたら忙しくなってさ、そしたら、ちょっと腰がねぇ…」
マッサージ師 「あぁ、それね。もっとストレッチしなきゃダメよ。風呂上りは絶対やんなきゃ」
この会話、OKなんでしょうか?
当然状況しだいではあるのですが、あまりよくないそうです。
とある心理学系セミナーで知り合った若い女性マッサージ師さんに教えてもらいました。
マッサージ師として仕事を始めた頃、
彼女はお客の愚痴とかぼやきをとにかく一生懸命聞いていたそうです。
「そうなんですか~、大変ですね~」
などと必死でただ受け答えしているだけなのに、なぜか指名のお客がとても多かったのだとか。
ですが、
ある程度キャリアを積んでマッサージの技術に自信もついてきたとき、
冒頭のようにプロ意識のつもりでちょっと上から目線でアドバイスするようになったら、
一気に指名のお客が減ったのだそうです。
原因は何だろう?
悩んでいたのですが、その心理学系セミナーで答えが分かりました。
そう、共感です。
アドバイスがいけないのではなく、
アドバイスの前に、まず相手に共感し、
相手も自分のアドバイスを受け入れる状態になってもらってからでないと、
それは伝わらない、ということです。
なので、
彼女は以前のようにまず
「そうなんですか~、大変ですね~」
というやり取りを十分した後、アドバイスすることにしたそうです。
言葉の魔術師LABプロファイルの女王シェリー・ローズさんがよく言います。
「相手をどこかに連れて行きたいなら、相手がいるバス停まで迎えに行きなさい」
メッセージを伝えたいなら、その前にすべき事がある。
よくよく自戒せねばと感じました。
※「共感力」関連の参考記事はこちら⇒
「調和⊃対立」
「自分を信じる②」
「仮説」
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