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こんにちは。昨年阪九フェリーの神戸航路に乗船しましたので、当日の様子を書き記したいと思います。
北九州~関西を結ぶフェリーは、阪九フェリーと名門大洋フェリーの2社あります。その一社である阪九フェリーは、神戸航路と泉大津航路の2航路で運航。今回は神戸航路に乗船しました。
2021年9月27日、関東でのバスツアーの帰りに名古屋・大阪に立ち寄り、阪九フェリーで福岡へ帰る事にしました。
今回は神戸航路ですので、神戸へ移動します。神戸港の最寄り駅から連絡バスが出ているので利用しました。
こんにちは。先日北海道に行った際に、以前から気になっていた「シルバーフェリー」に乗船してきました。北海道の苫小牧と本州は東北の八戸を結ぶこのフェリーは、1日4往復の便で運航されています。
今回は宿代わりとして使える、苫小牧西港23時59分発八戸港翌朝07時30分着の便に乗船しました。
北海道~本州を結ぶ数ある航路の一つとして参考になれば幸いです。
2022年2月11日、北海道旅行も終わり今度は岩手県盛岡市へ向かう為、シルバーフェリーに乗船します。苫小牧西港から出航するので高速バスで港へ移動します。
札幌駅前のバスターミナルから21時ちょうど発の「高速とまこまい号」に乗船します。北海道中央バスのエアロエースでした。
車内前方に掲示している運賃表。通常とまこまい号は苫小牧駅止まりですが、このバスはフェリーターミナルまで運行されます。
車内は通常の4列シート。トイレはありません。
今回はこちらの「札幌盛岡なかよしきっぷ」を使用しての乗船です。札幌駅~苫小牧フェリーターミナルの高速バスとまこまい号、苫小牧西港~八戸港のシルバーフェリー、八戸フェリーターミナル~盛岡バスセンターの八盛号が乗車券がセットになって7800円とお得に移動出来るのです。
なお電話で予約するのですが、バス会社の窓口で引き換えをしなければなりません。引換可能な窓口に限りがあり、また営業時間も短めですので注意しましょう。
さてバスは定刻通りに札幌駅前バスターミナルを発車しました。タワーの横や札幌市内中心部を経由し高速道路に入ります。
寝ていたらあっという間に苫小牧フェリーターミナルに定刻の22時54分に到着しました。札幌から乗車した殆どの人がフェリーターミナルまで乗車していました。
九州人からすると雪道の運転は物凄く大変そうで…。運転士さんお疲れ様でした。
フェリーターミナル到着後は窓口で発券を行います。シルバーフェリーの窓口にやって来ました。
シルバーフェリーの4往復は4つの船で運航しているのですね。
電話予約でバス窓口で既にきっぷに引き換えていても、乗船申込書(乗船名簿)に記入しなければなりません。
記入した乗船申込書と札幌盛岡なかよしきっぷを一緒に窓口に提出し、乗船券や(場合によっては)ルームキーを受け取ります。
乗船口に向かいます。苫小牧西港名物(?)がこの鉄道みたいな出港案内でしょう。鉄道感覚だと一番早く出港するのが大洗行きだと思ってしまいますが、ここではゲート順に並んでいます(笑)
乗船するシルバーフェリーは2番ゲートからの出港。
今回乗船する「シルバーティアラ」です。手前の各企業の旗も良いですよね。川崎近海汽船や太平洋フェリー、商船三井フェリーの旗がたなびいていました。
ゲートを歩き、いざシルバーティアラに乗船です。
シルバーティアラの客室は5階と6階の二層。5階は基本2等雑魚寝部屋やトラックドライバー向け、6階は2等寝台や1等が中心となっています。
船内は紫色を基調としたデザイン。中心部に吹き抜けもあります。
船内の至る所にテーブルとイスが設置されているので便利です。テレビの前にはマッサージチェアも。
さて今回の部屋へ向かいましょう。「札幌盛岡なかよしきっぷ」は2等(雑魚寝部屋)価格ですので、追加料金を支払う事で個室などにも変更できます。
電話予約の際にグレードアップしたい旨を伝え部屋の確保をして貰います。そして当日窓口で追加料金を支払うかたちです。
今回は2等寝台Aという一人用個室部屋にグレードアップしました。
部屋に窓は無く、大部屋を個室に区切った形です。読み取り式のルームキーで入室する仕組みです。
室内はこのようになっています。テレビなどはありませんが、テーブルやイスはあります。空調は係員が一括管理されているようです。なお風量や風向きなど吹き出し口の調整は出来ました。
ゴミ箱やコンセントも設置されています。揺れで倒れない為でしょうか、ペットボトル用の窪みもテーブルにありました。
フェリーターミナルの窓口で貰ったもの一式がこちら。2等寝台Aですのでルームキーもいただきました。それにしても船内の広範囲で飲酒禁止なのですね。酒を飲まれる方は注意した方が良いかもしれません。
部屋の前の窓側にもイスとテーブルが。気楽に窓の外の景色を眺められて良いですね。
トイレの前には洗面台がずらりと。ここで就寝前に歯磨きなどしました。
船内ですが、レストランは無く”オートレストラン”ならあります。つまり自販機のみという事です。
食べ物のラインナップはこのような感じ。5階6階共に自販機が設置されていましたよ。
夜ご飯を食べられなかったので、遅い時間ではありますがチャーハンを購入してみました。
これを温めると…
チャーハンの出来上がり。
皆部屋に籠っているのか共同部には殆ど誰もいませんでした。静かな船内でチャーハンをいただきました。
自販機の直ぐ近くにもテーブルとイスがありました。テレビもあり各自で見られるようになっていましたが、流石にもう24時前だったので…(^^;
夕飯と船内探索も終わり良い時間となったのでデッキへ。いよいよ出港です。
先程渡ったタラップも外され定刻で出港。
さらば北海道の地よ…
隣に停泊していた商船三井フェリーの深夜便。今度はこちらにも乗船してみたいですね!
港もさんふらわあも離れていきました…。それではそろそろ風呂に入って寝ましょうか。
お風呂は25時(深夜1時)までの営業だったので急いで入りましょう。
小さめでしたが、大浴場内のシャワーと湯船の間に仕切りがあったのが非常に良かったです!(言葉で表現し難いので是非実際に入って下さいw)
気持ちよく温まったので寝ましょう。おやすみなさい…。
おはようございます。船内の放送で目を覚ましました。シルバーフェリーにも歌があったとは…笑
朝焼けに輝く海。早起きならではの光景ですね! 日章旗も良い味を出しています。
朝日を浴び輝く船体。
船内も朝日が照らしていました。
さて、朝ごはんをいただきます。カツサンドにしてみました(朝から重いとは言わない笑)
朝焼けを見ながら食べる船の冷凍食品も悪くないですよ~!
さて身支度を整え下船します。
降りる際にチラッと見えたので。2等寝台Bはこのような二人部屋となっています。安かったのでこっちでも良かったのですが、知らない人と二人きりの相部屋は嫌だなと思い…。しかし全然利用者はいませんでしたので、今度はこちらでも良いかもしれませんね。
徒歩客はデッキに集まり一気に下船しました。
下船後タラップ下からフェリーターミナルまでは送迎バスで移動します。HRでした。
今回乗船したシルバーティアラ。新船という事もあり快適でした!
徒歩客はこのバスの座席が全部埋まる程でした。札幌からほぼ同じメンツ(^^;
八戸港フェリーターミナル。ここで盛岡行き高速バスを待ちます。
発車5分程前にバス停にやって来ました。エアロバスと良い車です!
車内は座席がちょっと豪華な4列シートです。足置きもありました。
奥にトイレがあると喜んだのも束の間、使用禁止となっていました涙
他にもトイレ横2列は交替乗務員用座席となっていました。
途中パーキングエリアにて10分休憩がありました。トイレと自販機しか無いPAです(^^;
隣では除雪真っ最中! 雪国らしい光景ですね。
そして約10分遅れで終点の盛岡駅に到着しました。お疲れ様でした。
今回ちょうど盛岡に用事があったので乗船しましたが、各社が連携してお得な切符を販売したりと利用者にとって非常に有り難いサービスを提供して下さっているのは助かります。
移動に特化した船内なので他の長距離フェリーよりはサービスが無いですが、乗船時間を考えるとこの内容で十分でした。
北海道~本州の移動手段として、是非ともいかがでしょうか。
こんにちは。去年の事ではありますが、所用の際に大阪から福岡までの移動で夜行フェリーを利用してみました。関西福岡間は新幹線をはじめ、飛行機、夜行バス、フェリーと様々な交通手段がありますが、その中でも夜行フェリーは寝れば翌朝には目的地には着く事もあり一番快適と名高いです。
今回は名門大洋フェリーの中でも一番グレードの低い「二等和室」、所謂”雑魚寝部屋”を利用しましたので、参考になれば幸いです。
2021年5月26日、京都での用事も済ませ京阪電車で大阪へと戻ってきました。今回乗船する名門大洋フェリーは第1便と第2便があります。第1便は17時頃出航し翌朝5時到着、第2便は19時頃出航し翌朝8時頃到着します。今回は第1便利用ですので、大阪を観光したい気分ですが早めに大阪南港へ向かいます。
大阪メトロを乗り継ぎ住之江公園へとやって来ました。ここで同じ大阪メトロのニュートラムに乗り継ぎます。
地下から高架へ上がりニュートラムに乗車します。モノレールでは無いですが、車輪でレールを走るのではなくタイヤでコンクリートを走るシステムです。似たようなシステムは六甲ライナーや東京の日暮里舎人ライナーなどがあります。
車両は自動運転ですので乗務員は基本いません。運転席も座れるようになっているので、運が良ければ前面展望を独占出来そうですね。
トラックやコンテナの並んだ港の風景を眺めていると最寄り駅のフェリーターミナル駅に到着です。
改札を出て大阪南港フェリーターミナルに向かいます。駅とターミナルは連絡通路で繋がっているので、雨の日でも大変便利です。
フェリーターミナルに到着し、1階の窓口で名前を伝え乗船券を発券してもらいました。
乗船券です。発券と同時に検温も行いました。マスクのプレゼントも。助かりますね。
既に乗船が始まっていたので乗船します。乗船口は4つほどありますが、第1便は少し離れた5番でした。
タラップを歩くと本日乗船するフェリーきょうとⅡとご対面です。就航から十数年経ち引退の時を迎えつつある船です。
タラップの途中で近くから撮れる位置があったので写真を。近くから見るとその大きさに圧巻です。このフェリーきょうとⅡなどの代替船は今までで一番大きい船になるそう。
船首に書かれたフェリーきょうとⅡの文字もカッコイイですね。
それではいよいよ乗り込みます。長い距離タラップを歩きましたが、前後に人は見当たらず…。どのくらい乗船しているか気になるところです。
今回二等和室ですので大部屋へと向かいます。とはいえ通路脇に晒し者のようにスペースがある訳ではなく、扉付きの部屋にカーペットが敷かれている形です。フェリーきょうとⅡではエントランスやレストランなどと同じ5階に設置されています。
今回はC03号室でした。
中はこのようになっています。既に先客がおられたので全体の画像はありませんが、真ん中に通路がありその両脇にカーペットが敷かれています。本来なら仕切りなどなく、ぎゅうぎゅうに並んで寝るのですが、新型コロナウイルス対策として本来の2~3人分を1人用スペースとし間隔が広く取られています。仕切りがあるのも嬉しいですね。ここはコロナのおかげとも言えるかもしれません。
今回は一番隅のスペースを予約。コンセントもあり非常に助かりました。
シーツや枕などはあらかじめスペースに置かれています。
まもなく出航という事で甲板へと出てみました。この大阪南港からは新門司港行き名門大洋フェリーと愛媛県西条市の東予港行きオレンジフェリーが発着しています。
オレンジフェリーは夜の航行に向け準備中。
タラップも外され17時ちょうどになり出航しました。
第2便目の名門大洋フェリーとオレンジフェリー。この第1便目は一番左のバースに停泊していました。
名門大洋フェリーの2隻とも港に船首から突っ込んでいたので、バックした後方向転換します。
ファンネルから煙を吐き新門司港に向け進みだしました。
程なくしてフェリーさんふらわあの2隻が見えました。別府航路と志布志航路の2隻でしょうか。こちらも乗船してみたいところですね。
無事出航しのんびりしましょう。
展望席が空いていたので着席し一杯やりましょう! ここでビールをプシュるのが最高なのですが、自分は飲めないのでチューハイで…笑
果てしない海を見ながら飲むのも最高ですね。
夜行フェリーの関西~九州間航路の見どころは何と言っても大きな橋をくぐる所でしょう。明石海峡大橋の下をくぐるとアナウンスがあったので、甲板に出て眺める事にしました。
明石海峡大橋が見えてきました。
徐々に近付いていき…
くぐりました。
ファンネルと明石海峡大橋。くぐる瞬間は橋の構造がよく見えて面白いものです。
明石の街を横目に西へ進みます。第2便は日が暮れてからくぐるので、橋もライトアップされ美しいですよ~! 以前第2便でこの地域を通過した際に、上空とまでは言いませんが、ビルの最上階並の高さの位置にポツンと小さく輝くライトがありました。何だろうと思って地図アプリで調べたところ、位置的に明石市の天文科学館でした。あの時計台が夜光っていたのですね。社会科の授業で習った日本標準時子午線の街、一度訪れてみたいものです。
そんな事を思いながら街を眺めているとあっという間に橋は遠くへ。中に戻ってゆっくりしましょうか。
コロナ禍だからかエントランスもこの状態。いつもならグループがテレビの前で集まってワイワイしていますが…
トラックドライバーさんは自室で休んでいると思いますが、他の観光客などは殆どいませんでした。自分が今回滞在している二等和室も自分以外はドライバーさんで2人だけ。
そろそろお腹が空いたので夕食としましょう。名門大洋フェリーはバイキング形式となっています。
自分はバイキング派なので福岡~関西は名門大洋フェリーをよく利用しているのです(^^;
彩りなんて気にしたら負けです(笑) 元を取ったかなどは考えずに満足出来たかどうかがバイキングを楽しむ醍醐味なのだと自分では思っています。
レストランもドライバーさん数人で観光客っぽい人はほぼいませんでした。時間帯の問題…?
完食しドリンクバーで余韻に浸っていたら瀬戸大橋をくぐるとのアナウンス。レストランの窓から見たらもう直ぐそこ!
急いで食器類を返却して甲板に出ます。
なんとか間に合いました(^^;
船尾の先には闇が広がっています。何も灯りの無い夜はこんなにも暗いのですね。
そしてくぐりました。
大浴場でゆっくりと疲れを癒し、早いですがもう寝るとしましょう。同室の方は既に眠っておられました。
それではおやすみなさい…。
おはようございます。まだ4時半頃ですが、朝の放送で目が覚めました。夕食を食べると翌朝の朝食が無料になるサービスがあったので、昨夜朝食券をいただきました。
顔を洗い整えてからレストランへ向かいましょう。
朝ごはんはパンとサラダとゆで卵を自分で取る形式です。第2便は朝食も種類豊富なバイキングですが、第1便はまだ4時なので(^^;
でもこのくらいの優しい軽食が寝起きには丁度良いですね。パンをおかわりしちゃいました(^^;
朝食をいただき準備をしているといつの間にか新門司港に接岸するところでした。福岡は雨ですかーー(^^;
昨日海を見ながらチューハイを飲んだ展望スペース。早めの出航も良いものですね! 朝はキツいですが…笑
下船開始の案内が放送で流れ、タラップを渡り下船します。タラップの手前で写真を撮れるほど徒歩下船客がいない…(^^;
名残惜しいですが、定刻で新門司港に到着しました。快適な船旅有難うございました~!
新門司港からは小倉駅まで無料送迎バスを利用します。バスファンにも嬉しいのがこの車ですね(笑)
やはり徒歩客が少ないからか普段は2台運行ですが、今回は1台だけでした。
車内はハイバックシート。自分も含めて徒歩客は6人だったようです。
門司駅経由で小倉駅新幹線口に到着。6時過ぎた頃の到着でした。
小倉駅からは高速バスで福岡市内へ戻りました。
今回初めての雑魚寝部屋でしたが、時間帯も関係しているとは思いますが同室の方がマナー良い方だったので快適に寝る事が出来ました。団体で騒ぐ訳でもなく、皆寝るか横になってスマホや漫画を見たり。他人に変に干渉してくることも無く、船に慣れたドライバーさんで良かったです。
ただ、どうしても共同部屋だと我慢しなければならない事もあります。今回は消灯時間でもないのに部屋の電気を消し寝ておられるという事もあったり。でもそんな時はスマホの照明を利用すれば良いですしね。貴重な経験でした。
このフェリーきょうとⅡは2021年末に運航開始する新船に代替されます。古臭さはありますが、その雰囲気を楽しむ事が出来て良かったです。
船旅、意外と悪くないです。皆様も是非。
2020年2月24日(日)に、西鉄バス大牟田株式会社様の7508号車をお借りして、私主催の第二回目となるバスツアーを開催しました。
福岡地区でも数を急速に減らしつつあり、久留米地区では残り3台、大牟田地区でも残り1台となった車で、なんと県境を越え熊本市内へ突撃するというツアー。衝撃的なこのツアーの様子をご紹介したいと思います。
2020年2月24日、主催としていち早く西鉄電車で大牟田へ向かいます。
大牟田行き特急に充当されていたのは、柳川観光列車の水都でした。
08時30分頃に大牟田駅に到着し、そこから歩いて大牟田営業所へ向かいました。
関係者様に挨拶をし、本日の車とご対面。
担当乗務員様と打ち合わせを行い、09時30分頃に大牟田営業所を出発しました。
今回お借りした車両は、西鉄バス大牟田株式会社大牟田営業所に所属する7508号車。形式はKC-HT2MMCA、架装は西日本車体工業です。
主に北九州地区を除く福岡・久留米・大牟田地区に導入されました。
この7508号車はこの頃にはもう予備車となっており、滅多に動かない車となっていました。ツアーの行程を作成する際も、老朽化から色々と制限がかかりました。それでも貸し出して下さった皆様に感謝申し上げます。
福岡(天神)駅08時30分発の大牟田行き特急に接続するよう、大牟田駅西口バス停09時40分集合。列車の遅延も無く、乗り遅れる方もおられませんでしたので、無事定刻で出発する事が出来ました。有難うございました。
これから南下する訳ですが、まずは大牟田近郊で向かいたいバス停へと向かいます。
最初にやって来たのは三池港バス停。島原方面へのフェリー乗り場が付近にあります。
西鉄電車の駅に掲示してある運賃表には、なんと駅だけでなく「島原港」までの値段が記載されています。これは電車とバスとフェリーを乗り継いだ場合の金額です。折角大牟田まで西鉄電車を使って大半の方にお越しいただいたので、三池港までバスで来てみた訳なのです。
思い思いの構図で撮影を行い、次の目的地へ移動します。
次にやって来たのは荒尾干潟。もう県境を越え熊本県に入りました。天気にも恵まれ絶好の撮影日和ですので、他の駐車枠に車がいなかった事もあり、順光撮影会と化しました。
大牟田に来る前は、福岡市内の博多営業所や片江営業所に所属していたとのこと。折角ですので、営業所マークを作成し貼り付けるなどして撮影時間いっぱい楽しみました。
西鉄ではお馴染みの日章旗も設置! 荒尾干潟の絶景も楽しみ、バスの撮影も楽しみ、満足して次へ移動します。少し早めではありますが、これから結構体力を使うので、力を補いましょう。
昼食休憩としてやって来たのは、熊本名物チェーン店の「おべんとうのヒライ」。田原坂公園前店はスペースが広くあり、他にもトラックなどが多数停車していました。
青看板には「熊本」や「植木」など熊本の地名が並び、本当に熊本県に突撃しているのだなと実感させられます。
産交バスが目の前を通過! 赤バスと産交のコラボも叶いました。
1時間程休憩し、さらに南下して行きましょう。自分はチキン南蛮弁当をいただきました!
のどかな道路を進みます。
おべんとうのヒライから30分ほど走りやって来たのは、熊本電鉄御代志駅。路線バスと電車が同じホームで接続するという非常に独特な造りとなった駅です。
ホームに列車が入ってきました。列車から降りるとそこには見知らぬ赤いバス! 乗客も不思議そうに眺めておられました。
列車だけでなく、熊本電鉄バスとのコラボも…! しかも日野同士の並びです。
くまモンラッピングの電車や、ポンチョなどのコミュニティバスとのコラボレーションも叶いました。
熊本電鉄様や駅関係者様、バス営業所様など関係各位様全てから特別に許可をいただきました。皆様有難うございました。
さて熊本市中心部はもうすぐです。このまま国道を南下するのも良かったのですが、ちょっと道を外れ寄り道をしました。
緑色の看板…! なんと特別に自動車専用道路を走行しました!
博多営業所時代に福岡都市高速などを走行して以来の時速約60㎞走行ではないでしょうか…
熊本西環状道路を走行し熊本市中心部を目指します。
トンネルも高速道路そのままで車内から見る景色も圧巻でした。
熊本西環状道路の終わりは上熊本駅近く。インターを流出し、路面電車と並走しながら中心部へ近づきます。
そして今回一番の目玉である、熊本桜町バスターミナルへ突撃しました!
貸切バス駐車場に停車する7508号車。隣には休憩中の熊本バスが停車していました。
熊本桜町バスターミナルが開業してから西鉄の路線バスがバスターミナルに突撃するのはこれが初めてです。熊本バス、都市バス、電鉄バス、産交バスと多様な熊本のバスに囲まれる西鉄の赤バスは非常に異様な光景でした。
乗務員様の休憩中に参加者はバスターミナル近辺に散らばります。というのも、次は市内中心部フォトラン。7508号車が熊本の都心を走るので、それを撮って貰おうという訳です。
20分以上休憩し、いよいよ都心を走ります。熊本のデパートである鶴屋のある通町筋を走行中。
路面電車とも並走しました。なんでここに西鉄バスが??と一部の乗客の目線を並走中感じました(笑)
水道町駅の横で信号停車中。西鉄の古いモケットの横に熊本の駅の看板があるという違和感。
付近の繫華街を回りUターン。今度は通町筋を熊本城方面へ走行します。前には西鉄のひのくに号も。信号待ちで高速の乗務員さんがずっとこちらを見ておられました。そりゃ気になりますよね…
乗降扱い中の産交バスも追い抜かしました。写真に写っているこの車、実はKL-HU2PMEAだそうで、主催ツアー第一回目で貸し切った愛宕浜7606号車と同形式な車でした…!
フォトランもひと段落し、熊本桜町バスターミナルで再度休憩します。今度は隣に熊本バスが停車していました。
隣の熊本バスも同じ西工ボディ。乗務員様も親切で色々とお話を聞かせていただきました。お見送りまで有難うございました!
熊本都心フォトランも終わり、後は帰路につきます。その途中で熊本駅に立ち寄りました。
熊本駅新幹線口に停車する西鉄の赤バス。ホームに800系などが停車していたらもっと良かったのですが、時間の都合上叶いませんでした涙
折角熊本に来たのだから、熊本のバス会社の営業所に立ち寄らせて貰えないかな…と交渉を行った結果、小島産交に併設されている九州産交の貸切バス営業所に特別に立ち寄らせていただく事が出来ました。
純正ボディの観光バスと並ぶ西工の路線バス。熊本にいるだけでも非日常なのに、このスペースに路線バスがいるのも非日常です。
段々傾きつつある日を浴びて並ぶ4台。滅多に見られない光景です。
九州産交の貸切営業所の皆様、有難うございました。
さて夕陽を浴びながら大牟田に向けラストスパート。2時間弱かかるので、途中のセブンイレブンで休憩を取った際にパシャリ。白いボディがオレンジ色に輝く様子が非常に美しかったです。
最後の最後に足搔きとして有明海沿岸道路を走行。ツアー最後の高速道でのエンジン音を焼き付け、終点へと向かいます。
18時を過ぎた頃に大牟田駅西口に到着。接続予定の特急に間に合いました。
参加者が下車しエンジン音だけが響く車内。忘れ物が無いかを再確認し、運営も降りる準備をします。
そして日は沈み暗くなりつつある営業所に到着しました。今回お世話になった乗務員様にご挨拶をし、ツアーは無事終了しました。皆様一日お疲れ様でした!
参加者の皆様の投稿は、Twitterで「#最後のGroupHTで行く熊本の旅」でご検索下さい(*^^*)
最後に。第二回目という事で前回に引き続き西工×日野のツアーで、しかも県を越え熊本市内に突撃するという内容でしたが、皆様のご協力もあり無事にツアーをする事が出来ました。
日野の中でも個人的に一番好きなKC-HT2MMCAでの貸切と個人的なチョイスでしたが、皆様にお楽しみいただけたのなら運営一同幸いです。
参加者の皆様、西鉄バス大牟田株式会社の皆様、関係各位様、本当に有難うございました。
※今回ツアー名を7508ファイナルロングランとしたのは、貸切交渉の際にこの7508号車が間もなく離脱するという情報をいただき、遠出はこのツアーが最後になるだろうとの事だった為です。
春のグリーンランド臨時などで活躍し離脱する予定が、結局新型コロナウイルス感染症の影響で一度も走ることなく離脱してしまいました。お疲れ様でした。
【貸切車両データ】
西鉄バス大牟田株式会社
大牟田営業所7508
KC-HT2MMCA
大牟田200か810
※除籍済
明けましておめでとうございます。2022年最初の投稿となります。昨年末よりブログ更新を再開しましたので、本年は本格的に取り組みたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
さて、今まで撮影した写真を見返していると、ブログネタとして残すべき内容のものを新たに発掘しました。ここ最近は過去の事を振り返る記事が多くなっていますが、マニア向け肴のつまみとなれば幸いです。
2018年8月6日、SUNQパス旅2日目でこの日は延岡行きごかせ号へ乗車してきました。今は亡きPJ代エアロクイーンに乗車しておりましたので、ここに書き記す事とします。
8月6日の朝7時50分頃、博多バスターミナル3階36番乗り場(当時)に真っ白の巨大なバスが入線してきました。今回乗車する「ごかせ号」です。
座席指定制ですので、あらかじめ予約し発券した座席指定券を乗務員さんに渡し乗り込みます。
車内は独立3列シート。元々この車両は夜行バスとして使用されていた車ですので、内装は非常に豪華になっています。
夜行バスから高速バスへと活躍の場を移したので席間のカーテンは撤去されていますが、シート等はそのままですので、リクライニングやフットレスト・レッグレストなども使用出来ます。
緑色の方向幕を輝輝とさせ、発車の時を待っていました。
定刻の08時ちょうどに始発地の博多バスターミナルを出発。博多バスターミナルからの乗客は5人程だったと記憶しています。みなスーツケースを持っていたので、延岡方面への帰省なのかもしれませんね。
途中西鉄天神高速バスターミナル、高速基山、久留米インター、八女インターを経由し延岡へ向かいます。天神からは数名が乗車し、合わせて10名程度で南下します。
天神北ランプから福岡都市高速に入り、太宰府インターより九州道をひた走ります。夏休みシーズンではありましたが、特に渋滞は見受けられませんでした。
博多バスターミナルから2時間程が経ち、休憩箇所の緑川パーキングエリアへ到着しました。10時10分頃から10時25分まで約15分の休憩です。熊本名物おべんとうのヒライが入居しているPAです。
休憩中のPJ代エアロクイーン4201号車。西鉄ではこの顔のエアロクイーンは数少ない貴重な車となっています。一世代前は西工ボディ、一世代後は普通のエアロエースと同じ顔。3台しか在籍していませんが、うち1台は夜行バスの共同運行会社に貸出中。残る2台がこのごかせ号で主に運用に就いています。
正面から。実はこのずんぐりむっくりした顔が非常に好みです(笑)。
コックピット。このハンドルが三菱ふそうという感じで非常にカッコイイですね。
リア。現行クイーンとは異なるのっぺりした灯火類も味があって良いですね。この車体を”ムーミン”という愛称で呼ぶ方もいらっしゃるようです。
おべんとうのヒライで軽食も購入し乗車。時間になり人数確認ののち延岡に向け再び走り出しました。
松橋インターより九州自動車道を流出。ここからは延岡まで殆ど一般道を走ります。
高千穂に近付くにつれ景色も非常に幻想的に。。。
車内から渓谷を眺めるのも非常に楽しかったです。流れゆくのどかな景色を楽しんでいると、12時前に高千穂バスセンターに到着しました。ここで半数が下車。
本来はここでも10分程開放休憩があるのですが、降車扱い後そのまま出発となりました…。高千穂に佇むエアロクイーンという雰囲気を味わいたかったですが残念。
そして13時15分頃、延岡駅に到着しました。定刻より少し遅れての到着でした。
最近までは延岡駅前バスセンターという立派な建物もあったようですが、今は全て無くなりただのバス停となっていました。駅はリニューアル真っ最中でした。
乗務員の方によるとこの日は前面方向幕が故障していたようで…。回送にしようとしても違う幕になったり(配慮しモザイクをかけています)。
手動で回送にセットし、バスは回送されて行きました。乗務員さま、色々と有難うございました。
この「ごかせ号」は大体半々で高速道路と一般道を走行します。他の高速とは異なり下道区間の多いこと多いこと…。それをこの大きなバスで走るのは大変かもしれませんね。
現在はダイヤ改正が行われ、九州中央道という高速道路が開通し、九州道松橋インターで流出するのではなくそこを通っているようです。また途中の美里町も経由しなくなり、所要時間が20分以上短縮したとか。また休憩場所は緑川PAではなく北熊本SAと変更されました。
今回乗車した博多4201号車は2020年7月頃に運用離脱。それでも以降ごかせ号には元夜行車両が運用に就いています。豪華な車両で景色も楽しめる非常に乗り得な路線ですので、是非。
【乗車車両データ】
西日本鉄道
博多営業所4201
PJ-MS86JP
福岡200か1566
※除籍済
今年(2021年)の3月中旬に、大分バスの西工S型ラストラン企画が有志によって行われました。お誘いいただき参加して参りましたので、当日の様子を書き記そうと思います。
2021年3月13日、原付で天神まで向かい始発のとよのくに号で大分へ。駅前の松屋で朝ご飯を食べ集合場所の要町高速バス乗り場へ向かいます。
貸切バス駐車枠に遠くからでも目立つ青色のバスが既に停まっていました。この車が今回の主役である、大分バス”42161号車”です。
”とよのくに”との文字が書かれているように、この車は大分~福岡間を結ぶとよのくに号で使用されてきました。
2005年に製造され、その数年後に今の青色のうみたまごラッピングに変更されたそう。他路線に転用される事無く最後までずっと大分福岡間で運用されました。
車内は1+2の偏心3列シート。座席の間に肘掛けもあり、フカフカで快適なシートでした。
人数も揃い時間になったので出発しました。
別大国道を快調に走り、最初の目的地は大分交通別府営業所。こちらで撮影会と営業所見学となりました。
大分交通に在籍する西工S型2111号車と並んで撮影!
曇りでしたが太陽が出てきて順光で撮影出来ました。青色のラッピングがよく輝きます。
大分交通のS型も順光で撮影出来ました。幕はAPU。別府市内の丘の上にある立命館アジア太平洋大学の略称ですね。中学生の時に一回所用で行った事があるので懐かしいです。
大分バスはKL-MS、大分交通はKC-RA。排ガス規制も異なりメーカーも異なりますが、ほぼ見た目は同じ。見た目を出来る限り統一しようとした西工の魅力ですね。
西工S型2台のリア。営業所脇に咲いていた菜の花も綺麗でした。
この42161号車は大分バス最後のS型、2111号車は大分交通最後のS型。貴重なコラボレーションを撮影する事ができ感激です。
ちなみに路線車ですが興味深い写真を撮る事が出来ました。
どちらも元神奈中のエアロスターなのですが、左はKL-MPでノンステップ、右はKC-MPでツーステップです。左の801号車大分交通初のノンステップ車両だそうで、扁平とノーマルの車高の低さや車体の高さの違いが大きく分かりますね。
色々と撮影も終わったところで次の目的地へ向かいます。
次にやって来たのは亀の井バス本社。ここでも西工とのコラボが行われました。
左から42161号車、大分200か251、大分200か188、大分200か20と並んでいます。真ん中2台が西工SDで三菱ふそう、右端が西工C型で日野です。
並びを後ろからも撮影させていただきました(^^)
同じ三菱ふそうKL-MSの並び。S型とSD型とボディは違うものの、テールランプの位置などは大体同じですね。
数少なくなっている西工C-Ⅱのリア。亀の井バスではこの車がラスト1台。サロンになる後ろ側の高さが一段上がっているのが特徴です。この車はもう廃車になったそうで…。最後は地元のマニアでさよならツアーが行われたみたいですよ!
高速車と観光車の撮影も満足に出来ました! 次の目的地へ移動します。
やまなみハイウェイを進みやって来たのは湯布院町。こちらでフォトランが行われた後に昼食休憩です。
湯布院の街並みを走るS型の写真も撮りたかったのですが、人のいない静かな環境でエンジン音を録りたいと思い車内に残りました(^^; その分満足いく音を堪能出来ました(拍手)
駐車場所の目の前にジョイフルがあったのでここで昼御飯を食べ、時間通り出発しました。
お次は念願の高速道路走行。高速道路を走るとなったらやっぱりPA休憩ですよね! という事で由布岳PAで休憩。
とよのくに号にはトイレ休憩が無いので、PAに停まる様子は撮影出来ません。貴重な機会なのでずっと撮影に専念しておりました(^^;
名前の通り周りを山々に囲まれたPAでした。どの構図から撮っても後ろにはそびえ立つ山!
標高が高いので雲が近く感じられました。
休憩も終わり高速道路をひた走ります。大分道は高低差が激しいので、ギアを落としてガンガン回すエンジン音も楽しめました(^^)
大分市内に戻りフォトランが行われました。坂を登り大分市美術館へ向かう42161号車。後ろには別府湾も見えます。
大分バスの金池ターミナルにも一瞬立ち寄り撮影。幕は「鹿児島」で! 復活トロピカル号です。
トロピカル号の乗車記もご覧ください(笑)
最後の訪問地である大分バス中央営業所へ来ました。ここで営業所見学や撮影会が開催。営業所にはトロピカル号で乗車した42163号車が出迎えてくれました! 派手なラッピングになっちゃって…。エアロエースと交互にではありますが、今でも関西方面へ夜行として走る貴重なエアロクイーン。まだまだ元気に走り続けてほしいですね。
エアロバスと並んで撮影。ぶんご号2台運行を想定した幕です(笑)
42163号車との並びも。ドデカイ車が2台並んでいると物凄い迫力です。
日も傾き方向幕とフォグが映える時間になってきました。
お馴染みのとよのくに号福岡行きの方向幕を出して。赤色の方向幕、黄色フォグが非常に美しかったです。
撮影会の合間にパシャリ。誰もいない車内…。お猿さんのイラストが描かれたフカフカシートにもう一度座りたいな…と編集していて思います。
重厚感のあるハンドルとコックピット。ここに座って操縦してみたいというのが長年の夢ですね。
最後に超レア物の撮影までさせていただきました…!
現在は教習車として使われている富士重5Eです。排ガス規制はP代という…
リアに取り付けられているエンブレムが最高にカッコイイですね。
十分に満足出来るほど色々と撮影させていただきました! そして暗闇の中終点へ乗客を乗せ走り出しました。
19時前に終点の要町高速バス乗り場に到着。最後に車内に別れを告げ下車しました。
大分駅舎のリニューアル等再開発の進む大分駅周辺。新しいマンションや高架などが立ち並ぶ中に佇む西工S型。黄色フォグもしっかりと映えています。
最後にとよのくに号でも停車する大分駅要町バス停で下車出来たのもポイント高いですね。
そして見送りバスは中央営業所へ回送されて行きました。
大分バスのとよのくに号には3列車用の運用がありますが、どの車両が運用するかは基本分かりません。なのでなかなか乗る機会も無かったのですが、最初で最後ではあるものの今回このような形で乗車する事が出来て本当に良かったです。
撮影も楽しめ、乗りバスとしてエンジン音も楽しめラストに相応しい内容でした。また、他社ではあるにも関わらず乗り入れを許可する各社の優しさも実感する事が出来ました。
主催者の方、運営の方、大分バスの皆様、大分交通・亀の井バスの皆様、有難うございました。
【乗車車両データ】
大分バス
42161
KL-MS86MP
大分200か255
※当貸切を以て除籍済
2019年8月18日(日)に、西鉄愛宕浜営業所の7606号車をお借りして、私主催の第一回目となるツアーを開催しました。
西鉄の中では残り2台しかいない貴重な車で福岡市南部へ向かうツアー。記念すべき第一回目の様子をご紹介したいと思います。
2019年8月18日、主催として愛宕浜営業所へとやって来ました。担当される乗務員さんと打ち合わせを行い、朝9時10分頃に営業所を出発。参加者の方々をお迎えに西新へと向かいます。
今回お借りした車両は、西鉄バス愛宕浜営業所の7606号車。形式はKL-HU2PMEA、架装は西日本車体工業です。
西鉄全体で計6台導入され4台は赤間営業所へ、2台は愛宕浜営業所に配置。しかし赤間では長距離路線で酷使された事もあり早々と離脱。その為2台しか残存していない貴重な車両です。
平日の朝のみ乗降取り扱いが行われる「西新商店街前」バス停が本日の集合場所。9時30分頃に到着し受付を行います。幸い遅れる方もおらず定刻で発車出来ました。有難うございました。
明治通りや那の津通りを走り、一か所目の撮影地へ向かいます。
やって来たのは那の津ふ頭。福岡都市高速の荒津大橋の下で撮影を行いました。
今回の主役である7606号車。かつてはシーサイドももち線で都市高速も走行していましたが、現在は下道路線のみの走行となっています。かつて渡っていた荒津大橋と一緒に撮影…。
貨物船も岸壁に停泊しており、路線バスと船のコラボレーションが実現しました。
バスのすぐ横は博多湾。こんなに近い距離で海とバスを撮るのは初めてでした。
思い思いの構図での撮影が終わったら次の目的地へ移動します。
渡辺通を南下し那珂川方面へ向かいます。道路沿いのバス停に路線バスが停車する中、高速バスや特急バスに混じってバス停を通過していく貸切幕の路線車。周囲からも注目の的となっていました(?)
実はツアー当日この区間では「普段は76代が通る事のない渡辺通を走行しています!」と案内していたのですが、その数ヶ月後に76代の運用路線が、渡辺通を通らない路線から通る路線へと変更されました…(笑)
更に南下し愛宕浜営業所の路線はない南区へと入りました。那珂川営業所の復刻バスとすれ違い。
大橋駅も通り過ぎやって来たのは那珂川営業所よりも南に位置する「市の瀬」バス停。一気に県境に近い場所までやって来ました。
ここで撮影や休憩の為50分ほど停車。夏休み期間中の日曜日という事もあり、本来ここは西鉄の転回場なのですが、隣の公園利用者の為に駐車スペースとして開放していました。勿論バスは営業所より許可を頂いて停車しています(^^;
休憩中ご厚意でLED幕を少し変えたりして楽しんでいました。好き勝手触らず操作は乗務員さんにお任せしました(^^;
さて時間になったので次の目的地へ移動します。
国道385号線を更に南下すると木々が生い茂る山の中へ突入。山道で重厚感のあるHUのエンジン音を堪能出来ました。
到着したのは「脊振少年自然の家」。市の瀬からは廃止路線をたどります。福岡市を抜け佐賀県に入りましたが、ここもかつてバスが来ていたのです。田畑の広がるのどかな山の中にスマートループの西工車が佇む様子も意外とマッチしていました。
脊振少年自然の家の先にかつての終点「板屋」バス停があったのですが、そこの転回場が現在私有地となっている為断念。来た道を戻り、途中にあった大きな木の横に停車します。
ここは昔あった「佐賀橋」バス停付近。本来のバス停は現在ダム底に沈んています。五ヶ山ダムの建設に伴いバスが走っていた道路などがダム底へ沈んでしまったのです。
バスの横に立っている大きな木は、ダム建設の際に、底に沈む町を偲ばせる物を残そうとの事で、大掛かりな工事で移設された杉の木だそうです。
かつての佐賀橋を偲ばせる杉の木と一緒に撮影し、佐賀県から福岡市へ戻ります。山を下りお昼休憩に入ります。
昼食休憩としても~も~ランド油山牧場にやって来ました。たまたま桧原営業所と油山を結ぶ期間限定の路線バスも到着。
西工大型と三菱ローザのスマートループ並びがたまたま実現…!
牧場内のレストランでお昼ご飯をいただきました。ソフトクリームも美味しかったです(^^)
満腹になったところで時間通り発車。これから後半戦です。
小笠木峠を越え早良区に突入。早良高校バス停の転回場に入ります。赤バスとスマートループの並び。前面だけ見ると日産か日野か区別出来ない共通のデザイン…。西工の努力がよく分かりますね。流石にリアは特徴あって区別出来ます(笑)
早良高校バス停に停車する様子。早良管内で日野のFFシフト音を聞く違和感が物凄かったです。
次にやって来たのは「水源地前」バス停。脇山支線のバス停です。
KL-HUのリア。テールランプの位置の影響か、リアウィンドウの影響なのか、日産ディーゼルUAのリアに慣れていると違和感が凄いです(^^;
この先の区間でフォトランを行いました。時間調整中バス停でみかんを売っている人の視線をずっと感じていました(^^; バス停ですが大丈夫なのでしょうか…苦笑
脇山支線の終点「曲渕」バス停に到着。普段は中型しか来ない場所なので、転回場も幅がいっぱいいっぱいでした。
しばしの休憩の後西区へ戻って行きます。
早良街道を離れ室見川沿いに進み、金武地区へ。ここで廃止路線のフォトランを行います。
後ろには山々がそびえ立つのどかな地区です。
今回は誘導を任せ自分も撮影に挑みました。まずは並木道を走る7606号車を後ろから。西工のKL-HUと言ったらやっぱりリアですからね。
民家の前にあるバス一台分の幅の道路をゆっくりと走ります。
最後は金武宿と言ったらこれ!なシチュエーションで。ここは昔「金武宿」と呼ばれ、福岡と佐賀を結ぶ三瀬街道の宿場町でした。現在でもその街並みが残っています。
この道を2016年まで路線バスが走っていたのです。バスの離合が出来ないので、金武宿手前のバス停で、対向の都心向きバスを待つこともあったそうです。
久し振りの復活。念願叶ってよかったです。
金武の北側にある壱岐地区を走行。途中の「生松台」はCMにも使われるほどの絶景スポットがあります。そのスポットでフォトランも行いました。
そしていよいよ解散場所へ向かいます。
そして17時頃、終点の姪浜駅南口に到着しました。76代が姪浜駅にいる貴重な光景!と当時は思っていたのですが、その数ヶ月後にこの姪浜駅発着の路線で運用されるようになるとは…笑
参加者の皆様にお見送りいただき、バスと運営は営業所まで戻りました。
運賃表と団体表示紙(誘導紙)。普段から乗っていた車を貸し切り行ったことの無い場所に行けるとは…。主催という貴重な体験をする事ができ光栄です。
日野の車は操りにくいといった声をよく聞くのですが、担当された乗務員さんのテクニックで快適な乗り心地でした。有難うございました!
ツアー終了後の車内。忘れ物が無いかを細かくチェックし下車しました。
乗務員さんにご挨拶をし、ツアーは無事終了しました。指定の駐車位置に向け回送される7606号車。一日お疲れ様でした!
参加者の方々の反応はTwitterで「#7606満喫ツアー」で検索下さい(^^)
今回初めての主催という事もあり、色々と至らぬ点があったかと思いますが、皆様のおかげで無事にツアーを遂行する事が出来ました。
念願の日野の車で遠出するという内容、様々な方々のご協力抜きでは為し得ない企画でした。
参加者の方々、乗務員様、関係各所の皆様、有難うございました。
【貸切車両データ】
西日本鉄道
愛宕浜営業所7606
KL-HU2PMEA
福岡200か433
今年の10月のことではありますが、ジェイアールバス関東の小諸支店に所属するエアロキング2台を貸し切るというツアーが有志によって開催されました。お誘いをいただいたので、はるばる福岡から参加させていただきました。
今回乗車したエアロキングは、定期観光バスとして5月から信州を巡っていました。5月から7月までは諏訪湖付近、8月は八ヶ岳高原、9月は軽井沢や浅間山を走行し、9月末を以て信州地区の走行を終了しました。次の走行地へ転属される前に今回貸し切る事が出来たそうです。
ツアー前日に福岡からフジドリームエアラインズで名古屋まで飛び、キャンペーンで格安で利用出来たレンタカーを長野まで走らせました。ネカフェで仮眠してから集合場所に移動します。
そして2021年10月2日、天気は快晴です。今回のツアーの集合場所はジェイアールバス関東の小諸支店。支店の横にネット予約専用のコインパーキングがあったので助かりました。受付をし発車前に車庫内で撮影をさせていただきました。
「びゅう」と書かれたド派手な真っ赤なセレガを撮影。びゅうバスと言ってツアーや定期観光バス用の貸切車だそうです。LED方向幕を装備しているので、稀に一般路線に入る事もあるらしいです…。
H644-04408号車。エアロバスのスタンダードデッカーですが、普段はスクールバスとして運用されているようです。
小諸支店で一番撮りたかった車も撮影出来ました! M538-04406です。数日前に軽井沢~横川間から引退したばかりの西工トップドアUAです。先日のさよならツアーでは雨だったので、順光で撮影出来て良かったです!
撮影も終わりいよいよエアロキングでの旅が始まります。まず乗車するのは定期観光バスの目玉であるオープントップなキングです。
乗車して旅のしおりをいただきましたが、いきなり高速道路を走行するとのこと。屋根なしキングでの高速はいかに…!?
普段自家用車の運転席から見る看板がこんなにも大きいとは…。物凄く圧巻でした!
トンネルもオープントップのまま突入します(^^)。ナトリウムランプがトンネルらしさをより醸し出していますね。
迫力のある下り坂カーブのイラスト。手を伸ばせば触れそうなくらいすぐ目の前にあるのです。
途中休憩を挟みつつ高速道路を走ります。横川サービスエリアにも立ち寄りました。
青空の下に佇むエアロキング。真っ赤な車体が映えます。
休憩中に本線をつばめカラーのキングが通り過ぎて行きました。これが2台目です(^^)
横川駅にて。今回貸し切られた2台のキングがこちら。定期観光バスのメインで走っている真っ赤な「めいぷるスカイ」とその予備車です。
めいぷるスカイは元々ジェイアールバス関東で3列のドリーム号などで運用されていました。しかし引退後はジェイアール中国バスへ。屋根が外されオープントップバスとして運用されましたが、2020年に再びジェイアールバス関東に戻ってきたそうです。
もう1台のキングは青春ドリーム号として運用されていました。その後めいぷるスカイの予備車として雨天時などに走行しています。
今回この2台で乗り比べや撮影を行います。
まずは碓氷峠へ。カーブの続く狭い道をキングが走ります。
木々が生い茂る中をダブルデッカーが走るのは非常に圧巻でした。
普段走らないような所を堂々と走る様子も見ていて良いものですね。
碓氷峠の名所である「めがね橋」とも絡めて撮影しました。
フォトランも終わりめいぷるスカイと合流し軽井沢駅へ。西工トップドアUAや高速車が普段停まるバス停にキングが停まるという迫力。周囲の人の目を引いていましたよ。
ちょうど順光の位置でめいぷるスカイも撮影出来ました(^^)
ここからはエンジン音を堪能しながらの長距離ドライブが始まります。
やって来たのは西工C型が並ぶ車庫。そう、長野原支店です。ここでは都市間高速の座を降りた古参車なども多く見られます。
車庫内での撮影の許可をいただいたので、今回長野原支店を代表する車たちを撮影出来ました。キングも撮影に向け、普段はいない長野原支店の中を移動しています。
まずはつばめカラー西工車とエアロキングのコラボレーション。福岡県在住でありキング好きな身としては非常に眼福な光景です(*^^*)
めいぷるスカイも横に並びました。
キングの並びも良いものです…。
西工2台×キング2台のコラボレーションを撮影出来ました。なんという光景…。撮影中ずっと感動していました(笑)
西工C型とのコラボや他の車も思う存分撮影出来ました。有難うございました。
最後に草津温泉バスターミナルへ乗り入れ。キングは天井ギリギリの高さでした。2階で立てば天井に手が余裕で届くほど…(^^;
前は輸送量を増やす為、東京から草津温泉までの高速バスにキングやアストロメガも入っていたそう。実際に乗って草津温泉に来てみたかったですね!
草津温泉を巡る観光客も、なんだこのデカいバスはと言わんばかりに注目していました。
草津温泉付近の道の駅でフォトランを行いました。歩道橋からメルヘンチックな鐘のあるレンガの建物とキングのコラボを撮影。
なかなか撮る事の出来ない上からの車体の画像も撮影出来ました(^^)
そして草津温泉から長野原支店に一旦立ち寄り、長い道のりを戻り小諸支店へと帰って来ました。着いた時にはもう陽は落ちフォグが輝いていました。
最後に別れを惜しみつつ細部の撮影。めいぷるスカイの客が座る座席は2階にのみ設置されていますが、1階はどうなっているかというと…? カーテンで隠されていますが、3列シートがそのまま残っていました。当初の夜行のままの雰囲気が1階には残っていました。
今回乗車した2台を最後に撮影し、小諸駅で解散となりました。
九州ではもう乗る事が難しくなっており、路線バスでもアストロメガに代替されており貴重になってきているエアロキングを2台も乗り比べ出来たのは非常に良い体験となりました。V8と直6の音の違いも聞き比べ出来たのは非常に良かったです。
運営のお二方、ジェイアールバス関東の方々、有難うございました。
【乗車車両データ】
ジェイアールバス関東 小諸支店
D654-02503
MU612TX
長野200か1846
ジェイアールバス関東 小諸支店
D654-08502
BKG-MU66JS
長野200か1847
こんにちは。先日SUNQパスを利用し桜島号の鹿児島交通便に乗車する機会がありましたので、その際の様子をご紹介します。
桜島号は西鉄グループ、鹿児島交通、鹿児島交通観光、南国交通、JR九州バスの5社で共同運行している福岡と鹿児島を結ぶ高速バスです。西鉄や南国交通は4列シート、それ以外は3列シートで運行しています。
今回鹿児島交通便に乗車したのですが、その際のバスが今では貴重な西工製でした。高速バスとして走る西工SDも減りつつある今、ここに記録として書き記します。
桜島号の始発地は博多バスターミナルです。36番乗り場から出発。発車約5分前に到着し改札が始まります。既に座席指定していますので、座席確保券を渡し乗り込みます。
天井いっぱいまで高さがある西工SD-Ⅱ。その大きさに圧倒されます。
方向幕は運行会社で共通のデザインにしている模様です。青色の幕がよく映えます。
車内は青色の独立3列シートとなっています。椅子はヒュンダイ製。賛否両論分かれるシートですが、個人的には座り心地が良かったと感じました。ただ、コンセントではなくUSB式充電なのですが、電圧が弱かったですね(^^; 2時間指しっぱなしでも全く充電されていませんでした。
西工らしくトイレは進行方向左側中央に床下式で設置されています。
博多バスターミナルからの乗客は5人ほど。定刻の17時32分に出発しました。その後西鉄天神高速バスターミナルから5人程乗車。高速基山からはおらず合計10人程で鹿児島へ向かいます。
福岡から1時間40分程走行し、1回目の休憩地である北熊本SAに到着。ここで19時16分から19時31分まで15分間停車します。北熊本SAは九州の高速バス休憩地として代表されるSAですが、今回は停車しているのはこの車だけでした。
乗車したのは7月なのですが、流石夏ですね。19時代でもまだ明るいです。それでもフォグと方向幕が段々と映えてきました。
SD-Ⅱのリア。公式側は"KAGOSHIMA KOTSU"と書かれていますが、非公式側はラッピングがされています。
北熊本SAに佇む鹿児島交通のSD-Ⅱ。
ドア上部にも鹿児島を示す方向幕が設置されています。
15分撮影しているだけでもどんどん暗くなって来ました。これより鹿児島に向け闇夜を駆け抜けます。人数確認ののち出発しました。
2回目の休憩地であるえびのPAに到着。20時43分から20時56分まで停車します。もうすっかり暗くなりました。
えびのPAと言ったらこのループ橋が有名ですね。高速道路が出来る前はここを皆走っていたのだとか。
既にこの時間は店舗は閉まっていたので、撮影だけして乗り込みました。鹿児島までもう少しです。
22時前に鹿児島中央駅前に到着。ここで大勢が降りて行きました。次の天文館で自分以外は全て下車。15分早着の22時頃に終点の鹿児島本港に到着しました。
自分が下車すると車庫へ回送されて行きました。長時間の運転お疲れ様でした。
前まではJR九州バス便の桜島号にも西工SDが運用に入っていたのですが、エアロエースやエアロクイーンに置き換えられ、残るはこの車だけとなってしまいました。南国交通が新車導入時に3列から4列に変わった事例があるように、鹿児島交通でも新車に変わり今のような快適な乗り心地を体験出来なくなるかもしれません。まだまだ元気なうちに西工ボディの快適な乗り心地を楽しみたいですね。末永く走ることを願うばかりです。
※(追記)2021年11月30日を以て鹿児島交通便が新車に代替され、座席も4列シートとなってしまいました。この西工SD-Ⅱの去就が気がかりです。。。
【乗車車両データ】
鹿児島交通
KL-RA552RBN
鹿児島200か437