明けましておめでとうございます。2022年最初の投稿となります。昨年末よりブログ更新を再開しましたので、本年は本格的に取り組みたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
さて、今まで撮影した写真を見返していると、ブログネタとして残すべき内容のものを新たに発掘しました。ここ最近は過去の事を振り返る記事が多くなっていますが、マニア向け肴のつまみとなれば幸いです。
2018年8月6日、SUNQパス旅2日目でこの日は延岡行きごかせ号へ乗車してきました。今は亡きPJ代エアロクイーンに乗車しておりましたので、ここに書き記す事とします。
8月6日の朝7時50分頃、博多バスターミナル3階36番乗り場(当時)に真っ白の巨大なバスが入線してきました。今回乗車する「ごかせ号」です。
座席指定制ですので、あらかじめ予約し発券した座席指定券を乗務員さんに渡し乗り込みます。
車内は独立3列シート。元々この車両は夜行バスとして使用されていた車ですので、内装は非常に豪華になっています。
夜行バスから高速バスへと活躍の場を移したので席間のカーテンは撤去されていますが、シート等はそのままですので、リクライニングやフットレスト・レッグレストなども使用出来ます。
緑色の方向幕を輝輝とさせ、発車の時を待っていました。
定刻の08時ちょうどに始発地の博多バスターミナルを出発。博多バスターミナルからの乗客は5人程だったと記憶しています。みなスーツケースを持っていたので、延岡方面への帰省なのかもしれませんね。
途中西鉄天神高速バスターミナル、高速基山、久留米インター、八女インターを経由し延岡へ向かいます。天神からは数名が乗車し、合わせて10名程度で南下します。
天神北ランプから福岡都市高速に入り、太宰府インターより九州道をひた走ります。夏休みシーズンではありましたが、特に渋滞は見受けられませんでした。
博多バスターミナルから2時間程が経ち、休憩箇所の緑川パーキングエリアへ到着しました。10時10分頃から10時25分まで約15分の休憩です。熊本名物おべんとうのヒライが入居しているPAです。
休憩中のPJ代エアロクイーン4201号車。西鉄ではこの顔のエアロクイーンは数少ない貴重な車となっています。一世代前は西工ボディ、一世代後は普通のエアロエースと同じ顔。3台しか在籍していませんが、うち1台は夜行バスの共同運行会社に貸出中。残る2台がこのごかせ号で主に運用に就いています。
正面から。実はこのずんぐりむっくりした顔が非常に好みです(笑)。
コックピット。このハンドルが三菱ふそうという感じで非常にカッコイイですね。
リア。現行クイーンとは異なるのっぺりした灯火類も味があって良いですね。この車体を”ムーミン”という愛称で呼ぶ方もいらっしゃるようです。
おべんとうのヒライで軽食も購入し乗車。時間になり人数確認ののち延岡に向け再び走り出しました。
松橋インターより九州自動車道を流出。ここからは延岡まで殆ど一般道を走ります。
高千穂に近付くにつれ景色も非常に幻想的に。。。
車内から渓谷を眺めるのも非常に楽しかったです。流れゆくのどかな景色を楽しんでいると、12時前に高千穂バスセンターに到着しました。ここで半数が下車。
本来はここでも10分程開放休憩があるのですが、降車扱い後そのまま出発となりました…。高千穂に佇むエアロクイーンという雰囲気を味わいたかったですが残念。
そして13時15分頃、延岡駅に到着しました。定刻より少し遅れての到着でした。
最近までは延岡駅前バスセンターという立派な建物もあったようですが、今は全て無くなりただのバス停となっていました。駅はリニューアル真っ最中でした。
乗務員の方によるとこの日は前面方向幕が故障していたようで…。回送にしようとしても違う幕になったり(配慮しモザイクをかけています)。
手動で回送にセットし、バスは回送されて行きました。乗務員さま、色々と有難うございました。
この「ごかせ号」は大体半々で高速道路と一般道を走行します。他の高速とは異なり下道区間の多いこと多いこと…。それをこの大きなバスで走るのは大変かもしれませんね。
現在はダイヤ改正が行われ、九州中央道という高速道路が開通し、九州道松橋インターで流出するのではなくそこを通っているようです。また途中の美里町も経由しなくなり、所要時間が20分以上短縮したとか。また休憩場所は緑川PAではなく北熊本SAと変更されました。
今回乗車した博多4201号車は2020年7月頃に運用離脱。それでも以降ごかせ号には元夜行車両が運用に就いています。豪華な車両で景色も楽しめる非常に乗り得な路線ですので、是非。
【乗車車両データ】
西日本鉄道
博多営業所4201
PJ-MS86JP
福岡200か1566
※除籍済