桜島号(鹿児島交通便西工SD-Ⅱ)鹿児島行 乗車記 | しろはな旅行日記

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 こんにちは。先日SUNQパスを利用し桜島号の鹿児島交通便に乗車する機会がありましたので、その際の様子をご紹介します。

 桜島号は西鉄グループ、鹿児島交通、鹿児島交通観光、南国交通、JR九州バスの5社で共同運行している福岡と鹿児島を結ぶ高速バスです。西鉄や南国交通は4列シート、それ以外は3列シートで運行しています。

 今回鹿児島交通便に乗車したのですが、その際のバスが今では貴重な西工製でした。高速バスとして走る西工SDも減りつつある今、ここに記録として書き記します。

 

 

 桜島号の始発地は博多バスターミナルです。36番乗り場から出発。発車約5分前に到着し改札が始まります。既に座席指定していますので、座席確保券を渡し乗り込みます。

 天井いっぱいまで高さがある西工SD-Ⅱ。その大きさに圧倒されます。

 

 方向幕は運行会社で共通のデザインにしている模様です。青色の幕がよく映えます。

 

 車内は青色の独立3列シートとなっています。椅子はヒュンダイ製。賛否両論分かれるシートですが、個人的には座り心地が良かったと感じました。ただ、コンセントではなくUSB式充電なのですが、電圧が弱かったですね(^^; 2時間指しっぱなしでも全く充電されていませんでした。

 

 西工らしくトイレは進行方向左側中央に床下式で設置されています。

 

 博多バスターミナルからの乗客は5人ほど。定刻の17時32分に出発しました。その後西鉄天神高速バスターミナルから5人程乗車。高速基山からはおらず合計10人程で鹿児島へ向かいます。

 

 福岡から1時間40分程走行し、1回目の休憩地である北熊本SAに到着。ここで19時16分から19時31分まで15分間停車します。北熊本SAは九州の高速バス休憩地として代表されるSAですが、今回は停車しているのはこの車だけでした。

 

 乗車したのは7月なのですが、流石夏ですね。19時代でもまだ明るいです。それでもフォグと方向幕が段々と映えてきました。

 

 SD-Ⅱのリア。公式側は"KAGOSHIMA KOTSU"と書かれていますが、非公式側はラッピングがされています。

 

 北熊本SAに佇む鹿児島交通のSD-Ⅱ。

 

 ドア上部にも鹿児島を示す方向幕が設置されています。

 

 15分撮影しているだけでもどんどん暗くなって来ました。これより鹿児島に向け闇夜を駆け抜けます。人数確認ののち出発しました。

 

 2回目の休憩地であるえびのPAに到着。20時43分から20時56分まで停車します。もうすっかり暗くなりました。

 

 えびのPAと言ったらこのループ橋が有名ですね。高速道路が出来る前はここを皆走っていたのだとか。

 既にこの時間は店舗は閉まっていたので、撮影だけして乗り込みました。鹿児島までもう少しです。

 

 22時前に鹿児島中央駅前に到着。ここで大勢が降りて行きました。次の天文館で自分以外は全て下車。15分早着の22時頃に終点の鹿児島本港に到着しました。

 

 自分が下車すると車庫へ回送されて行きました。長時間の運転お疲れ様でした。

 

 

 前まではJR九州バス便の桜島号にも西工SDが運用に入っていたのですが、エアロエースやエアロクイーンに置き換えられ、残るはこの車だけとなってしまいました。南国交通が新車導入時に3列から4列に変わった事例があるように、鹿児島交通でも新車に変わり今のような快適な乗り心地を体験出来なくなるかもしれません。まだまだ元気なうちに西工ボディの快適な乗り心地を楽しみたいですね。末永く走ることを願うばかりです。

※(追記)2021年11月30日を以て鹿児島交通便が新車に代替され、座席も4列シートとなってしまいました。この西工SD-Ⅱの去就が気がかりです。。。

 

 

【乗車車両データ】

鹿児島交通

KL-RA552RBN

鹿児島200か437