前回に引き続き今回も、2023年8月24日から3日に渡って韓国を旅行した際の様子を書き記します。
1日目は北九州空港からジンエアーで仁川まで飛び、韓国版新幹線KTXと高速バスを乗り継いで全羅南道の港町"莞島(ワンド)"までやって来ました。
(日本時代 このような形で炊飯ジャーやおかずが置かれていました。何も置かれていない状態はやはり寂しい…。)
前回に引き続き今回も、2023年8月24日から3日に渡って韓国を旅行した際の様子を書き記します。
1日目は北九州空港からジンエアーで仁川まで飛び、韓国版新幹線KTXと高速バスを乗り継いで全羅南道の港町"莞島(ワンド)"までやって来ました。
(日本時代 このような形で炊飯ジャーやおかずが置かれていました。何も置かれていない状態はやはり寂しい…。)
2023年8月24日、北九州空港へやって来ました。東京行きの国内線に乗る…のではなく、国際線のソウル行きに搭乗します。初めての海外旅行はまさか北九州から飛ぶとは思いもしませんでした。
窓口で目的地と人数を伝えKTXの切符を購入します。自動券売機もあるのですが、こちらは日本のクレジットカードが使えないようなので、無難に窓口に行くのが正解なようです。
今回購入したのは、KTX421号木浦(モクポ)行き。終点の木浦まで向かいます。
なお今回は希望する列車のチケットを購入出来たから良かったのですが、便によっては満席になる事があるようです。実際この旅行でも数日後に乗ったKTXは満席で便をずらす羽目になりました。KORAILの公式ホームページからKTXの予約も日本から出来ますので、予約しておくのが良いでしょう。
この木浦駅は湖南線の終着駅です。それを表すモニュメントもありました。
ここからタクシーでバスターミナルへ移動します。海外初タクシーでしたが、バスターミナルを韓国語に翻訳した文字を運転士に見せたら伝わりました。なお運転は滅茶苦茶荒かったです…(^^;
こんにちは。関西と関東を結ぶ移動手段と言えば、飛行機・新幹線・バスの3つに大まかに分けられますが、この中でも一番格安で移動出来るのはバスです。昼特急など昼間に運行するバスもありますが、沢山の企業によって運行されており激戦区となっているのは夜行バスです。
そんな関西関東間の夜行バスを運行する一つであるJRバスの”ドリーム号”に、2500円という破格で乗車出来る「超得得ドリーム号」という臨時便が、2021年末から2022年頭にかけて設定されました。この破格の夜行バスに実際に乗車してきましたので、その当時の様子を書き記します。
【超得得ドリーム号の詳細】
・超得得ドリーム422号(関西→関東)
(乗車)大阪駅JR高速BT22:40発・京都駅中央口23:50発
(降車)バスタ新宿07:01着・東京駅日本橋口07:26着・新木場駅08:01着
・超得得ドリーム419号(関東→関西)
(乗車)新木場駅22:20発・東京駅八重洲南口23:00発・バスタ新宿23:40発
(降車)京都駅中央口06:37着・大阪駅JR高速BT07:49着
運行日:2021年10月28日~2022年3月31日(一部日程除く)
運賃:2500円 ※2022年2月1日以降回数券利用・ネット割適用不可
2022年3月31日、超得得ドリーム号の最終運行日ではありますが大阪駅JR高速バスターミナルへやって来ました。
九州在住という事もありなかなか乗る機会が無かったのですが、春休みに入りやっと乗る機会に恵まれました。
発車10分程前になって乗り場へバスが入線しました。4列2階建てバスで運行なのですが、充当車両は貴重なエアロキング!
バスマニアにとってこの超得得ドリーム号はエアロキングが走る路線という事で、価格面も車両面からも当たりでした。
片道2500円で乗車出来るので、バスは京都駅から乗車する人を含め満席でした。改札時の行列が物凄かったです!
青春エコドリーム号用のエアロキングで運行。後ろの行先表示は(大阪駅・京都駅→東京・新木場)となっています。
高速バスネットで予約したので、QRコードを乗務員に見せて着席します。行列からも分かる通り人が多く手続きに時間がかかったので、数分遅れで出発しました。
一階席は写真のようにかなり圧迫感があります。運転席後ろはスペース的な問題か窓側席のみとなっています。
今回は発売開始のタイミングを狙って予約したため、運よく一人席を確保する事が出来ました。二階建てという事もあり網棚は無いのですが、この席なら横に人が来ないので、多少荷物があっても困りませんでした。この席以外は後ろの席のような二人掛けシートとなっています。
一回目の休憩は滋賀県の土山サービスエリアにて。15分程休憩となりました。かなり雨が降っていたため、外に出る人はバスマニア以外は少なかったように記憶しています。
前面の方向幕は青春エコドリーム号表示でした。超得得ドリーム号は運賃が2500円という点以外特に青春エコドリームと違いは無いので、流石に新規に作らず流用しているようでした。
なおこの土山サービスエリア、外に出た乗客のうち一人が出発時刻の01時10分になっても帰って来ず、乗務員がそのまま出発して良いか営業所に確認するなど段々大事に…。結局待つことになり後に本人も戻っては来たのですが、乗務員から激怒されていました汗。1階席なので、怒鳴り声が席まで聞こえてくる始末でした…。安くすると客層も悪くなるという典型的な面を目の当たりにする出来事でした。結局30分以上遅れて出発しました。
目を覚ますと次の休憩地である鮎沢パーキングエリアに到着するところでした。こちらも15分休憩となりました。雨雲と共に東へ移動しているのかこちらも雨が降っていました。
この鮎沢パーキングエリアはドリーム号の休憩地としてかなり利用されていますが、レストランがトラックドライバー向けに沢山種類があるそうです。早朝か夜間の休憩でしか来たことが無いので、いつか行ってみたいものです。
4月になり6時でも十分明るくなったので、写真撮影に勤しみます。アストロメガがどんどん導入される中、エアロキングに定期で乗車出来る路線は少なくなっているので、超得得ドリーム号のように車両が確定している路線は有り難いものです。
時間になったのでバスに戻り出発です。この鮎沢では指示通りの06時10分に出発となりました。
バスタ新宿を過ぎ車内もライトが常時点灯される状態になったので、カーテンを開けて東京の景色を楽しみます。皇居付近を通り東京駅へ向かいます。なお首都高や都内の朝渋滞でかなり遅れているようです…。
シートに座っている状態での天井の高さは画像のような感じ。吹き出し口が真上にあるので、寒さ対策は上着等調整出来る服装が良いかもしれません。
足元はこのようになっています。窪みはあるものの目の前が運転席との仕切りなので、足は伸ばす事は出来ませんでした。
降車場所である東京駅に到着しました。時刻は09時03分。実に1時間30分以上遅れての到着となりました。個人的には一人席でしたしエアロキングを長く堪能出来たので良かったですが、次の予定がある人にはかなりの大打撃だったかと…。
トランクから荷物を取り出す時間などで数分程停車していたので、別れを惜しむ撮影タイムと化していました。東京駅に停まる西日本JRバスカラーのエアロキング。あと何回見られるでしょうか。
バスは回送幕になって東京駅を出発。終点の新木場駅まで乗る人はいなかったようです。元から皆東京駅までの予約か、遅延で東京駅で下車したかは不明ですが、土山SAでの一件が無ければ遅れはもっと短かったかもしれませんね。
バスは車庫に向けて走り去っていきました。
「ドリーム号で逢い(愛)に行こうキャンペーン」という企画で運行された超得得ドリーム号。2500円という運賃で、なんと2022年1月まではネット割も適用出来た為2300円程で乗車出来たのですが、やはり値段が低くなると民度も低くなったのは残念でした。しかしコロナ禍から脱却を図る中、なんとか交通機関の利用者を戻そうと開催されただろうキャンペーン。エアロキングに乗車出来ましたし貴重な体験を出来て良かったです。有り難うございました。
【乗車車両データ】
西日本JRバス
744-9901
BKG-MU66JS
なにわ200か1395
こんにちは。福岡と山口間を結ぶ高速バスの一つに「福岡・山口ライナー」というバスがあります。このバスは、かつて福岡側のJR九州バスと山口側の中国ジェイアールバスの二社で共同運行されていましたが、2023年6月1日(木)のダイヤ改正を以て、中国ジェイアールバスのみの運行となると共に1日1往復と大幅減便されました。
JR九州バスが撤退する前に乗車したので、当日の様子をここに書き記します。
2020年12月13日(日)に、西鉄バス北九州株式会社香月営業所様の9355号車をお借りして、私主催の第四回目となるバスツアーを開催致しました。
今回の車両は、日産ディーゼル「UA452」の高速仕様車です。西日本車体工業が開発した廉価版高速車両である「B型高速」です。B高にはMP・UA・RAの3種類あり、その内のUAがこの9355号車です。UAのB高はほぼ特別支援学校用に特定貸切として走られている事もあり、一般人が乗れる貴重な1台でもあります。
そんな貴重なUAを余すところなく堪能しようと、今回は峠や高速道路を走り尽くすドライブツアーとなりました。
2020年12月13日、小倉行き高速バスと路線バスを乗り継ぎ、香月営業所にやって来ました。既にバスは出発の準備を行っているところでした。
営業所の方々や乗務員様と挨拶や打ち合わせを行い、09時40分に営業所を出発しました。お客様の待つ集合場所へ向かいます。
今回お借りした車両は、西鉄バス北九州株式会社香月営業所に所属する9355号車です。形式はKL-UA452TAN、架装は西日本車体工業です。
小倉、八幡、香月営業所の順で所属し、福岡~北九州間高速バスの「なかま号」でも運行されていましたが、現在はホークス戦やイベントでの福岡方面への臨時バスで運行されています。稀に多客時に阪九フェリー送迎でも利用されているそうです。
本日の集合場所は筑豊地区に2か所設け、1か所目の直方駅へやって来ました。
本来西鉄バスは直方駅周辺では駅前にあるローソン併設のバス乗り場があるのですが、今回はロータリーに入っての乗車となりました。以前は西鉄バスも直方駅ロータリーに入っていたのですが、現在はJR九州バスとコミュニティバスのみとなっています。
待機中のJR九州バスと西鉄バス。今回ロータリー乗り入れにあたり、JR九州直方駅と直方市から許可をいただきました。お忙しい中ご対応いただき本当に有り難うございました。
遠賀川沿いに南下し、やって来たのは新飯塚駅。2ヶ所目の乗車場所です。
新飯塚駅では福岡天神行き特急バスも発着しています。B高も多く充当されており、今回UAとRAのコラボレーションも見られました。
道路に合わせハンドルを切った状態で停車中の9355号車。タイヤの向きとLEDヘッドライトと黄色フォグが物凄くカッコイイです。
新飯塚駅までで乗客が全員揃い、定刻で発車します。皆様有り難うございました。
最初にやって来たのは八木山展望台。飯塚と篠栗の間にある八木山峠の途中にあります。
カフェテリアも併設しており、峠のドライブにもピッタリな休憩地点です。展望台から眺める飯塚の街並みも良いものでした。(※なお現在展望台は建物が解体されて更地になっています)
ドーム臨時専用となった今では見られないトランクルーム全開の光景。B高UAのトランクルームは跳ね上げ式です。ここで方向幕やトランクルームなど普段は見られない部分の見学を行いました。
展望台での休憩も終わり、八木山峠を越え福岡都市高速を走り福岡市内へと入ってきました。B高も走る筑豊特急と同じように粕屋ランプから都市高速に入り、今回は千鳥橋JCTから環状線内回りへ。特急では外回りに入り呉服町ランプで都市高速を降りるので、千鳥橋JCTを直進し、B高から博多ふ頭や福岡タワーを見る光景はなかなかに違和感がありました。
愛宕ランプでは壱岐営業所の路線バスとの並走も。愛宕ランプは右車線の方に出口があるので、稀にバスの並走が見られます。
しばらく走り、都市高速から西九州道(福岡前原道路)に入りました。料金所付近に拾六町PAがあるので、そちらでトイレ休憩となります。関西~長崎を結ぶ夜行バスユタカライナーが朝の開放休憩でここを利用しているようです。
この西九州道は福岡市西部・糸島市・佐賀を拠点とする昭和バスの都市間高速バスも走行しており、今回2社のコラボを撮影する事が出来ました。
短距離ではありますが、西九州道を今宿インターで降り、昼食休憩として「伊都彩菜」へやって来ました。
ここはJA糸島が運営する産直市場なのですが、実は全国で一位の売上を誇る直売所だそうです。
広大な駐車場で大型車スペースも完備されており、安心して休憩が出来ました。
日本一の売上を誇る直売所だけに、中で売られている商品も様々な物がありました。好物のチャーハンなどを購入! 後半戦に向けて力を蓄えましょう。
休憩が終わり、高出力UAの本気のエンジン音を聞きたいという事で、そこそこの勾配がある糸島峠を走行!
坂もキツくカーブも何ヶ所かあり大変な道だったかとは思いますが、担当乗務員様の巧みな運転技術と高出力UAのエンジンで、難無く走破する事が出来ました。有り難うございました!
糸島峠から小笠木峠を通り那珂川方面へ抜けたのですが、途中の曲渕ではバス停を出発した路線バスが! 2022年9月末で廃止になった路線で、この光景はもう見られなくなってしまいました。
小笠木峠を越え国道385号線を南下して「市の瀬」バス停へやって来ました。朝夕のみ路線バスが走っています。ここから少し先までフォトランを行いました。
那珂川市コミュニティバスで先回りし、のどかな畑をバックに走る9355号車を撮影。那珂川南部らしい自然広がる光景にB高がいる様子は貸切バスツアーならではで非常に良いですね。
フォトランが終わると東脊振トンネル手前の最南端バス停である「南畑発電所前」バス停の転回場で待機。普段はポンチョなどの小型バスが転回する場所です。使用許可を下さった那珂川市の関係者様有り難うございました。
フォトランも終わり、有料の東脊振トンネルを走行! ひたすら直進し、県境を越え佐賀県に入ります。
トンネルを過ぎた先にある道の駅吉野ヶ里にて休憩です。営業時間を過ぎたからか普通車が数台いるだけで、静かな中で山の麓へ走る車の走行音だけ響いていました。
今日一日曇が多くあまり写真撮影には向いてはいない天候だったのですが、ここに来てついに太陽が差し込んできました。陽が落ちる前のオレンジ色の光が白い9355号車を輝かせています。
夕方の暖かい光線を受け輝く9355号車。参加者の方々も皆無心でシャッターを切っていました。陽が落ちる前の最後の最後で満足行く写真を撮影出来て本当に良かったです。
麓に降り、新鳥栖駅へやって来ました。夕日を浴びる駅舎と9355号車。青空の下でオレンジ色に輝いていました。
新鳥栖駅から高速道路のインターに向かう際に西鉄バス佐賀の鳥栖営業所の西工車両とすれ違いました。
旅もまもなく終盤。鳥栖インターから長崎道に流入し、鳥栖JCTから九州道に入り北九州を目指して帰ります。
基山PAにて休憩。陽が落ちて方向幕が輝く時間帯となって来ました。KL代までの特徴でもある黄色のフォグが輝きます。
停車中の9355号車を後ろから。
テールランプの場所などはKL-UAを感じられる"UAらしい"配置になっていますね。
休憩も終わり、いよいよアツい100㎞走行で北九州を目指します。
6速で100㎞近い速度で走り北上。暗くなってきた中輝くコックピットの計器類は非常にカッコイイものです。
古賀SAにて最後の休憩。完全に陽が落ち空は真っ暗になりました。方向幕やライト類が綺麗に輝いています。
夕飯近い時間ですので何かつまめる物を購入し、SAを楽しみました。高速バスでもSA休憩がある所もありますが、基本短いですし揃ったら即出発するので、ギリギリに帰ると既に自分以外揃っているという威圧感があり、満足な買い物は出来ません。”バス”でSAに来て満足行く買い物が出来る、というのも貸切バスツアーならではですね。
八幡インターから北九州都市高速に入り最後にやって来たのは、北九州を代表する「若戸大橋」をバックに撮影出来る地点。真っ赤に染まる若戸大橋と9355号車を綺麗に撮影する事が出来ました。
このツアー以降、夜に若戸大橋とバスを撮りに此処へ来るツアーが多くなったように感じます。良い撮影スポットを見つけられて良かったなと我ながら感じました。(本来は第3回の電代ツアーでも来る予定だったのは内緒です)
若戸大橋との撮影も終わり、付近の戸畑駅にてツアーは終了となりました。12月中旬の寒い中お越しいただき有り難うございました。
その後バスは都市高速を経由して香月営業所に戻りました。夜暗い中輝く方向幕。
最後は6661号車と並んで入庫し、無事に到着しました。UAの2台並びでした。
参加者の皆様の投稿は、Twitterで「#B高UAで行く福岡県北周遊」でご検索下さい!
最後に…。前回に引き続き北九州地区にて開催させていただきました。三菱ふそう製の車両が少なくなっている事や、日産ディーゼルではRAがまだ大量にいる事から、あまりフォーカスされない貴重なB高UAですが、北九州~ペイペイドーム以外を重点的に走り、なかなか見られない光景の中で撮影を出来たかと思います。
新型コロナウイルスもある程度波が落ち着いてきた状態の中で、気を緩ませず、最大限の感染症対策を行った中での開催で、参加者の皆様のご協力のおかげで、今回も一人も陽性者を出す事なく、トラブルも起こる事なくツアーを完遂させる事が出来ました。
長時間にわたる行程でしたが、運行して下さった西鉄バス北九州株式会社の皆様、そして参加者の皆様に感謝申し上げます。有り難うございました。
【貸切車両データ】
西鉄バス北九州株式会社
香月営業所 9355
KL-UA452TAN
北九州200か326
昨年の事ではありますが、北海道の小樽から本州は新潟まで新日本海フェリーを利用しました。日本海側の物流を担う同社ですが、乗船した際の様子をご紹介します。
2021年8月24日(火)、北海道での用事や旅行を済ませ小樽へとやって来ました。
JRの小樽駅です。札幌からはJR在来線や高速バスで来る事が出来ます。フェリーターミナルへのバスが駅前から出発するとの事で、船旅に必要な物を揃えて早速バス乗り場へ向かいましょう。
なお駅前にはデパートやコンビニ、薬局がありますので、買い物には困らないでしょう。新日本海フェリーはよく揺れるとの書き込みをネットで見ていたので、酔い止めを駅前のツルハドラッグで購入しました。
船の出港時刻に合わせて路線バスが設定されています。北海道中央バスの小樽駅前ターミナルから乗車し、新日本海フェリーのフェリーターミナルまで乗車しましょう。なおJR小樽築港駅経由ですので、JR利用の方はどちらからも乗車可能です。なお運賃はどちらも変わらず240円です(2022年現在)。
さて30分程乗車し、新日本海フェリーの小樽港フェリーターミナルへ到着しました。ターミナル玄関の目の前に止まるので非常に便利です。それではターミナルの受付で乗船手続きをしましょう。
ターミナルは3階建てとかなり大きな施設となっています。1階の受付で手続きを行い、上の階からタラップを経由し乗船する形です。
学割適用など申請があったので窓口にて発券。乗船券はこのようになっています。体温測定も窓口で行われます。
酔い止めの薬を今の内に飲んでおきます。説明書を読み、出港後には効いて欲しいので今の内に。
乗船開始時刻になったのでいざ乗船!。初めての新日本海フェリーは”あざれあ”です。
船の玄関でもある吹き抜け。新しめの船である為非常に綺麗でした。
それでは荷物を置きに自室へ向かいます。LEDを基調とした照明で船内は明るかったです。
今回のお部屋は、船内に一部屋しかない「ツーリストC」です。あざれあの中で最もランクの低い部屋ですが、雑魚寝では無く、ロールカーテン付でプライバシーの確保されたベッドタイプとなっています。ツーリストAとほぼ同じですが、Cが毛布・Aがキルトケットの違いしかありません。何故か18人定員の一部屋しか無いため、争奪戦となっています。今回は予約開始時にパソコンに張り付き、なんとか確保出来ました。
部屋の中は基本的な配置です。それぞれのベッドが向かい合う形です。
運よく反対側が壁となるベッドを確保する事が出来ました。
ベッド内はこのような感じ。枕や毛布は快適で、照明やコンセントも設置されてあります。
さていよいよ出港のお時間となりました。17時ちょうどに小樽港を出港し、翌日新潟港には09時15分に到着します。
定刻で小樽港を出港しました。
段々と街が離れて行きます。離れ行く街を見ながら、これから始まる船旅への楽しみがどんどん湧き上がって来ます。
そういえば甲板にドッグランがありました。写真に写っているように実際に愛犬と戯れる人も!
小さくなる小樽の街並みを眺めていると横にカモメが!船に並んで飛んでいました。
スマホカメラでも十分に撮れる程直ぐ目の前で飛んでいて感動しました!。流石クルージングリゾートのロゴだけはありますね笑。
しばらくして沖に出たらカモメも帰ってゆきました。曇の合間から覗く夕日でファンネルも輝いていました。それでは新潟到着までの船旅を楽しみましょう。。。
荷物やお土産などはこのような感じに収納します。向かいが壁なので棚二つ分利用出来ますが、基本向かい合わせの場合はベッドの方の棚を使う形となります。鍵などは無いので、貴重品などは絶対に肌身離さず持っておくようにしましょう。
ベッド内はこのような感じです。狭いので圧迫感は多少ありますが、秘密基地感があり自分は好みです。ロールカーテンも外の光を遮断する素晴らしいものでした。
ベッド内の棚は、白い恋人の紙袋が置いてある足元の一つです。コンセントや照明は枕元にあります。
ベッド内の壁に換気用でしょうか、吹き出し口が設置されています。正直あまり風は強く無いので、夏などはかなり暑くなるのがこの寝台の欠点でしょうか。
この日は北海道旅行で歩き回って疲れたので、ひとまず夕飯の営業開始までベッドで横になっておきましょう。。と横になったのが駄目でした…。目を覚ますと丁度夕飯の営業終了アナウンスがなっている時間でした涙。
耳で「嗚呼夕飯が終わってしまった。。。」と思いながら体が起き上がらず、二度寝する事にしました(^^;。夕飯はまた今度乗船した際に利用します!
というわけでおはようございます。2021年8月25日水曜日です。時刻は朝5時です笑。取り敢えず昨夜は眠気に負けてお風呂に入れなかったので、朝風呂へ行きます。
大浴場は6時からの営業なので、それまではベッド内で荷物の整理をしていました。スマホは電波が圏外でした。風呂はまだ朝6時なので誰もおらず、新日本海フェリー名物の露天風呂も堪能出来ました!
お風呂でさっぱりしエントランスで寛いでいると、テレビにはNHKの朝のニュースが。秋田は大雨なのか~と思っていたところ、起床のアナウンスで「本船は新潟港に13時40分頃の入港の予定です」とアナウンスが。あと6時間くらいかーと一瞬思いましたが、よくよく考えると入港時刻はもっと早かったような…。確かめると入港は09時15分でした。つまりなんと4時間遅れになっていたのでした!
原因は、夜中にエンジントラブルを示すランプが点灯した影響で速度を落として運航したからだそう。トラブルは無事解決したとの事です!
朝7時時点でまだ青森と秋田の県境沖を運航中でした。新潟到着以降自分は新幹線に乗車する予定なのですが、念の為に夕方の便にしておいて良かったです(^^;
それでは念願のレストランで朝ご飯をいただきましょう。海は低気圧の影響で荒れています(^^;
新日本海フェリーはバイキングではなくカフェテリア形式となっています。朝食は洋食セットにしてみました。追加でおかずやパンやフルーツも頼めるので便利です!
ついつい取りすぎましたが…昨夜食べられなかったから別に良いよね!?
食後は船内を少し歩こうかと思っていたのですが、低気圧の影響か縦揺れがどんどん酷くなってきました。立っていられない程まで上下に揺れるのです。昨夜酔い止めを飲んでいたので幸い酔うことは無かったのですが、ちょっと横になりたくなったので部屋に戻る事にしました。
エントランスには乗船記念の浮き輪もありましたよ!
しばらくベッドでごろごろしていたのですが、船内アナウンスで「昼食のカレーを無料でふるまう」と案内があったので、お昼ご飯を食べる事に。
カレーと洋風スープでしたが、フェリーで食べるカレーはやっぱり別格でした! ごちそうさまでした。
波も比較的落ち着いてきて、13時半前に新潟港に無事着岸しました。
下船! 20時間もいるとやっぱり下船が恋しくなりました笑。
新潟港フェリーターミナル。
今回乗船したあざれあです。さて、本来は新潟駅方面への路線バスがターミナル前で待機しているのですが、今回は遅れているため接続はありません。
でもターミナルから歩いて10分の場所にバス停があるので大丈夫です。
新潟交通の「末広橋」バスから新潟駅方面へ移動できます。今回徒歩乗船客数人がこの方法で駅まで向かっていました。
約20分ほど乗車してJR新潟駅に到着しました。
新潟駅の万代口駅舎は解体工事中でした。さて、この先の行程へ向かうのでした。。
今回日本海側の航路は初めて利用したのですが、噂に聞いていた通り揺れは物凄かったです。夏でも低気圧の影響でかなり揺れていたので、冬はもっと荒れるのだろうと思うと少し怖くなってしまいました笑。よっっっぽどの自信がある方でない限り酔い止めを飲んだ方が安心でしょう。
しかし、阪九フェリーや東京九州フェリーなども手掛けるSHKグループ運営ですので、サービスは非常に良いものでした。露天風呂はやはり最高です。
小樽~新潟以外に、苫小牧や敦賀・舞鶴・秋田など他に複数の航路も運航しているので、今度はそちらにも乗船したい所です。それでは。
【乗船データ】
(日付)2021/8/24
(会社)新日本海フェリー
(船名)あざれあ
(区間)小樽港→新潟港
(等級)ツーリストC
2022年1月16日(日)に開催された、西鉄旅行株式会社主催の「58MCで行く!西鉄バス北九州全営業所制覇の旅」に参加してきました。
かつて存在したボディメーカー"西日本車体工業"が製作していた58MCが、西鉄バスにおいてついに引退を迎えるとの事で、これが最後のラストランツアーになる事から参加しました。
2020年8月2日(日)に、西鉄バス北九州株式会社小倉営業所様の9352号車をお借りして、私主催の第三回目となるバスツアーを開催致しました。
今回の車は、西鉄全体ではたった2台しか導入されなかった、日産ディーゼル「UA452」の「ノンステップ」車です。西鉄で基本導入されたのはワンステップ車でしたので、ノンステップは非常にレアなのです。こんな車で今回は九州を出て下関まで行ってきました。
2020年8月2日、小倉営業所へとやって来ました。出発は09時45分。営業所に横付けされている砂津バスセンターが本日の集合場所です。
本日の車とご対面。電車代替バスを表す緑色の特別なカラーリングとなっています。隣には北九州空港へのエアポートとして使用されているB型高速が並んでいました。
今回は若松ボート行きバスと同様に営業所内からの出発で組ませていただきました。集合時間にお集まりいただき、無事定刻で発車出来ました。有り難うございました。
今回お借りした車両は、西鉄バス北九州株式会社小倉営業所に所属する9352号車。形式はKL-UA452MAN、架装は西日本車体工業です。
路面電車の代替バスとして導入されました。また、KL-UA452MANのノンステップ車両は西鉄全体でも、この9352号車と9353号車の2台しかいません。お忙しい中この貴重な車をお貸し下さった皆様には感謝申し上げます。
小倉営業所を出発した後は本州に向け北上します。まずやって来たのは、電車代替バス(以降”電代”)が来る事は無い「淡島神社前」。このバス停の先に転回場があるので、そこからバス停までフォトランを行いました。山道を電代が走る様子を撮影していただきました。
鋭角の交差点をダイナミックに左折したり、山道を抜けやって来た次の目的地は、関門海峡にある漁港そばの「柄杓田」バス停。ここにも電代が来る事はありません。
ここではたまたま待機していた赤バスと並びました。やっぱり96MCはイケメンですね。
電代のKL-UAと赤バスのKC-UAが並んだ貴重な撮影会となりました!
続いて海沿いを走りやって来たのは「太刀浦埠頭入口」バス停。九州最北端のバス停です。
最北端バス停に電代が停車する貴重なシーンも撮影していただきました。
続いてはトイレ休憩の為に門司営業所へと立ち寄らせていただきました。かなり趣のある営業所の建物を前に、普段は来る事の無い電代が停車しました。
UA・RA・B高の並び。
営業所に設置されているバス停は、門司営業所ではなく「田野浦」バス停。ここに電代を横付けし参加者を乗せ次の目的地へと出発しました。
続いてやって来たのはこちら。後ろにはうっすらと北九州の街並みが見えるかと思います。かなり急な山道を登り和布刈の展望台へとやって来ました。
この展望台へもかつて路線バスがやって来ていました。今回は電代で再現してみました。
展望台をぐるぐると周遊し、木々に囲まれ走る電代を撮影しました。
かつてバス停があった場所に停車し撮影会。印刷ではありますが、この日の為にほぼ同じフォントも準備し、本物に似た方向幕を用意しました。
紙に印刷しテープで繋げ上から直貼りする再現方向幕。別の機会でバスに情熱を持たれる現業の方が再現方向幕を作成されていた事にアイデアを貰い、サイズからフォントまで再現してみました。我ながら良い出来です(笑)。
撮影も終わり、休憩という事で降りてきました。来たのは「和布刈」バス停。ちょうど小倉方面への路線バスと並びました。
海をバックに小休憩。8月なので非常に暑かったですが、心地良い海風が吹いていました。
和布刈を出発後はフォトラン。先ほどの休憩中に先回りし、関門橋を真下を走る電代を撮影しました。これこそ関門らしい光景!
さて、いよいよ今回のメインである脱北です!(笑) 関門トンネルで北九州を脱出します。
下関に着いてまずやって来たのは火の山ロープウェイ。ここで一旦休憩しました。
下関地区を走るサンデン交通とコラボも。もうお分かりとは思いますが、サンデン交通で先回りし、下関中心部へ電代が走る様子を撮影して貰う魂胆です。私は運営なので電代の車内にいましたが、無事成功し皆さん良い写真を撮影されてたようです!
火の山ロープウェイから走りやって来たのは下関で最も有名な唐戸市場です。ここで昼食休憩となりました。美味しい寿司を食べつつマニアには絶好の撮影タイムでした(笑)。
青空の下堂々と「ノンステップバス」と書かれた9352号車。この独特な色合いも注目の的となっていました!
9352号車のコックピット。
唐戸市場での昼食休憩も終わり、関門トンネルを再び通り北九州へと戻ってきました。電代が来る事の無い門司港の街並みと一緒に撮影を行いました。
門司港駅の駅舎と電代。
そして国道199号線をひた走り、最後の撮影地である小倉港松山行きフェリー乗り場へとやって来ました。
普段は西鉄バスは天神と小倉港を結ぶ高速バスしか来ません。ここに西鉄の路線車はおろか電代までやって来るとは…。乗り入れを快諾いただいた松山小倉フェリー(石崎汽船)の皆様、本当に有り難うございました!
そして小倉営業所に到着。定刻の16時30分頃に解散となりました。
参加者の皆様の投稿は、Twitterで「#電代で行く関門の旅」でご検索下さい!
最後に。第一回の福岡、第二回の大牟田に続き、第三回は北九州にて開催させていただきました。2020年8月ということで、当日は新型コロナウイルス感染症が流行中でした。本来は5月に開催する予定でしたが、波が来て感染流行真最中だったため、落ち着いた8月となったのです。まだまだ当時は旅行に行く事にかなりの不満を言われる時でしたが、公共交通機関も利用者減で影響が出始めている時でした。そんな中でどうにか出来ないかと思い、皆引きこもり生活に鬱憤が溜まっていた時だったので、最大限の感染症対策を行って6~7時間の短時間でツアーを行った訳です。
結果誰一人と陽性者を出すことなく、トラブル無く完遂し、久し振りのツアーを楽しむ事が出来た訳であります。
まだまだ先の状況が分からず不安もあった中ではありましたが、まずこの行程を引き受けて下さった西鉄バス北九州の皆様、そして感染症対策を遵守して下さった参加者の皆様に、本当に心からの感謝を申し上げます。
【貸切車両データ】
西鉄バス北九州株式会社
小倉営業所9352
KL-UA452MAN
北九州200か328
こんにちは。先月末ではありますが、旅行のついでに「松山・小倉フェリー」へ乗船して来ました。九州と四国を結ぶ貴重な夜行フェリーの一つで、かなり時間帯も良いので、是非参考になればと思います。