福岡・山口ライナー(JR九州バス便) 乗車記 | しろはな旅行日記

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九州の乗り物好きの旅行日記です。

 こんにちは。福岡と山口間を結ぶ高速バスの一つに「福岡・山口ライナー」というバスがあります。このバスは、かつて福岡側のJR九州バスと山口側の中国ジェイアールバスの二社で共同運行されていましたが、2023年6月1日(木)のダイヤ改正を以て、中国ジェイアールバスのみの運行となると共に1日1往復と大幅減便されました。

 JR九州バスが撤退する前に乗車したので、当日の様子をここに書き記します。




 2023年5月30日(火)、博多駅博多バスターミナル3階にやって来ました。福岡・山口ライナーは本州向けでも使われる35番乗り場から出発します。

 乗車するバスはJR九州バスの4350号車。17時30分発ですが15分前には改札が始まりました。

 博多バスターミナルに掲示してある時刻表。6月1日以降は、これが1日1便のみとなります。本来は夜行便もあったのですが、新型コロナウイルスの影響により運休。そのまま廃止という流れになりました。

 改札を済ませて車内へ乗り込みます。中は補助席無しの4列シートが並びます。
 以前乗車した際は中国ジェイアールバス便はトイレが無かったのですが、JR九州バスのエアロエースには左側後方に設置してありました。

 シートは一般的な4列シートです。USB式の充電器があります。

 バスが17時30分定刻で博多バスターミナルを出発しました。窓側がチラホラ埋まる具合です。
 途中天神地区を通りますが、西鉄天神高速バスターミナルには入らず、天神南バス停で乗降取扱がなされます。
 外は生憎の土砂降り。天神南から複数人乗車し、窓側はほぼ埋まる具合となりました。

 福岡・山口ライナーは途中2ヶ所で開放休憩が設けられています。
 1ヶ所目は九州道古賀サービスエリア。博多バスターミナルから1時間もかかっていませんが、18時15分頃から20分程設けられました。

 土砂降りの雨でがありますが、傘を差して撮影に勤しみます。前面LED幕は「宇部・山口」。JR九州バスらしい特徴的な真っ赤なバスでこの幕を表示するの機会は今後訪れるのでしょうか。

 こちらはフロントガラス部分に掲示されたサボ。

 側面LED幕。宇部と九州を直通で結ぶバスや鉄道は他に無いので需要はありそうですが、大幅減便理由は利用者の減少とのこと。
 雨という事もあり外に出る人はあまりおらず、自分も撮影を済ませたら車内に戻りました。出発時刻の18時35分になり人数確認後出発しました。

 最後の休憩は本来山陽道の周防灘PAですが、山陽道が集中工事によりPA封鎖となった為、手前の中国道王司PAにて休憩となりました。関門橋を越え博多からはちょうど2時間の19時30分でした。19時40分まで10分休憩。

 中国道という事もあり大型車枠には多くのトラックが停車中でした。

 小さいですが、福岡・山口ライナーと王司PAの建物。古賀SAよりも小規模という事もあり、他の乗客はあまり外に出ず、自分も撮影を済ませ車内へ戻りました。

 山陽道を走り宇部新川を経由し、新山口駅に到着。21時05分定刻で到着しました。この先山口駅までバスは走りますが、帰る手段もあり新山口駅で下車しました。運転士様お疲れ様でした。


 今回新山口駅まで乗車しましたが、宇部等で降りる客がかなり多かったです。新山口等は新幹線という直通手段はありますが、宇部地区は無い為やはりバス利用者の多くを占めておりました。
 今後は1往復となりますが、朝6時以降に山口を出発し、夜遅くに山口に到着するダイヤとなる為、山口の若者やビジネスマンを狙った時間設定になりました。
 1往復でも今後も路線が続く事を願うばかりです。


【乗車車両データ】
JR九州バス
博多支店4350
QRG-MS96VP
福岡230あ4350
※現在は宮崎の方へ転属しているようです。