2023年8月韓国(1日目) 北九州からジンエアーLJ262便で韓国へ | しろはな旅行日記

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九州の乗り物好きの旅行日記です。

 日本から一番身近な外国と言えば、隣国である韓国です。そんな韓国へ2023年夏に行ってきたので、思い出を残すべくここに書き記したいと思います。


 2023年8月24日、北九州空港へやって来ました。東京行きの国内線に乗る…のではなく、国際線のソウル行きに搭乗します。初めての海外旅行はまさか北九州から飛ぶとは思いもしませんでした。


 様々なブログを見ていると、国際線は出発2時間前までに空港へ着くようにとの記事を見かけたので、7時半頃には到着しました。
 なお、窓口は開いていたものの全然列は並んでおらず、チェックインや出国審査はあっという間に通過。北九州空港は2時間前ではなくとも良さそうかもしれません。
 展望デッキに出たり、カフェで寛いだりして9時前に出国審査を通過しました。
 ジンエアーLJ262便は、北九州09:40発仁川11:15着。09時20分には搭乗開始しました。ちなみに搭乗口は国際線用の1つしかなく、椅子も少なかったので搭乗まで立って待ちました。ここで聞こえてくる言葉は既に日本語ではない…!

 銀色の機体に黄緑の尾翼、これがジンエアーです。北九州空港らしく横にスターフライヤーも止まっています。

 通路を挟んで3列3列のボーイング737-800でした。いよいよ乗り込みます。

 搭乗したらそこはもう海外! 機内誌や安全のしおりも全てハングルと英語で書かれています。今回座席指定はしていなかったのですが、通路側を割り当てられました。真ん中ではなくラッキー!

 安全のしおりは所々突っ込みどころが…笑。

 異国な機内から眺めるスターフライヤー。ついに北九州空港から韓国に向けて離陸しました。

 離陸してシートベルト着用サインが消えると、CAさんが通路で声かけをしながら回ってきます。外国人は入国する際に入国申告書の記入が必要です。空港でも書く事は出来ますが、時間短縮の為にも機内で書いておくのがベストです。回ってきた際に一枚貰いましょう。
 流石は北九州発、申告書を書いていたりしてたらあっという間に着陸態勢へ。離陸して1時間ちょっとで仁川へ到着しました。

 今回搭乗したジンエアーLJ262便で使用されたHL8247。後ろには大韓航空の飛行機が留置されていたりと、既に韓国である事を実感させられます。
 LCCだったので遅延が怖かったのですが、定刻での到着でした。

 入国審査は各国かなり並んで時間がかかると聞いていたのですが、今回仁川空港はゲートに全然人がおらず並ばず通過出来ました。入国理由は何と答えようかと英語の練習もしていたのですが笑、無言でスルーでした。
 流石はアジア最大のハブ空港。海外の色々な空港から飛行機が来ているようです。

 所持金を日本円からウォンへ両替しました。旅慣れた人は同じ空港内でもレートが高い両替屋を知っているようですが、自分はゲート目の前にあった所を使いました。

 入国していよいよ韓国を旅します。今回の旅行はとある乗り物に乗るという事が目標。明日乗る為それに向け移動していきます。
 仁川空港からは空港鉄道を利用してソウルへ出ます。駅構内のコンビニ「GS24」で飲み物を購入しました。海外での初ショッピング!

 空港鉄道は直通列車と一般列車の二系統あります。直通列車は日本の特急みたいな感じで、座席指定も出来てリクライニングシートに着席出来るのですが、満席が続出…! 泣く泣く一般列車に乗車しました。ロングシートですが、直通列車よりかは安くソウルまで向かう事が出来ます。
 海外旅行者が多く乗車する為、日本語でのアナウンスもあり助かりました。海外で聞く日本語の安心感よ…!
 無事ソウル駅に到着し、地下鉄に乗り換え龍山(ヨンサン)駅へ移動します。

 龍山駅に到着!KORAILの一部列車の始発駅でもあるため大きなターミナル駅となっています。

 窓口で目的地と人数を伝えKTXの切符を購入します。自動券売機もあるのですが、こちらは日本のクレジットカードが使えないようなので、無難に窓口に行くのが正解なようです。

 今回購入したのは、KTX421号木浦(モクポ)行き。終点の木浦まで向かいます。

 なお今回は希望する列車のチケットを購入出来たから良かったのですが、便によっては満席になる事があるようです。実際この旅行でも数日後に乗ったKTXは満席で便をずらす羽目になりました。KORAILの公式ホームページからKTXの予約も日本から出来ますので、予約しておくのが良いでしょう。


 大きな電光掲示板が置いてありますので、乗り場を確認します。改札機は無いのでそのままホームへ向かいます。


 今回10番ホームだったので、移動しました。14時47分発木浦行きKTXに乗車です!

 今回は17号車を割り当て。どんだけ連結しているのか!?と驚きますが、比較的1両あたりの長さは短いように感じました。

 シートは元から意外と倒れているリクライニングシートとなっていました。通路を挟んで2列2列の一般的な配列です。

 日本の新幹線は車端部に電光掲示板がありますが、KTXは中央部に液晶ディスプレイが設置されています。また、座席の向きが中央を挟んで向かい合う形になっています(中央席だけ4席ボックス)。

 この液晶ディスプレイ、ニュースなどがひたすら流れているのですが、駅到着時は各国の言葉で画面に案内が表示されるので非常に助かりました。車内放送は韓国語のみです。

 横に人が来る事もなく、2時間半程で終点木浦駅に到着しました。海外の鉄道は遅れるとよく言われますが、流石は韓国の"新幹線"、定刻で非常に助かりました。

 この木浦駅は湖南線の終着駅です。それを表すモニュメントもありました。

 ここからタクシーでバスターミナルへ移動します。海外初タクシーでしたが、バスターミナルを韓国語に翻訳した文字を運転士に見せたら伝わりました。なお運転は滅茶苦茶荒かったです…(^^;


 木浦総合バスターミナルに到着!ここから高速バスで目的地へ向かいます。

 ターミナルにある自動券売機が日本語にも対応していたので、券売機で高速バス乗車券を購入しました。
 今日の目的地は全羅南道にある莞島(ワンド)という街。木浦~莞島を結ぶバスは一日に11:30発と18:00発の2本しかなく、乗り遅れると明日からの旅程が崩壊するので、ギリギリ間に合って本当に助かりました。発車15分前到着は心臓に悪い…。

 今回乗車した莞島行きバス"クムホエクスプレス"。ドア横で待機している運転士にチケットを見せて乗ります。

 シートは通路を挟んで2列2列のリクライニングシートが並びます。トイレは無し開放休憩無しで所要時間は約2時間でした。

 券売機で座席指定が出来たので、周りに人がおらずリクライニングを倒せる席を選択出来ました。前方の液晶ディスプレイではテレビが放映されていました。
 いくつか停留所に停車した後、高速道路をかなりのスピードでかっ飛ばしていました。初海外のバス、日本とは比べ物にならない程でアトラクションのようでした笑。

 旅行した日は福島原発の処理水を海洋放出すると決めた日の翌日。テレビニュースはずっとこの話題を扱っていたようで、福島の映像だったり岸田首相の映像を頻繁に目にしました。

 18時に出発して2時間の20時過ぎに終点の莞島共用バスターミナルに到着しました。始発の木浦から終点の莞島まで乗車していたのは数人しかいませんでした。

 バスターミナルには今日の営業を終えたバスがずらり。頭から突っ込むタイプのバスターミナルはやはり良いものです。

 バスターミナルから歩いて今日のホテルに到着。チェックイン後セブンイレブンがあったので、夜ご飯として韓国らしい弁当を購入しました。
 なお旅行サイトからホテルは予約していたのですが、肝心のフロントに人がおらず、電話で呼んでチェックインに30分くらいかかったのは流石に心細かったです笑。


 無事日本から韓国に渡り、初海外で初ショッピングや初乗車など初めてづくしの一日が終わりました。二日目はこの莞島から、今回の旅の目的の一つである念願のあるものに乗ります。つづく…