【オペレーションZ】 真山 仁 著
著者の対談をYouTubeで視聴。これは!と、2020年WOWOW制作の同名ドラマの全6エピソードを一気見し、真に迫った内容なので原作の本書も読了。ドラマが原作をほぼ忠実に表現していることがわかりました。
米国大統領、IMF専務理事から、「日本が破綻(デフォルト)すると世界が恐慌に陥る」と指摘された総理が、歳出半減・増税を実行しようする物語。1,000兆円を超える日本の債務が不履行となれば、80兆円の資産規模しかないIMFではとても救い切れないという設定から始まります。
主人公の妻が、「1億円以上の借金があるのに、500万円の年収で年間1000万円以上使う暮らしをやめない人…。そんなダメ亭主とは即離婚!」と比喩するいまの日本財政を踏まえ、一般会計の「社会保障費ゼロ、地方交付税交付金ゼロ」を「オペレーションZ(後がないZ旗)」として掲げ、総理官邸、財務省、厚労省、与野党、新聞社、学界、地方自治体、小説家、芸能人から果ては中国・ロシアまで巻き込んでの壮大なストーリーです。対談では、財務省からヒアリングをして著者なりに盛り込んだと語っていましたが、「圧倒的なリアリティ」で、真に「あるある」の世界。
始めにドラマを見ていて内容がよく理解できました。「いきなり歳出半減って、そりゃ、あり得ないっしょ!」ですが、そのほかの場面では、さもありなんの一冊です。










