『宮城の日本酒蔵元ユニット『DATÉ SEVEN』』 !! | “ Ackee ” の ブログ !! ✒ (b^-゜)

“ Ackee ” の ブログ !! ✒ (b^-゜)

♪ 『 ⚾ 2024 プロ野球 Version ⚾ 』 ♪
【 Blog Site BGM 】
< Song > “ Baseball Legend ”
< Artist > “ Kunio Kubota ”
【 Profire Site Picture Header 】
“ 楽天モバイルパーク 宮城 ” ( 宮城県仙台市宮城野区 )

今月最後のBlog更新と参ろう。

今年02月24日のBlog更新で、

秋田県の日本酒蔵元集団、

『NEXT5』 のご紹介をさせて頂いたが、

今回はコメ処宮城にも同じ様な日本酒集団があるので、

それをご紹介する事にしよう。

宮城県の7箇所の酒蔵が集まって結成したユニット、

その名も 『DATÉ(ダテ)SEVEN(セブン)』 がそれである。


(コメ処=酒処、宮城の酒蔵元が集まって、

結成された 『DATÉ SEVEN』 のメンバー。)


由来は、伊達藩=宮城で酒造りをしている、

勇者7人との意味を込めて命名 されたもので、

7人が酒造りの工程を分担して受け持ち、

一緒に美酒を造ると言う名目で結成された。

7人は20代から50代まで幅広く構成されているのが特徴で、

他の県での結成されている酒蔵ユニットの殆どが、

同世代の仲間達であるのとは、一線を画しているのが特徴だ。

「宮城県は蔵元達が世代を越えて、非常に仲が良いんです。

お互いにフラットで何んでも言い合える雰囲気があります。

酒造組合の委員長職等も誰が適任かを優先して考え、

若いからダメとは成りません。

全く違和感もないままユニット結成に至りました」 と、

この様に語っている。

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

『DATÉ(ダテ)SEVEN(セブン)』

~メンバー一覧(左から)~


川敬商店《黄金澤》/ 川名由倫氏

新澤酒造店《伯樂星・あたごの松》/ 新澤巌夫氏

萩野酒造店《萩の鶴・日輪田》/ 佐藤曜平氏

浦霞醸造元 株式会社 佐浦《浦霞》▲ / 佐浦弘一氏

仙臺伊達家御用蔵 勝山酒造《勝山》/ 伊澤平蔵氏

墨廼江酒造《墨廼江・谷風》/ 澤口康紀氏

山和酒造店《山和・わしが國》 / 伊藤大佑氏

寒梅酒造《宮寒梅》▲ / 岩崎健弥氏

▲…創設時は寒梅酒造がメンバーでしたが、

現在は浦霞酒造に入れ替わって居ります。

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

ユニットの結成に至ったのは、

丁度10年前の平成26(2014)年に遡る。

この年の09月に “萩の鶴” の佐藤氏 が、

「(酒)造りが始まる前に情報交換でもしませんか?」 と、

県内の蔵元に声を掛けたのがキッカケだったと言う。

仙台市内で酒を飲みながら色んな話をしているうちに、

「宮城は純米酒率でも日本一だし、

良い酒を造っているのに今一つ地味。

秋田のNEXT 5みたいに目立つ事は出来ないだろうか?」 と、

言う話に成ったと言う。

同じ東北地方で以前から気になっていたと言う事で、

酒席に集まった7人は、

「そうだ我々もやろう。マネでも構わない」 と、

一気に盛り上がって行った。

そして 「これも何かの縁だから7人でユニットを作ろう」 と、

言う事で一致し、

名前も 「宮城県は元伊達藩。その7人だから」 と言う事から、

すんなりと 『DATÉ SEVEN』に落ち着いたと言う。

そして 「複数の蔵が一つのお酒を造ると言う趣旨は、

NEXT5と同じだから、こっそりと始めるよりも、

俺達も真似してやるぞと内外に宣言した方が楽しい。」 と、

言う事に成り、

酒造りを着手する年明け01月下旬に “墨廼江” の澤口氏、

“伯樂星” の新澤氏、 “萩の鶴” の佐藤氏 の3人が、

秋田まで足を運びNEXT5に挑戦状を叩きつけた。

とは言っても実際はお土産持参で挑戦状を渡して、

序に酒蔵見学もさせて貰うと言う友好的なものだったと言う。


( 『DATÉ SEVEN』 結成の初年度、

初めてとなるコラボ清酒のお披露目の儀が、

都内渋谷で200人以上の日本酒ファンを集めて、

イベントが開催された。)


創生期当初の酒造りの分担は、

《リーダー蔵》“山和・わしが國”

《精米》“伯樂星・あたごの松”

《原料処理》“宮寒梅”

《麹作り》“萩の鶴・日輪田”

《酒母作り》“黄金澤”

《醪(もろみ)管理》“墨廼江”

《上糟(搾り)》“勝山”

の構成で行われた。

精米関係は、 “伯樂星・あたごの松” が担当し、

残る全ての作業はリーダー蔵の、

“山和・わしが國” で行なったと言う。

担当でない酒蔵もその都度現場に集まって、

熱く意見を交換する等して、相互に技術研鑚も図ったと言う。


( 『DATÉ SEVEN』 結成創生時のメンバー諸氏。

手前右は、創生期のメンバーだった

“宮寒梅” の岩崎健弥氏。)


お酒に使用した酒米は、宮城県産の “蔵の華” で、

この時、リーダー蔵と成った “山和・わしが國” の伊藤氏 は、

『DATÉ SEVEN』 結成前の前年、平成25(2013)年に、

『SAKE COMPETITION』 と言う大品評会の純米大吟醸部門で、

全国1位の実績を獲得 していた事から、

純米大吟醸酒を作る事に成ったと言う。

しかも 40%精米では在り来たりな為、

更に磨きを懸けて各蔵が未体験なゾーンに設定しようと、

33%精米に決めた と言う。

酵母は宮城県産業技術センターに依頼し、

既存の酵母に手を加えて特別な酵母を提供して貰い、

『DATÉSEVEN酵母』 と命名された。


(秋田の “NEXT 5” に刺激され、

「宮城でも何かをやろう」と声を掛けたのが、

始まりの第一歩だった。)


この年の02月から作業に入り、03月上旬に仕込みを開始し、

04月に完成して上糟した。

その後、早めの火入れ殺菌を一度行ない、

全量瓶詰(一升瓶、四合瓶)、冷蔵保管へ と移った。

この時、各蔵元は酒米である “蔵の華” は、

普段から使い慣れてはいたものの、

33%の磨きは初めてだった事から、色んな意味での挑戦で、

緊張の連続 だったと言う。

その後 絞ったお酒は瓶の中で少し落ち着けてから、

出荷するのが良いと考えが纏まり、

発表の日をSEVENに因んで、07月07日 に決めたと言う。

そして 『DATÉSEVEN』 の活動を紹介した雑誌の、

メトロミニッツの協力で、

当日の夜、都内渋谷区で大々的な、

お披露目パーティーが催され、

200人以上の日本酒好きが集って、

ユニットの門出を祝った。


( 「やるからには最初から内外に宣言した方がいい」

との事で、ユニット活動を開始。

如何にも、ユニット名の通り、伊達者らしい宣言で、

内外から注目を浴びた。)


この時は 最初に各蔵自慢のお酒を楽しんで貰い、

界の半ばで 『DATÉSEVEN』 を発表すると言う趣向 であった。

お酒のラベルは青地に金色の7(SEVEN)の文字と、

7歳を連想させるカラフルな7色の意図が流れる、

斬新なもの であった。

因みに糸は各蔵のテーマカラーに成っていて、

当日は7人がその色と同じネクタイやポロシャツ、

スカーフ等を身につけて、パーティーを盛り上げた。

肝心なお酒の味は、香りは謙虚に、

味わいの背後に流れる程度に。

甘さは抑えて、コメの旨味がたっぷりと前面に押し出し、

酸味渋みが強い訳ではないものの、

後半のキレがとても良く、

飲んだ後の爽快感が印象的な仕上がり だったと、

参加者から高い評価を得て、

『DATÉ SEVEN』 は上々の滑り出しをした。


(ユニット結成初年度に行なわれた、

お披露目の儀のパーティー。

大盛況の中で初コラボの清酒は高い評価を得た。)


あれから年月が経ち、時は10年後に中る今年。

今年のテーマは 『濁酒(どぶろく)』 造り に、

初めて挑戦し始めた。

今年は“勝山”“墨廼江” の二つの蔵元が、

今月10日にJR東京駅構内にある 『東京駅酒場』 で、

仕込みを終えた。

宮城県産酒造好適米である “吟のいろは” と、

兵庫県産の酒造好適米である “山田錦” を使ったと言う。

今後1ヶ月程、発酵させて濁酒らしいとろみはそのままに、

粒感を残さずに飲み易く仕上げると言う。

これまでの商品とは異なる 「スピンオフ的な酒」 として、

新たなるファンの獲得を狙っていると言う。

今回リーダー役を務めた二つの蔵元曰く、

「日本酒を飲んだ事がない人も、

濁酒から入って欲しい」 (墨廼江 談)。

「度数は7%で飲み易い。健康にも良いので、

是非飲んでみて」 (勝山談) と、それぞれアピールをした。

今年両蔵元で作り出された濁酒は、

東京では東京駅酒場に隣接する “はせがわ酒店” で、

06月21日から限定販売され、

また今年の清酒2種は07月07日に、

JR仙台駅で開かれる販売会で購入出来る他、

08月には台湾でのPRイベントも控えていると言う。


(結成から10年目に中る今年、

JR東京駅構内にある “東京駅酒場” で、

濁酒の仕込みが行われた。)


技術交流等を目的に10年前に結成された、

宮城の蔵元ユニット 『DATÉ SEVEN』

毎年、二つの蔵元がリーダーを務め工程を分担しながら、

実験的な取り組みを行なっている。

秋田のNEXT5の活動に刺激されたのをキッカケに、

コメ処=酒処の復権を懸けて始まったこのプロジェクト。

これからの新未来は正に蔵元の生き残りのカギは、

時代に即した新しい品種の酒造りにプラスして、

外部への果敢な発信力と攻めが、

必要不可欠な時代であると言えそうだ


☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

《DATÉ SEVEN》

【各蔵元ホームページ】

『川敬商店』《黄金澤》

https://miyagisake.jp/kuramoto/kawakei/

https://koganesawa.com/

『新澤酒造店』《伯樂星・あたごの松》

https://miyagisake.jp/kuramoto/niisawa/

https://niizawa-brewery.co.jp/

『萩野酒造店』《萩の鶴・日輪田》

https://miyagisake.jp/kuramoto/hagino/

https://www.hagino-shuzou.co.jp/

『浦霞醸造元 株式会社 佐浦』《浦霞》

https://miyagisake.jp/kuramoto/saura/

https://www.urakasumi.com/

『仙臺伊達家御用蔵 勝山酒造』《勝山》

https://miyagisake.jp/kuramoto/isawake/

https://www.katsu-yama.com/

『墨廼江酒造』《墨廼江・谷風》

https://miyagisake.jp/kuramoto/suminoe/

『山和酒造店』《山和・わしが國》

https://miyagisake.jp/kuramoto/yamawa/

https://www.yamawa-syuzouten.co.jp/

【創設時メンバー】

『寒梅酒造』《宮寒梅》

https://miyagisake.jp/kuramoto/kanbai/

http://miyakanbai.com/

【公式“X”】

https://x.com/dateseven2

【注意】
●未成年の飲酒は、法律で禁じられています。

●飲酒運転は、法律で禁じられています。

●妊娠中に於ける飲酒は、

胎児への悪影響を及ぼす事があります、ご遠慮を願います。

●お酒は20歳になってから、程良く楽しく、適量に。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★


☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

JG7MER / Ackee