今回、中京競馬場で行われる小倉大賞典。

中京コース、ハンデ戦といったキーワードから波乱のにおいがしていますが、我々がそう考える理由の1つに、そもそも今回、1番人気が必至のリトルアマポーラは過信禁物だからです。

前走、愛知杯で久々に勝利したリトルアマポーラ。エリザベス女王杯を勝った実績から、復調した今回も人気になるのは当然かもしれませんが、前走の愛知杯を検証したところ、絶対の信頼は置けないのでないか?

というのが見解です。

愛知杯を振り返るとその時計は1分59秒7。

そのレースの近辺の時計を確認すると

中日新聞杯
1分57秒4(オープン)

名古屋日刊スポーツ杯
1分58秒9(1000万下)

500万下
1分59秒4
今回出走のモエレビクトリー

もちろん馬場状態、ペース等が全く同じではないですが、時計的には500万条件にも劣っているのが事実。

そのレースを2番手から流れ込む形だったリトルアマポーラに今回、強調材料を探し出すことはできません。

当然、中日新聞杯でハナを切って2着に粘ったドリームサンデー、2番手から7着に沈んだものの1分58秒6と愛知杯よりは時計の速かったマヤノライジンにも注意をするべきだと思うのです。

そしてこの小倉大賞典、上位組みを予想するに大きなポイントとなるのは中京巧者でしょう。レース名は小倉大賞典ですが、れっきとした中京の重賞戦になるのですから、中京巧者はこの機会を逃すはずもありません。

特にテイエムアンコール(1 2 0 4)、ナリタクリスタル(2 0 0 0)の2頭はその騎手を見れば勝負気配がにおいます。

そうです、テイエムがデムーロ騎手、ナリタが武豊騎手。

基本は先行有利のコースですが、今年は先行馬が揃い、こういった差し馬が浮上してくる可能性もあると思います。

もちろん、それには先行馬の揃った今回、枠順が大きなポイントになります。

京都牝馬S


◎ 8 ヒカルアマランス

○ 9 チェレブリタ

▲12 ブラボーデイジー

△14 レインダンス

△ 6 ザレマ

△ 5 ワンカラット

△13 レジベッタ

△ 1 マイネレーツェル


ちょっと点数が多いですが、こんな感じで


根岸S


◎ 9 サマーウインド

○11 ケイアイテンジン

▲13 オーロマイスター

△ 2 ワンダーポテリオ

△12 グリフィンゲート

△ 7 ワイルドワンダー

△ 8 グロリアスノア


サマーウインドはここは通過点のレース。相手が非常に難しいです。

フェブラリーSの前哨戦に位置づけられるレースだが05年のメイショウボーラーを最後に、この根岸S組からフェブラリーSの連対馬は出ていない。

もちろん距離も違えば、芝からスタートするフェブラリーSに対して、この根岸ステークスはオールダート。様々違いがあるが基本的に結びつかないと考えていいのではないか?

ではどういった馬を狙うべきなのか?

スピード優先で1400Mが得意な馬?1200Mが主体も1400Mもこなせる馬?それともメイショウボーラーのように力がそもそも違う馬?


ワンダーポデリオ
1200Mで2連対、マイルで1勝、そして1400Mでは3勝2着2回とこの距離がベスト。東京コースも(4 2 1 1)だから当然、このレースがメイチ勝負だろう。前走のカペラSは完敗も重馬場が敗因。上がりのかかることが予想される今回も上位に顔を出して驚けない。


セイクリムズン
1200Mで2勝、1400Mでも2勝、マイルが未勝利であれば1200から1400Mがベストの馬。東京コースでの実績はないが前走のジャニュアリーSの走りを見ると広々とした東京はむしろプラス。土曜日に障害を除く11レースに騎乗した幸騎手が騎乗数の減る覚悟(実際にセイクリムズン以外に1頭のみ)で乗りにくるのは、ここでも手応えを感じている証拠だろう。


グロリアスノア
1200Mの経験はなし。1400Mは1戦1勝、マイルは3戦3連対。東京コースはユニコーンSの2着を含めて連対率100%と得意だが休み明けであることに加え、マイル実績があることを考えるとここがメイチ勝負?


ワイルドワンダー
定岡から『追い切りは万全も年齢と共に闘争心に陰りが見える印象がある』と直前情報で報告された同馬。データからの推奨でも8歳馬の活躍がないことから消去された訳だが、それだけの理由で判断するべきなのか?8歳となって初の1200M(カペラS)を使われた理由は?そしてコース適性は?


ケイアイテンジン
1200Mの経験はなし。マイルは1戦のみ(7着)。それに対して1400Mは(5 1 0 0)とまさにスペシャリスト。昨年秋から使われる度に体が増え、本格化したと見ていいだろう。恐らくハナを切るのはこの馬。マークはきつくなるだろうが、55キロの斤量が最後にモノを言う可能性はあるだろう。


セレスハント
恐らく競馬新聞には印がほとんど付かないが、某関係者は「最初から白旗なら使わないよ。この馬向きの流れになれば馬鹿にしたもんじゃない」とのこと。今回は乗り替りになるが、特に癖のある馬ではないので問題はないだろう。


ミリオンディスク
以前はイライラするところがあったが、それがなくなり前走は遂に初重賞勝ちをGET。これまでにマイルを1度も使われてないことから、恐らくこの後のフェブラリーSは頭にないはず。問題は1200M(5 3 0 1)に対して1400Mは(1 2 0 3)とこなせなくはないが、この相手で?


セレスハント
1200Mは未経験。マイルは1勝に対して1400Mは4勝、2着2回とこの距離がベスト。東京も3勝と得意としている以上、ここで陣営がメイチ勝負するのは明白。ここ2走で敗れたオーロマイスター、ケイアイテンジンに対して分が悪いが2枠4番とこの馬にとっては好枠を引いた。内々で揉まれずに競馬ができれば。

マイルチャンピオンシップが行われる舞台。

スタートしてから直線が続くので枠の優劣はほとんどないが、ペースが自然と速くなりやすく、坂を下ってから直線に向かうことから差し馬が基本は有利なコース。

昨年は今年も出走しているチェレブリタが11番手から差し切り、2着にも10番手からレインダンスが入線する結果となった。

稀にペースが緩み前残りも見られるが今年のハナはショウナンラノビアかブラボーデイジーあたり。果たして今回はどのようなペースとなるのか?


ヒカルアマランサス
昨年は愛知杯組のワンツーで決まったこのレース。格上挑戦ながらそこでリトルアマポーラからコンマ1秒差の4着だったのがこの馬。格下の馬だがデムーロ騎手が52キロで乗ることでその勝負気配がうかがえる。時間のある方は調べて欲しい。デムーロ騎手が日本で52キロで乗ったことがあるのかないのか?


チェレブリタ
昨年のこのレースの覇者。前走は船橋競馬でダートを使われたが、ここへの叩き台だったか?年齢的なものか以前よりテンションがあがらず落ち着いているのは非常に好感が持てる。京都コースは3勝をしているベストの舞台。ルメール騎手なら連覇があって驚けない。


マイティースルー
距離は1ハロン長い感じもするが折り合いに不安のある馬だけにオープンの流れはプラスに働く可能性が大。展開に左右されるが斤量差もありハマれば上位も。


ベストロケーション
1000万、1600万を連勝して状態はピーク。相手強化、距離延長となり陣営は「先に繋がる競馬ができれば」と控えめ。それでいて遠征させるその真意は?


レインダンス
前走は13番人気で3着と久々に好走したが、冬場が良いことに加えて、マイルだと集中力が続くことが要因とのこと。今回も同じ条件だけに再度の好走も十分あるが、逆に集中力が欠けるような事(揉まれるなど)があった場合は崩れる恐れもあるが…。


ショウナンラノビア
挫石の影響で休養が長く、ようやくここで復活。しかし追い切りは動いたが重めが残っているようだし、陣営もキッパリと『目標は先』と言う以上、ここは叩き台か?そうでありながら岩田騎手の騎乗は逆に不気味に映る。


レジネッタ
レインダンス、レッドアゲートといった牝馬が最近人気薄で好走し、復活をアピールしているが、この馬も桜花賞馬でありながら、その後はらしからぬ成績。これまでは遠征競馬、牡馬混合戦、1800M以上のレースだったが今回の条件を冷静に考えてみると…。

2010年も1ヶ月が過ぎようとしていますが、社台系牧場では早くも出産が始まっています。通常出産は3月からが本番で、ひと昔前なら1~2月生まれは“早産”と言われ嫌われたものです。

しかし、社台グループでは意図的に1、2月の出産になるよう、種付けも前倒しして行っています。1月生まれでも決して未成熟ではありませんし、逆に同世代の馬より早く生まれた事がアドバンテージとなり、2歳戦での活躍が目立ちます。

ジュエルオブナイル(小倉2歳S)、タガノエリザベート(ファンタジーS)、アニメイトバイオ(阪神JF②着)などがそうですが、社台系牧場以外でもエイシンアポロン(京王杯2歳S、朝日杯FS②着)が1、2月生まれです。

そして牧場にいる繁殖牝馬の大半が1、2月に種付けを終えると、6歳牝馬達が繁殖入りする為に牧場へ戻ってきます。社台系1口クラブでは規定により「6歳春に引退」が義務づけられており、どんなに競走成績が優秀であろうと例外は認められません。

これを組織的に行う事で春シーズンに種牡馬の負担を減らし、年間200頭近い種付けが可能になります。どんなに性欲絶倫な種牡馬であっても、1日に相手に出来る牝馬の数には限りあります。しかも暖かくなる春シーズンは他の牧場からも種付けにやってきますし、これでは体がいくつあっても足りませんからね。人気種牡馬ともなると本当に大変ですよ。

話が本題からズレてしまいましたけど、馬券的にも6歳春に繁殖入りする社台系クラブ馬には要注目です。

厩舎サイドは『勝っても負けてもこれで引退だから』と目イチ仕上げを施されレースに臨みます。昨年も中山牝馬Sを6歳馬キストゥヘヴンが快勝。③着にも同じく6歳馬の11番人気ダンスオールナイトが入り、3連単は139万馬券の大波乱になりました。重賞以外にも2~3月は6歳牝馬が繁殖入りに自ら華を添える話がおおいです。

注意してみてください。