2010年も1ヶ月が過ぎようとしていますが、社台系牧場では早くも出産が始まっています。通常出産は3月からが本番で、ひと昔前なら1~2月生まれは“早産”と言われ嫌われたものです。

しかし、社台グループでは意図的に1、2月の出産になるよう、種付けも前倒しして行っています。1月生まれでも決して未成熟ではありませんし、逆に同世代の馬より早く生まれた事がアドバンテージとなり、2歳戦での活躍が目立ちます。

ジュエルオブナイル(小倉2歳S)、タガノエリザベート(ファンタジーS)、アニメイトバイオ(阪神JF②着)などがそうですが、社台系牧場以外でもエイシンアポロン(京王杯2歳S、朝日杯FS②着)が1、2月生まれです。

そして牧場にいる繁殖牝馬の大半が1、2月に種付けを終えると、6歳牝馬達が繁殖入りする為に牧場へ戻ってきます。社台系1口クラブでは規定により「6歳春に引退」が義務づけられており、どんなに競走成績が優秀であろうと例外は認められません。

これを組織的に行う事で春シーズンに種牡馬の負担を減らし、年間200頭近い種付けが可能になります。どんなに性欲絶倫な種牡馬であっても、1日に相手に出来る牝馬の数には限りあります。しかも暖かくなる春シーズンは他の牧場からも種付けにやってきますし、これでは体がいくつあっても足りませんからね。人気種牡馬ともなると本当に大変ですよ。

話が本題からズレてしまいましたけど、馬券的にも6歳春に繁殖入りする社台系クラブ馬には要注目です。

厩舎サイドは『勝っても負けてもこれで引退だから』と目イチ仕上げを施されレースに臨みます。昨年も中山牝馬Sを6歳馬キストゥヘヴンが快勝。③着にも同じく6歳馬の11番人気ダンスオールナイトが入り、3連単は139万馬券の大波乱になりました。重賞以外にも2~3月は6歳牝馬が繁殖入りに自ら華を添える話がおおいです。

注意してみてください。