自分にできるのは「数量をこなす」ことであって、他人の意思を変えることではない
「数は裏切らない」という言葉があります。
数量というのは絶対評価・客観的評価で
判断できるものです。
たとえば「100回やった」と言えば、
誰が何と言おうとも「100回」です。
一方、中身とか質というのは相対評価・
主観的評価で判断されるものです。
たとえば「これは良い品です」と言っても、
別の人は「悪い評価」を就けるかもしれないし、
場合によっては「最悪の品だ」と判断する人
がいるかもしれません。
また、絵画などの芸術作品も「○○という画家
が描いた10作品」があるとき、10年経とうと
100年経とうと「○○という画家が描いた10
作品」であることに変わりはありませんが、
その作品の評価は変遷します。
かつては見向きもされず、市場価値もタダ
同然に扱われていたものが、数十年後には
高い評価を受け、ものすごい高値で取り引き
されているかもしれません。
作品の中身や品質は相対的なもので、評価
する人や時代の価値観によって変化します
が、数や量というのは絶対的なもので変化
しません。
「量質転化の法則」という言葉が
あります。
「量」をこなしていけばいくほど、やがて
それは「質」の向上につながっていく・・・
という意味です。
自分にできることは「他人の評価を操作する」
ようなことではありません。
他人をコントロールしようなんて思わない
ほうが良いと思います。
自分にできるのは、ひたすら「数量をこなす」
「行動の回数を増やす」といった、自分で
コントロールできることだけです。
大事なのは「他人を変えようとする」ことでは
なく、「自分を変えようとする」ことのほうに
あると思います。
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