「短期の感情+長期の感情」を煽る営業魂
営業本に書かれている多くの営業手法は、
基本的に「お客さまの感情を煽るセールス
テクニック/ノウハウ」です。
たとえば、「あと○個限りです!」とか、
「いついつまでの限定商品です」とか、
「今であれば先行者利益を得られます」
とか、「誰でもすぐに結果を出せます」・・・
といったセールストークでお客さまの感情
を一時的に刺激して高揚させて衝動的に
購入するように導くようなやり方です。
「売るだけ」であれば、そうした無理やり
感情を揺さぶる手法も有効ですが、「売る
だけ」だと「後で悔やむ/自虐の念」という
恐れがあり、ビジネスとしてはあまりうまく
ないかもしれません。
なぜなら、お客さまと「長期の関係」が
築けないからです。
その場限りの感情を刺激する売り方は、
「熱しやすく冷めやすい人」には効果てき
めんですが、その後に待っているのは
もしかすると「悪評」かもしれないわけです。
そういうお客は商品を買っただけで満足して
しまい、一時的な「高揚感」は味わえても
長期的な「満足感/充足感」は得られな
かったりします。
また、熱しやすく冷めやすいお客さまの
場合は、購入後にお金を払う前にドタ
キャンしたりクーリングオフをしたりする
恐れもあります。
まあ、そこまでいかなかったとしても
少なくとも、リピート購入してくれる常連客
になってくれるのは難しいかもしれません。
なぜなら、熱しやすく冷めやすい人だから
です。
では、逆に「感情を煽らないセールス」を
したらどうなるか?
当然ですが、前述したような問題は
ほとんど起こりません。
たとえば、ドタキャンやクーリングオフは
起こりませんし、お客さまは目移りしないの
で何度もリピート購入してくれる可能性が
あります。
一時的ではなく、継続したファンになって
くれる可能性があります。
購入時の感情を煽るだけだと、短期の目線
に基づく営業手法になります。
長期の目線に立つと、商品を使い続けて
くれる(=行動をし続けてくれる)ことが前提
となり、
→ 結果が出やすくなる
→ 満足感が高くなる
といったメリットが享受できます。
「購入時の感情+購入後(使用後)の感情」
を煽るのがコツで、これは「短期の感情+
長期の感情」を煽ることと同義です。
「短期の感情+長期の感情」を煽る営業魂
を身につけることは、自社の側だけでなく、
お客さま(購入者)にとっても価値があること
になります。
デキる営業マンになるには、「短期の感情
+長期の感情」を煽る営業魂を身につけ、
長期目線での発案や実行を心がけること
が大事だと思います。
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