固定客が離れていくわけとは?
どんな会社でも、ビジネスをしている以上は
「お客さま」は大切な存在で、特にリピート
顧客=固定客の存在はとてもありがたい
ものです。
ところが、そうした固定客も場合によっては
会社から離れていくことがあります。
会社側からすると、それは「自社の商品や
サービス内容に不満があるから・・・」という
のが主な原因だと理解しているかもしれま
せん。
ところが、アメリカの大手マーケティング
会社の調査によると、「顧客が会社を
見限ったわけ」はこんな理由だったとか。
1位 顧客のことを気にかけているとは
思えなくなったから → 68%
2位 サービス内容に不満があったから
→14%
3位 競合他社のほうが良いと感じたから
→ 9%
その他9%
この調査を見ると、「サービス内容に不満」
だったことが原因なのはわずか1割ちょっと
で、順位としても2位止まりだとわかります。
7割近い顧客は「自分のこと(顧客)を気に
かけてもらえない」と感じることにより、
その会社を見限っていたことがわかります。
この結果からは、「もっと顧客として私を気に
かけて~!」という切実な想いが伝わって
きます。
それはひょっとするとほんの些細なことで
そう感じているのかもしれません。
たとえば、「最近、挨拶がない・・・」とか、
「質問をしても笑顔で返してくれない」とか
「レスポンスが遅すぎる」とか「DMが何も
送られてこない」・・・などです。
販売者側と購入者側という人間関係は、
購入者側の人の心をどれだけ理解し、
適切に実践しているかによって大きく
左右されるものです。
では、顧客の心を知るにはどうすれば
良いのか?
それには、自分の考えを優先・重要視する
のではなく、相手(顧客側)が何をどう考えて
いるかに焦点を合わせること・・・がヒントに
なると思います。
つまり、相手を理解しようとする姿勢を持ち、
その術を身につけることが大事です。
顧客側が何をどう考えているのか?・・・を
読み取る術がなければ、的ハズレなことを
してかえって関係消滅を速めてしまうかも
しれません。
職場(売り場)を改善するのか?
マネージャー(上司)を改善するのか?
それとも、自分自身を改善するのか?
新商品の宣伝のときだけ/売上がほしい
ときだけ連絡してくる・・・と思われたら
アウト!です。
お客さま(固定客)は、もっと自分をかまって
ほしい・・・もっと自分のことを気にかけて
ほしい・・・と思っているものです。
仮に用事がなくても連絡する・・・という
くらいのマメさが重要です。
お客さまの心の機微に敏感でありたい
もので、それを会社全体の仕組みとして
機能させることがリーダーの務めの一つ
だと思います。
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