とある金融機関でつくづく思ったこと
大手銀行での人員削減報道を見聞きして、
数年後の銀行の在り方や業務フローなどが
どう変化していくのか、他人事ながらちょっと
気にかけています。
昔から「銀行」と言えば、花形企業であり、
給料の高い会社として有名です。
学生も就職先選びの一つとして選択肢に
入れる人は多いと思います。
・・・そんな銀行に過日行った時の話です。
目的は「融資」であり、そのための相談という
か、向こうからすれば「面談」でした。
事前に持っていくものを聞いていたので、
そのとおりに持って行って、特に問題は
ありませんでした。
その際につくづく思ったことがあります。
それはこうです。
1.銀行は私がどこの高校・大学を卒業したか?
なんてことは一切聞かないし興味もない
→ つまり学歴は全く関係ない!ということ
2.どんな会社に勤めていたか?は気にする
→ つまり職歴は気にする
3.銀行が求めるのは「確定申告書」と「通帳」
であること
→ つまり返済能力と貯蓄能力があるかどうか
を客観的にみようとしていること
学生時代までは数学・国語・英語・社会・理科・・・
といった学科の通知表が成績表でした。
大人になってからは、銀行預金の通帳と
確定申告書が成績表です。
この2つを見ればその人の大体のマネー能力
を計ることができます。
昔は学校でテストの点数が良くて通知表
の評価が平均以上だった人でも、実社会に
出た後の金銭面での成績は平均以下という人
はたくさんいます。
また、その反対のパターンの人もいます。
どちらが良い・悪いとは一概に言えませんが、
世の中に出た後の人生のほうが圧倒的に
長いことを考えれば、学歴よりも通帳/確定
申告書のほうが大事・・・と言えそうです。
学校では、成績表は先生から与えられるもの
だったので、それを見て改善するための時間が
持てました。
大人になると他人からもらう成績表がなくなり、
自分でつくる成績表だけになります。
そのため、自分の成績に気づかない人も多く、
したがって手直しする猶予も少なかったりします。
手遅れにならないように、経済的に安心・安定
した生活を営むことができるように、金銭面で
の成績表のチェックを行なうことが大事だと
思います。
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