土曜日、イギリス映画の『異人たち』を鑑賞してきた。
観たいと思った動機は、原作が山田太一の『異人たちとの夏』だから。
てか、
『異人たちとの夏』は自分に取って邦画ベスト10に間違いなく入る程、大好きな作品だからね。
この作品については今更、解説も不要だろうが、主人公はシナリオライターが稼業のバツイチ中年男(風間杜夫)。
ある時、気まぐれで浅草演芸ホールへ行く。
館内で なんと、中年男が12才の時に事故で死んだはずの父さん(片岡鶴太郎)とバッタリ出会い、「来なよ」と父さんの住んでるアパートへ行けば、
これまた亡くなったはずの母さん(秋吉久美子)が笑顔で待っていた。
息子は父さん、母さんの温もりにふれて、その後は何度も両親の住んでるアパートを尋ねるようになる。
日中に行っても、夜間に行っても異人たちはいつでも息子を包んでくれる。
実際はありえないのだが、
すっかり両親の年齢を超えてしまった息子…
もう、この辺のくだりはノスタルジックに溢れてたまらんよなぁ!
なんせ、オレは昭和生まれだし。
そしてもう1人、“異人” が登場して、主人公と一時を楽しむ。
“異人”の名取裕子も艶があっていいねぇ!
実は、『異人たちとの夏』を『異人たち』を鑑賞した当日の夜、久しぶりにまた観てしまったよ(笑)
ホント、この作品は何度観ても飽きないね。
ところで、
話は冒頭に戻るが『異人たち』を観た感想は…
…😰
まぁ、今の時代ならではの設定に変化したのは理解するつもりなのだが…
それでも
やっぱりオレは大林宣彦監督の『異人たちとの夏』の方が100倍好きだな!!
でも好き嫌いはあっても、公平に劇場内の雰囲気を伝えれば、隣に座ってた70代くらいの女性は『異人たち』をシクシク泣きながら観てた。
映画評論家のLiLiCoも『異人たち』を大絶賛してるらしいね。
残念ながら、オレはダメだったって事は、よっぽど『異人たちとの夏』の方が好き過ぎるんだろうなぁ…(苦笑)?
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