結局、ショーン・コネリーが復帰したため、降板する羽目になったが、もし正式にボンド役を射止めてたら、初めてアメリカ人のジェームズ・ボンド誕生となってた。
その場合、以後のボンド俳優は “絶対に英国人でなければならない” というルールも無かったかもね?
ギャビンはその後、80年代に、在メキシコ・アメリカ合衆国大使の地位を得たとのこと。
『007 オクトパシー』(1983)の時のスクリーンテストを受けてた俳優は、冒頭に書いた『カプリコン・1』のジェームズ・ブローリン。
『007 ロシアより愛をこめて』のシーンで007 のスクリーンテストを行うのは、ボンドファンにはよく知られた話だね。
ブローリンのスクリーンテストの相手役はオクトパシーを演じたモード・アダムス!
アメリカ出身のブローリンが正式にボンドに選ばれて数作続いてたら、ティモシー・ダルトンのボンドも存在しなかった可能性がある。
ロジャー・ムーアが『007 美しき獲物たち』(1985)まで頑張ってその後は引退となり、続く『リビング・デイライツ』(1987)製作前にボンドのスクリーンテストを受けた映像が残ってる俳優は、
サム・ニール!
でも本人はイヤイヤスクリーンテストに受けたらしいね。
この人は007 よりやっぱり恐竜と戯れてる方が合うのだろう(笑)?
でも当時、ニュースになってたのが、
ピアース・ブロスナンの新ジェームズ・ボンド!
しかし、レミントン・スティールの契約がまだ残ってるだとかで、結局4代目ボンドの座はティモシー・ダルトンに。
その後、ブロスナンは1995年に晴れて『ゴールデン・アイ』(1995)で5代目ボンドとなり、
当時は歴代ボンドの全てを兼ね備えていると呼ばれ、究極のジェームズ・ボンド誕生だと言われてたな。
だが、日本でのブロスナンの007 はムーア時代より人気が出なかった印象だったね。
そして、『007 カジノ・ロワイヤル』(2006)のスクリーンテストには、
ダニエル・クレイグ登場。
その後の成功を見れば、女性プロデューサー(バーバラ・ブロッコリ)の目利きがいかに優れてた事か… 大変恐れ入りました!
その後、ダニエル・クレイグのボンドは『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』(2021)で100%完結した。
さて一体、次の7代目ジェームズ・ボンドは誰が演じるのだろうか!?
こうしてオレは毎日、悶々と発表を待ってるのだ(笑)。