玉岡かおるさんの
「お家さん」(上・下巻)
を読みました!
プロローグから少し抜粋して書かせていただきます。
これは神戸の「鈴木商店」の物語です。
そして、「お家さん」と呼ばれた、一人の女の物語でもあります。(それが鈴木よねさん)
驚かれるかも知れませんが、鈴木商店はかつて、日本一の年商を上げた、ヨーロッパでは一番名の知れた巨大商社であったのである。
そんな、鈴木商店を動かし、世界の海へと突き進んだのは、今で言う企業戦士、商売で国益を成そうと戦うサムライの心を持った男たちであったのだ!
彼らはちっぽけな東洋の島国、日本から、軍事力ではなく、経済という知力を持って、欧米の先進国に互して生きたのであった。資源に乏しく、国土も狭く、ほんの半世紀前まではチョンマゲに刀を差していた男たちのこの国が、またたく間に近代化の遅れを取り戻し、世界にメイド・イン・ジャパンの品を輸出して確かな評価を得るようになったのは、そんな鈴木商店の働きも小さくはなかったはずである。
男と生まれたからには、世界を相手に、故国を背負う大仕事がしてみたい!そんな夢を、みごとに花と咲かせたのが、鈴木商店に他なかったのである。
その鈴木商店を実質敵に引っ張っていったのが、この財界のナポレオン!
あるいは、史上最大の仕事師と言われる
金子直吉
なのである。(金子直吉は高知県仁淀川町の生まれであり、墓所は高知市内にあります)
なぜ、このような偉業ができたのか!?
この小説ではお家さん(鈴木よね)の立場から展開されるが、多大に金子直吉の話が多く出てきます。
っていうか、様々なキャラクターは鈴木商店のスタッフ人である。
とっても感動するお話しであり、真実を含んでいる。
すごすぎます!!!
鈴木よね(お家さん)↓ 神戸市の祥龍寺。
金子直吉さん ↓
まあ、読んでみてください。
SEE YOU!