気持ちが良すぎて
in der Schlange
言葉は生き物
実際には来週から夏休みだけど、次男は自分の教科のすべてのテストが今日で終わるので、事実上あすから夏休み。
またやってきた、11週間の長すぎる夏休みが。
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娘の卒業式が終わった翌週、次男の学校でアワードセレモニーがあった。勉強のみならず、ボランティアやスポーツ、更には皆勤賞とかも表彰されるイベントだ。次男君が表彰されるってのはせいぜいボランティアや皆勤賞くらいなトコだけど、今年はドイツ語で表彰されると学校から親に連絡があった。そういえば去年もあったけど、次男が「大したことないから行かないよ」っていってたので行かなかったんだが(笑)、今年は『ドイツ語の一斉テストで金賞もらったからきっとそれの事だよ。別に行かなくていい』とのこと。
それを娘に言ったら、「行った方がいいんじゃない?あの子、そういうの気にしない子だけど、モチベーションになるから行くべき」っていうんで、お姉ちゃんも連れて家族総出で行ってきた。本人は『僕は行かないよ(苦笑) どうせ大したイベントじゃないし、10人くらいしか来ないって』とか言ってたけど、当たり前だけど本人も一緒に行った。
行ってビックリよ、校長や先生はもちろん、親もいっぱい来てるし賞をもらう子達もいっぱいでごった返してる。あぁ、そういえば、娘ちゃんが高校生の時にもこんなのあった。同じくドイツ語で賞もらってた。ブログにも残してた。
で、息子はNational German Examってので金賞をもらっていた(らしい)。去年は銀賞だった(らしい)。 そういうの親に言わないんだよね、この子。っていうか、長男もこんな感じだけど。
で、この試験で金賞をもらうと、翌年にドイツへのホームステイというご褒美に応募できる資格が与えられる(らしい)。ただそれには、
1.6歳以上からドイツ語圏には住んでいない (当てはまる/5歳からアメリカ )
2.家でドイツ語をしゃべる環境ではない (当てはまらない)
3.いままでドイツに2週間以上続けて滞在したことはない (当てはまらない)
って条件がある。この応募資格に次男は当てはまらないので、たとえ金賞を貰ってもこのご褒美はもらえない(そうだ)
ってのを今回初めて知った。家に帰ってから内容を確認したけど、別に今さらこれに行けなくてもいいやって思えた。
しかしだ、息子のドイツ語の先生にしても、息子本人にしても、彼はドイツ語をフツーに喋れてると思ってるフシがある。特に先生、息子の事を「ドイツで生まれてるし、両親もドイツ語話すし、息子はネイティブなんだからしゃべれて当然』 と思ってて、これには反論した。
『ウチはですね、確かに家でドイツ語話してるし、機会があれば息子をドイツに連れて行ったりはしています。しかし、私も夫もネイティブではないですし、はっきりいってアメリカに住んでいたら英語で話した方がラクなんです。次男の兄姉だって、今では英語で話した方が事が早いんです。それでも言葉はナマモノだから、次男にドイツ語を学ばせようと日々努力して使っているんです。次男が今こうやってドイツ語を話せるのは、ドイツで生まれたからでもなく、過去に2週間以上ドイツに滞在したことがあるからでもないんです。家族みんなでの努力のたまものなんです』 っていちゃった。
私は自分たちの努力をこうやって持ち上げることは人前えでしないんだけど、ドイツ語に関しては言わせてもらうわよって思った。先生には理解できないだろうけどね。
とにかく、バイリンガルには一夜でなれないし、《アメリカに住んでれば英語がしゃべれるようになるのは間違い》ってのと同じ。言葉は意識しないと習得できない。それは生きてるものだから。使わなきゃ錆びるし乾燥もする。磨いてまた使えばなんとか使い物にはなるだろうけど、私のフランス語やスペイン語と同じで、使わないともうまるっきり何がなんだか聞いてもわからないってのと同じ。
だからウチでは今でもたとえ間違ったドイツ語だったとしても使い続けているんだ。ドイツの友達も協力的でいてくれるから、今でも電話にラインにメールにと、読み書きも助けられている。でも、これも続ける続けないは自分次第。
次男は来年から大学だけど、そこからが問題だ。大学でドイツ語を取らないときっと錆びつくだろう。しゃべれるだけじゃバイリンガルとは言わないし。ウチは日本語をすっぱり諦めた(っていうか、トライもしてないけど)代わりにドイツ語だけはとがんばってきたんだから、次男にも意識してほしい。
とはいうものの、大学にいったら後は自分だからね。専攻は別だし、ドイツ語が話せて読めればそれでいいってなるかもね。

