光は粒子性と波動性の二重の性質を持っています。
光が粒子であるのか波動であるのかという議論は古くから有りましたが、二つの性質をあわせ持つということで決着したようです。光が粒子であることの証拠としては、光電効果が挙げられます。
光電効果とは、物質に光を照射すると、電子(光電子)が物質の表面から放出される現象です。光の粒が金属中の電子にぶつかって、電子をはじき飛ばしていると考えることで説明できます。
この現象を説明したのがアインシュタイン【1879-1955ドイツ出身の物理学者】で、彼は光は粒子であるという光子論(光量子仮説)によって1921年ノーベル物理学賞を受賞しました。
また、光が波動である証拠としては、回折や屈折、干渉が挙げられます。
回折とは、単色光を十分に狭いスリットに通しスクリーンに当たってると、光が広がる現象です。屈折とは、異なる媒質の境界で、光が進行方向を変える現象です。干渉とは、複数の波の重ね合わせによって新しい波形ができる現象です。