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僕の全財
by potaさん
S&W M10と同じく日本の中高年層に人気のあるColt Official Police。高価なマグナム系の銃を買う財力があっても、こういった普通の銃はひとつくらい持っていたい。
アメリカに来て初めて買った実銃。これは、サンフランシスコの市電Nラインの終点近くにあったガンショップで見つけた。1980年代の初め頃は市内のいろいろな所にガンショップがあり、在庫の種類も多かった。パック入りのS&Wパーツがどこの店にも必ずというほど置かれていて、ターゲットグリップなどが安く簡単に買えた。
当時、銃を買う時に必要なのは運転免許証などのIDだけだった。その後は自分宛てに届いた公共料金の支払い記録などで一定期間その住所に住んでいること証明するようになり、カリフォルニア州だとハンドガンを購入する際に取り扱い技能証明カードを取得する必要まで出てきた。
銃を買う時は、書類手続きをしてから現品を受け取るまでWaiting Periodという待ち時間がある。昔のカリフォルニア州はそれが15日もあったのだが、今は10日になったようだ。
カリフォルニアやニューヨークはWaiting Periodが長く、内陸部の州は短いのが一般的だ。
ネバダ州だとハンドガンの購入時だけにその規則があり、長物は購入したその日に持ち帰ることができる。ハンドガンは購入してから72時間経たたないと現品を受け取ることができない。しかし、過去に一丁でもネバダ州でハンドガンの購入歴があれば、ガンショップがFBIに身元照会をして15分か30分後には銃が手渡される。
アリゾナ州は、銃の種類にかかわらず犯罪歴や精神疾患がなければ当日持ち帰りである。田舎の州はだいたいどこも同じだと思う。
銃規制が最も多いカリフォルニア州でさえ、1980年代は長物にWaiting Periodが適用されなかった。今は原則的にアサルトライフル所持禁止、持ち主がいなくなったアサルトライフルは州外に売らない限り廃棄処分するしかなくなったのがカリフォルニア州だ。