残しておきたい写真 メコン川の夕日 | 編・縫・織の暮らしの中で

編・縫・織の暮らしの中で

高野山ふもとにある織物の町に生まれ
糸や布に囲まれ育ちました。

和歌山県橋本市高野口町
洋服お直し
手仕事工房SUNNY店主

和歌山・霊峰高野山の麓 
お裁縫屋『手仕事工房SUNNY☀』
橋本市高野口町向島 09030394300
⚠R24 名倉東交差点は右折禁止⚠

4/12㈮9時〜5時半


さにーです。


ー残しておきたい写真ー

大学入学と同時にコロナだった次男は深く落ち込んだ時期がありました。
様子がおかしくて、無理やり自宅へ連れて帰った事が一度だけあります。
私は午後からお店をお休みし、ご飯を作りましたが、食べないし口もきかず。

持ち帰ってきた洗剤の良い香りのする、きちんと畳まれている洋服を見て、「この子は大丈夫」と意味もなく確信が出来ました。
彼の洋服について、親子というより
洋服お直し屋と大学生、こんな感じで話しを進めると予想以上に会話が弾みました。そこをきっかけに、たくさん話す事ができました。
夜になってからも、町中を歩きながら(徘徊)しながら話しました。
真夜中に九度山橋の上から紀の川の流れを眺めながら、長い時間話しました。(まるで不審者です)

その後、上がったり下がったりしながらも大学は辞めず、京都で一人暮らしを続けました。
時間が解決してくれたのかな。
日に日に明るくなり、
アルバイトを頑張りお金を貯めて、
3回生になってタイとラオスにバックパッカーの一人旅に出ました。

ラオスからメコン川の夕日の写真を送ってきてくれた時、

めちゃめちゃ感動しました。

で。

帰国して数日後に謎の発熱。
夜中に救急車を呼んだほど苦しかったそうです。

めちゃめちゃ心配しました。

検査の結果、デング熱でした。


4年の間に幾多の苦難を乗り越えた彼は、春から神奈川県の住民になりました。
健闘を祈ります。