男女ズボンの違い | 編・縫・織の暮らしの中で

編・縫・織の暮らしの中で

高野山ふもとにある織物の町に生まれ
糸や布に囲まれ育ちました。

和歌山県橋本市高野口町
洋服お直し
手仕事工房SUNNY店主

和歌山・霊峰高野山の麓 
お裁縫屋『手仕事工房SUNNY☀』
橋本市高野口町向島 09030394300
※R24 名倉東交差点は右折禁止です※

7/19㈬9時〜6時

※22㈯5時まで


さにーです。


昨日の学生ズボンの続きです。

【紳士=スラックス】

【婦人=パンツ】と説明します。


スラックスとパンツは

パターンや仕立て方が違い、ズボンだけど別物です。

ご自宅にある紳士礼服スラックスと、

フォーマル、またはフォーマルっぽい婦人パンツを比べてみてください。

違いをたくさん見つけられると思います(*^^*)

★学生ズボンの仕立て方は

男子用はスラックス

女子用はパンツ 

※男女共に同じ仕立ての制服もあるかと思います。


ウエスト・ヒップは割愛して裾について。

★一般的に、裾の折り返し分は

おおよそ

紳士スラックスは【7〜10センチ】

婦人パンツは【4〜5センチ】

くらいでしょうか。

☆当店では指定がない場合、紳士は7センチ婦人は4センチの折り返しで仕上げています。


★学生ズボンは成長を考慮しないといけない大前提があります。

どんどん伸びる中学生と、成長が安定してくる高校生でも違ってきます。

★毎日激しく着用するので、裾の擦り切れや破れも想定しておきます。


☆当店での学生ズボン基本☆

中学生はできる限り裾は切り落とさず長い折り返しで裾上げをします。

高校生くらいになると10センチほど、成長が止まったであろうお子さんの場合は7センチの折り返しをオススメしています。


★そして、女子制服ズボンです。

一般的に婦人パンツは4センチ程だけど、折り返しを何センチにするか。

成長や後々の事をアドバイスしながら親御さんに決めて頂きます。


★紳士スラックスと婦人パンツの

大きな違いがもう一つあります。

紳士スラックス裾には【靴擦れ】が付いています。



革靴でズボンの裾が傷まないようにするための補強布です。


一般的に学生ズボンには靴擦れは付いていませんが学校によって(私学制服など)は付いている事があります。

女子もローファーで裾が痛む場合があります。

靴擦れを付けておくと身長が伸びてズボン丈を伸ばした時、裾の痛みが少なくスッキリと丈を伸ばせます。


★女子ズボンの場合

婦人パンツには靴擦れは付いていない事を伝えた上で、付ける付けないを親御さんに決めて頂いています。


女子学生ズボンを取り入れる場合は、

裾周りにも意識を向けてみてくださいね。


学生服。

男、女、その前に『学生らしさ』を忘れないで。

お裁縫屋のおばちゃんからのお願いです。