世界は知らないことで溢れている 少林寺拳法 | 編・縫・織の暮らしの中で

編・縫・織の暮らしの中で

高野山ふもとにある織物の町に生まれ
糸や布に囲まれ育ちました。

和歌山県橋本市高野口町
洋服お直し
手仕事工房SUNNY店主

地域衣料サポート・糸布製品お直し
手仕事工房SUNNY 09030394300
和歌山 霊峰高野山の麓 
橋本市高野口町向島

7/27㈬9時〜5時半 少し早く終了


さにーです。

自問自答を繰り返し、自分と向き合うことで道を切り開き乗り越えていくタイプの私は、コブクロDOORの歌詞を地で生きている気がします。
はっきり言って、ぐったり疲れ
もう少し要領よく上手に進みたいと思う今日この頃です。
見える世界が変わってきているので、
日に日に自分が大きくなっている事は何となく感じますが、成長痛が激しいです。

お久しぶりのお直し投稿は
少林寺拳法胴着です。 

柔道着、剣道着は馴染みがありますが、少林寺拳法胴着にお目にかかるのは初めてです。うれしっ♪

形は柔道着と変わらないけれど、組織(そしき 布を織るときの糸の組み立て方)が違いました。
柔道着は【鹿の子】や【刺し子】または【ワッフル】風で、生地そのものが凹凸で厚みがあります。汗をよく吸い、つかみあっても破れない丈夫さもありますし、転倒したときに身体を守るクッションの役目もあるようです。
衣類の一番の役目は身体を守る事なので、胴着はなるほどと理にかなっている事が多いです。

お預かりした少林寺拳法胴着は凹凸がない平織りで、柔道着などに比べると薄いです。転倒がする事が少ないスポーツなのかしら?

ズボン裾に刺し子風ステッチが4本

袖口には6本もステッチが入っていました。

部分的に
ステッチ=刺し子=補強 なので
袖口や裾が破れやすいってことなのかな。

上着、ズボン各5センチ短くするために、合計10本のステッチをほどかなくてはならないので、めちゃめちゃ辛かったです💦
私は辛かった時は、辛かったです(T_T)とお客様にその理由を伝えています。
そして私が知っている事、気付いた事などをお伝えして、お客様とキャッチボールをすることを心がけています。お客様からお直しのヒントを頂く事もあるので、お直しに反映しています。
世界は知らないことで溢れています。

明日は、胴着名札用面ファスナー(一般的にはマジックテープ®)の取り扱いについての注意点と、胴着独特の袖の形と袖丈調整について投稿予定です(*^^*)