紳士服お直しの高い壁 | 編・縫・織の暮らしの中で

編・縫・織の暮らしの中で

高野山ふもとにある織物の町に生まれ
糸や布に囲まれ育ちました。

和歌山県橋本市高野口町
洋服お直し
手仕事工房SUNNY店主

地域衣料サポート・糸布製品お直し

手仕事工房SUNNY

橋本市高野口町向島223ー8
09030394300
2/24㈭9時〜5時 下弦🌗
※今週は早く閉めます。

さにーです。

洋服作りは
婦人服は【ドレスメーカー】
紳士服は【テーラー】と呼び、専門職です。一昔前は男仕立て、女仕立てとも言いました。
お直しってどんなアイテムでも得意不得意はあっても一応は直せないと仕事と言えないのかもしれないです。
以前の私のように自宅で内職っぽくお直しをするならまだしも、商店街に『洋服お直し』の看板を堂々と出す怖さは当然あります。

私には紳士服の壁があります。
お店を始めてからずっと、紳士服お直しが入るとモヤモヤソワソワしています。
スーツジャケット着丈調整


千葉県浦安市で暮らす義姉はフランチャイズお直し東京ど真ん中店の店長です。

着丈調整お客様のジャケット2点を
東京ど真ん中店の店長さんに仕上がり確認をしてもらってから(画像ですが)お客様に引き取りのご連絡を入れました。

紳士服ジャケットお直しの難しさは文章化できません。
以前ブログにも書いたことがあるけど、次生まれ変わった時はテーラー職人になりたいと真剣に思っているので、紳士服お直しは嫌いではないです。真剣に取り組んでみたい気持ちもありますが、指導してもらえる先生や先輩がいないと本格的にはムリです。
大阪北新地にSOSを出せる先生がいても、東京ど真ん中お直し店長の義姉がいても、紳士服ジャケット肩周りや衿周りのお直しは私一人の工房では怖いです。

断る怖さもあります。
ここは田舎なのでドライではないお客様もいらっしゃいます。
先日も紳士服ジャケットをお断りしたら、散々イヤミをネチネチと言い、鼻で笑いながら帰られました。
そんな時の私は笑顔で口角を上げ、奥歯を噛んでいます。
お店を始めた頃、元工房家主先生に『断る事も腕のうち』と言われた事が今になって理解出来るようになりました。奥歯を噛まずに断れるようになりたいのですが、まだまだです。
もちろん紳士服の全てを断っている訳ではないです。
カジュアルなアイテムや、新郎新婦父のモーニング、シニア礼服など内容とアイテムと求められる事を、選びながらお直しをさせてもらっています。

紳士服お直しでお困りのご来店お客様には『心斎橋リフォーム』さんをオススメさせてもらっています。

私の暮らすこの地域は大阪府のベッドタウンで、大阪にお勤めの方も多いです。心斎橋リフォームさんはテーラー職人さんを多く抱えられていますし、ネット対応で幅広く男女アイテムを受付されていますので、気になる方は『心斎橋リフォーム』を検索してみてください。
洋服お悩みの解決に繋がると思います。