ヒックマンカテーテルって

 

今回はヒックマンカテーテルを設置したときのことを書こうと思う。

骨髄移植のために再入院してすぐのことだ。

担当医から

「ヒックマンカテーテルを設置したいので、同意書を書いてもらいます。」

と言われた。

 

いやいやいやいや!!!

ちょっと待ってほしい…

カテーテルといえばこれまで

 

・CVカテーテル……肺に穴があいたやつ

・尿道カテーテル……もう二度とやりたくないやつ

 

と、楽だったことが一度もない!!!( ;゚Д゚)

 

恐る恐る聞いてみた。

「どういうものですか?」

担当医は説明してくれた。

 

「以前CVカテーテルを入れていましたよね。

あれより感染防止効果が高いカテーテルです。

胸の皮膚の下に管を5cmほど通してから、CVカテーテルと同じように鎖骨の奥の静脈へ入れます。」

 

(絵は腕の方へ行ってますが、実際は縦に肋骨三本分ぐらいの長さでトンネルを作りました)

 

いや…

胸の皮膚の下に管を通すって何だよ…

当時の私は体重45kgほど。

肋骨が浮き出ている状態だった。

その皮膚と骨の間に管を通すというのか…?

 

私は聞いた。

「その管って太いんですか?」

担当医は

「直径5mmぐらいですね。」

と答えた。

 

太すぎるだろ…

どう考えても皮膚が盛り上がるレベルだ((((;゚Д゚))))

だが、拒否できる処置ではない。

私は嫌々同意書にサインした…

 

手術室のような部屋へ

設置当日になった。

CVカテーテルは病室だったが、今回は別室だった。

手術室のような設備がある部屋へ案内される。

 

今回は、

主治医、

担当医、

看護師2人、

さらに医学部の学生まで見学に来ていた。

 

仰向けになり、右肩の下へ台を入れられる。

右胸を突き出すような姿勢で処置が始まった。

 

消毒が終わると、いつものように穴の開いた布をかけられる。

「麻酔しますね。」

「もう一回麻酔しますね。」

 

麻酔をしているのに痛い!!!

さらに胸をものすごい力で押される。

鎖骨の奥までカテーテルを進めているのだろうか。

モニターにはX線画像が映り、それを見ながら処置が続いていた。

 

やがて皮膚の下にトンネルを作る処置へ移った。

「チクっとします。」

「チクっとします。」

「チクっとします。」

「チクっとします。」

何回チクっとすんねん!!!(# ゚Д゚)

どうやら管が通る部分すべてに麻酔をしているらしい。

最初に処置した場所はズキズキ痛んでいたが、トンネル部分は思ったより痛みを感じなかった。

 

胸の下に管が入っている…

処置は無事終了した。

しかしズキズキと痛みが続き、ロキソニンが処方された。

胸を見てみると、皮膚の下を管が通っているため、そこだけ大きく盛り上がっている。

触ってみると驚くほど盛り上がっているのがわかる…

5mmと言われていたが、見た目は1cmぐらいある…

 

担当看護師が言う。

「カテーテルが詰まると、入れ直しになるので詰まらなければいいんですけどね。」

余計な情報を教えてくれなくていいから!!!( ;゚Д゚)

 

今回は肺に穴が開くこともなく、無事に処置は終わった。

これで痛い処置はもう終わりであってほしい。

担当医には確認せず、そう願いながら眠りについた。

 

このヒックマンカテーテルとは骨髄移植中ずっと付き合うことになり、私と一体化することを、この時の私はまだ知らなかった。

 

※正確にはCVカテーテルの一種がヒックマンカテーテルのよう

 

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