退院後は経過観察のため、定期的に外来へ通院していた。
半年〜1年ほど経った頃、主治医から
「そろそろPET検査を受けましょう。」
と言われた。
白血病の再発を調べるためではなく、全身のどこかに新しいがんができていないか確認するのが目的だ。
最初はPET検査が何なのかわからなかったので主治医に尋ねると、
「放射性物質を含んだブドウ糖のような薬を血管に注射して、その後CT撮影をする検査です。」
と説明された。
えっ…
放射性物質を体の中に入れるの!?(;゚Д゚)
大丈夫なのかそれは…
説明書を読んでみると、使用する放射性物質は人体に影響がないレベルとのことだった。
しかし、その一方で
「検査後しばらくは体から放射線が出ているので、公共交通機関ではなるべく他の人に近づかないようにしてください。」
と書かれていた。
人体には影響しないレベルなのに、人には近づかないようにとは…
不思議な説明だ。
検査当日の流れ
検査当日、まず点滴のルートを確保し、放射性物質を注射された。
気分のいいものではないが、必要な検査なので仕方がない。
ちなみに、造影剤を使ったCT検査というものもある。
こちらは放射性物質ではなく造影剤という薬液を注射して撮影する検査で、比較的よく行われる検査だ。
放射性物質の注射が終わると、リラックスするための個室へ案内された。
部屋の中は真っ暗で、バスタオルまで用意されている。
ここで約1時間待機するらしい。
放射性物質が全身へ行き渡るのを待つためだという。
何もすることがないので目を閉じていたら、そのまま眠ってしまった。
個室のドアが開き、検査に呼ばれて目が覚めた。
CT撮影自体は普通の検査と特に変わらない。
撮影が終わると、そのまま親の車で帰宅した。
助手席に座って帰ったのだが…
隣に座っていた親は1時間ほど放射線を浴びていたことになるんだろうか(;゚Д゚)
検査結果は特に問題なかった。
ただし、PET検査にも万能ではない部分があり、ブドウ糖を取り込みにくい種類のがんや、小さながんは見つけられないこともあるらしい。
それでも、PET検査は全身のがんを見つけるためには非常に有用な検査らしい。
ただ、一つ問題がある…
費用が高い。
自費なら約10万円。
保険適用でも3万円台になる。
この後も何度かPET検査を受けることになった。
「受けましょう。」
と言われるたびに、
「また結構お金がかかるなぁ…」
と頭をよぎった。
もちろん命には代えられないので、その都度受け続けた。
幸いPET検査でがんが見つかったことは一度もない。
ただ、別の問題が見つかったことはある。
その話については、またいつか書きたいと思う。
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