いよいよ骨髄移植の前処置が始まることになった。

一体何をするのかとビクビクしていたが、最初は抗がん剤を投与するらしい。

付けたてのヒックマンカテーテルの出番が来たぜ!(゚∀゚)

 

これまで使っていたCVカテーテルは透明だったので、中を流れる薬や逆血(血液がカテーテル内へ逆流すること)がすぐに分かった。

しかし今回のヒックマンカテーテルは白と赤。

中の様子は全く見えない。

詰まったらどうしよう…((((;゚Д゚))))

 

担当看護師に言われた

「詰まったら入れ直しですね。」

という言葉が頭をよぎる…

 

「じゃあ始めますね〜。」

看護師がヒックマンカテーテルへ抗がん剤を接続した。

部屋はこれまでと同じ4人部屋。

やっていることもほとんど変わらない。

「これまでと一緒やん!(゚∀゚)」

少しだけ安心した。

 

また髪の毛との戦い

抗がん剤が始まると、また髪の毛との戦いも始まった。

この頃は髪が2cmほどまで伸びていた。

まぁ、どうせまた抜けるんだろうけど…

髪は10万本ほどあるそうなので、抜け始めるとベッドの上が髪の毛だらけになる。

気になるので気付くたびに拾ってはゴミ箱へ入れる。

 

それだけではない。

どうせ抜けるならと、自分で髪に指を通して抜く遊びまで始めていた!

一度指を通すだけで、指の間に大量の髪が絡まる。

それをそのままゴミ箱へ

( *゚∀゚)=3

……

何の話をしているんだ(;゚Д゚)

 

グラン注射からの解放

抗がん剤を投与されると、やはり吐き気がしてきた。

そういえば、地固め療法では唯一、副作用がほとんど出なかった飲み薬の抗がん剤もあった。

ああいう抗がん剤ばかりなら歓迎なんだが…

 

今回唯一嬉しかったこともある。

グランの注射をもう打たなくていいことだ!(゚∀゚)

骨髄移植では白血球を限りなくゼロまで減らしてから、新しい造血幹細胞を生着させる。

そのため白血球を増やすグランは不要になる。

あの痛い注射から、ついに解放されたのだ!

 

その日の夕食はクリームシチューだった。

好きなメニューだが、全く食べられない。

シチューの匂いが部屋中に広がり、それを嗅いだだけで吐いてしまった…

 

抗がん剤投与を続けていたある日、翌日の予定表に見慣れない文字が書かれていた。

「放射線照射」

聞いたことはある。

でも何をするのかは全く知らない…

まぁ、痛くはなさそうだから大丈夫だろう!(゚∀゚)

そう思いながら眠りについた。

 

 

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