骨髄移植当日
遂に骨髄移植の日がやってきた。
骨髄移植の前処置が辛くて途中で移植をやめる人もいると聞いていたが、何とか最後までやり切ることができた。
前処置が始まってからは吐き気が酷く、ほとんど何も食べられなかった。
点滴だけで生きているような状態だ。
こんなボロボロの体で骨髄移植に耐えられるんだろうか…
骨髄移植の日は、新しく生まれ変わるという意味で「セカンドバースデー」と呼ばれることもあるらしい。
私は普段から自分の誕生日にあまり興味がないせいか、セカンドバースデーの正確な日付は覚えていない(;゚Д゚)
骨髄液が体の中へ
骨髄移植は夜に行われた。
担当医が骨髄液の入った袋を持って病室へやって来る。
「腕に点滴用のルートを取ります。
ちょっと針が太いので痛いかもしれません。」
ええぇぇぇー!!!
ヒックマンカテーテルから入れればいいのに…
前腕に針が刺されたが、痛みは普通の点滴と変わらなかった。
骨髄液の入った袋がつながれ、ゆっくりと腕の中へ流れていく。
…………
何も起きない(゚д゚)
痛みもない。
苦しさも。
結構な量だったので時間はかかったが、それだけだった。
今晩は担当医と研修医が病院に泊まり込むらしい。
容態が急変したら大変だから当然なのだろう。
私は点滴を受けながら、そのまま眠ってしまった。
深夜、点滴を外す気配で目が覚めた。
「終わりました。」
担当医がそう言ったような気がする。
半分寝ていたので、あまりよく覚えていない。
翌朝
翌朝目が覚めても、体に特に変化はなかった。
吐き気は前からある。
痔でお尻が痛いのも前からだ。
あまりにもあっけなく終わったので、移植の直後に生存率がガクッと落ちると言われていたことすら忘れていた。
抗がん剤の影響がなくなれば、吐き気も治まってこれまでより楽になるかもしれない。
本当の地獄はここから
しかし、その考えは甘かった。
翌日から、主治医が
「骨髄移植は崖登り」
と言っていた意味を思い知ることになった。
ここから、本当の地獄の日々が始まるのだ。
初回はこちら↓
いつもありがとうございます。
いいねをいただくと大分やる気が出ます。
