今回は骨髄移植後に起きた体の変化について書こうと思う。

 

高熱との戦い

骨髄移植の翌日は体に何も変化がなかったので、少し安心してその日を終えた。

しかし翌朝になると熱が出ていた。

39℃だ。

風邪というよりも、インフルエンザにかかった時のような辛さだった。

それから毎日熱が出るようになった。

午前中に38~39℃まで上がり、夕方になると37℃後半まで下がる。

そんな毎日の繰り返しだ。

 

腹痛と下痢

吐き気もさらに酷くなっていた。

時々吐きに行くが、何も食べていないので何も吐けない。

 

腹痛も始まった。

30分に1回はトイレへ行かなければならない。

そのたびに部屋の入り口のロールスクリーンを下ろして部屋を隠す。

当然出るのは下痢だけだ。

痔も痛い( ;゚Д゚)

 

私は担当医に聞いた。

「2週間以上何も食べてないんですけど、どうして下痢が出るんですか?」

担当医が答えた。

「腸の組織が入れ替わる時に組織が剥がれますし、分泌液もありますから。」

私はさらに聞いた。

「どれぐらいで腹痛は治まりますか?」

「当分治まらないと思います。」

えええぇぇ…∑(゚Д゚; )

 

味覚が消えた

水分補給をしようとスポーツドリンクを飲んだ時に気が付いた。

全く味がしない。

「あれ?」と思ってもう一口飲んでみた。

やっぱり味がしない。

 

これは骨髄移植というより、前処置で受けた抗がん剤の影響だろうか。

あれほど甘いスポーツドリンクが、まるで水を飲んでいるようだった。

 

唾液すら飲み込めない

ノドの痛みも始まった。

最初はスポーツドリンクを飲むと痛い程度だった。

しかし、そのうち自分の唾液すら飲み込めなくなった。

痛すぎてノドが潰れたんじゃないかと思うほどだった。

 

唾液は全部ティッシュに吐き出すようになった。

スポーツドリンクも飲めなくなり、水分はすべて点滴に頼ることになった。

 

崖登り

主治医が

「骨髄移植は崖登り」

と表現していたのは、このことだったのか…

これ以上何か起きたら、もう耐えられない。

 

病室へゲームを持ち込んでいたが、やる余裕なんて全くなかった。

眠ることもできず、病室の天井や壁をぼんやり眺めながら、時間だけが過ぎていくのを待っていた。

 

 

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